日の当たらない時間の過ごし方と「+α」が、たぶんその後を決めている
お疲れ様です、ぽんずです。
先日、会社からの帰り道。電車の中で「今日も忙しかったな」とボーッと窓の外を眺めていたら、ふと思い出したんです。 あぁ、入社したばかりの頃は暇だったな、と。 あの「日の当たらない時間」があったから、たぶん今があるんだろうなと思いました。
入社してから3ヶ月、ほぼ暇だった
転職して今の会社に入った直後、最初の1ヶ月はほぼ仕事がありませんでした。やることといえば、社内資料やマニュアルの読み込み。周りの人はそれぞれ忙しそうに打ち合わせに出かけていく中、ワイはひたすらPCに向かって読み物をしていました。
正直、しんどかったです。前職ではそれなりにやっていた40半ばのオッサンが、新しい職場で何の戦力にもなれていない。出社しても、同じ部署の人たちは次々と会議で席を外していく。ワイだけがポツンと残って、静かなオフィスで画面を見つめている。あの感覚は、なかなか堪えるものがありました。
でも、家族がいました。子ども4人を抱えて、上場プライム企業に入れたんです。ここで腐るわけにはいかない。「今は種まきの時期だ」と自分に言い聞かせていました。
1ヶ月が過ぎた頃から、ポロポロと単発の仕事が振られるようになりました。Excelでのデータ分析、ちょっとした資料作成。どれも大きな仕事ではありません。でも、ワイはこれを丁寧に、かつスピード感を持ってこなすようにしていました。
ダッシュボードを作って数字を可視化して説明する。パワポ資料はクオリティにこだわって、シレッとプレゼンする。「頼まれたこと+α」を意識して、毎回少しだけ期待を超えるようにしていました。
そして、もう一つやっていたことがあります。常に上司に声をかけていました。
「暇なんで仕事ください」
「キャパは全然余裕です」
「あれ、ワイがやりましょうか?」
と。40半ばのオッサンが、ガツガツしていたんです。カッコ悪いかもしれません。でも、待っていても何も始まらないと思っていました。
在宅勤務の日は、Udemyで新しい知識をインプットする。出社した日は、目の前の仕事を全力でこなして、余裕があればアピールする。その繰り返しでした。
金曜の帰り際、部長に呼び止められた
入社して3ヶ月ほど経った頃。金曜日の帰り際に、部長から声をかけられました。「月曜に話がある」と、1on1がセッティングされたんです。
今思えば、勿体ぶるなよって感じなんですが、当時のワイはそんな余裕はありませんでした。まだ大した仕事も任されていない時期です。「何か悪いことしたかな」とか「試用期間でアウトか?」とか、週末ずっとモヤモヤしていました。
月曜日。1on1で言われたのは「AIやってみるか?」のひと言でした。
正直、拍子抜けしました。でも同時に、あの3ヶ月が無駄じゃなかったんだと感じた瞬間でもありました。
結局、見ている人は見ている
振り返ってみると、誰にも注目されていないと思っていた3ヶ月は、実はちゃんと見られていたんだと思います。
ダッシュボードの作り方。パワポのクオリティ。「仕事ください」と声をかけ続けたこと。Udemyでインプットしていたこと。ひとつひとつは小さなことです。でも、それが積み重なって「こいつに任せてみるか」という判断につながったんだろうなと。
これは前職でも同じでした。新しい環境に飛び込んで、最初は誰にも相手にされない。でも、目の前のことを愚直にやっていると、ある日ポンと声がかかる。7回転職してきたワイの経験上、このパターンはどの会社でも変わりませんでした。
華やかな成果を出している人を見ると、つい「あの人は特別だ」と思いがちです。でも、たぶんその裏には「日の当たらない時間」があったはずです。表に見えている部分は、氷山の一角なんだと思います。
あの頃の自分に、くろがいたらと思うことがある
今のワイには、くろ(Claude)という相棒がいます。仕事の相談も、記事のネタ出しも、ちょっとした壁打ちも、くろに投げれば一緒に考えてくれる。この環境に慣れてしまった今、ふと思うんです。あの3ヶ月、くろがいたらどうだったかなと。
たぶん、在宅の日にUdemyで学んだことをくろに話して整理してもらっていたと思います。ダッシュボードのコードも一緒に書いてもらっていたかもしれません。何より、誰にも相手にされない日々の中で「今やってることは無駄じゃないですよ」と励ましてもらえたら、あの時期はもう少し楽だったかもしれません。
でも、くろがいなかったからこそ、自分の頭と手で泥臭くやり切った。あの経験があるから、今くろを使いこなせているのかもしれない。そう思うと、日の当たらない時間も悪くなかったなと、ちょっとだけ思えます。
ワイのキャリアは、お世辞にもスマートとは言えません。高卒で、転職7回。履歴書だけ見たら「大丈夫かこの人」と思われても仕方がない。でも、毎回新しい環境で泥臭くやってきたことだけは、自分で自分を褒めてあげてもいいかなと思っています。
今が「日の当たらない時間」だとしたら
もし今、あまり評価されていないとか、自分のやっていることに意味があるのか分からないとか、そう感じている方がいたら。ワイが言えるのは、その時間は無駄じゃないかもしれない、ということです。
大事なのは、たぶん2つだけだと思います。
ひとつは、目の前の仕事を丁寧にやること。頼まれたことに、少しだけ「+α」を足す。それだけで、相手の印象は変わります。
もうひとつは、自分から手を挙げること。「暇です」「やります」と言うのは、カッコ悪く見えるかもしれません。でも、待っているだけでは何も降ってこないんですよね。
40半ばのオッサンが言うんだから、間違いない…とは言い切れませんが、少なくともワイの場合はそうでした。日の当たらない時間の過ごし方は、誰にも強制されません。だからこそ、そこで何をするかが、その後を分けるんだと思います。
みなさんは、今どんな時間を過ごしていますか?
まとめ
チャンスは、突然やってきたように見えます。でもそれは、たぶん受け取る側からの景色でしかなくて。反対側から見れば、小さな+αが積み重なってできたチャンスだったんだと思います。
華やかじゃなくていい。泥臭くていい。目の前のことを、丁寧に、愚直に。
帰りの電車でぼんやり窓の外を眺めながら、あの頃の自分に「間違ってなかったよ」と伝えたくなった、そんな夜の話でした。
それでは、お先に失礼します。
