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経歴は盛っていい。ただし"想像"と"空想"は全然違う

お疲れ様です、ぽんずです。

最近、自分のチームに配属になった部下の仕事ぶりを見ていて、ふと考えたことがあります。

職務経歴書って、みなさん正直に書いていますか? ワイは正直に言うと、盛りました。


立派な経歴書と、現実のギャップ

その部下は、ワイより1か月ほど前に中途入社した方です。

職務経歴書には「プロジェクトリーダーとして複数案件に従事」と書かれていました。採用時の評価は高かったと聞いています。

ところが、一緒に働き始めてすぐに違和感が出てきました。

まず、納期を守れない。合意したはずの期日に成果物が出てこない。理由を聞くと「完成はしてたんですが、マージがまだで…」とか「最終チェック中でした」と返ってくる。

ある日、担当の業務がある日に休んだことがありました。翌日出社しても「すみませんでした」の一言もない。やんわり聞いてみると、「○○さんに、ちゃんと引き継いでますんで」と返ってきました。

うん、そうだよね。でも、その穴埋めはチーム内で分担したんだよ、と思いました。

言い訳の矢印がいつも自分を守る方向にしか向いていない。経歴書の「プロジェクトリーダー」の姿と、目の前の仕事ぶりに、かなりの距離がありました。

期待値をコントロールできるかどうか

この部下を見ていて、「仕事ができる」ってなんだろう、とあらためて考えました。

  • AIを使いこなせること?

  • アウトプットが早いこと?

  • アウトプットが品質が高いこと?

  • コミュニケーション力が高いこと?

どれも大事だと思います。でも、ワイが思う「仕事ができる」は、もっとシンプルです。

相手の期待値をコントロールできるかどうか。たぶん、これに尽きると思っています。

その部下は、職務経歴書で期待値を上げるだけ上げて入社してきました。でも入社後にその期待値に届いていなかったら、同じ仕事をしていても評価は厳しくなる。

上げた期待値に対して、自分がどう応えるかを考えていたかどうか。ここが抜けていると、経歴書の「盛り」は自分の首を絞める道具になってしまいます。

0→1の空想と、1→10の想像

じゃあ、経歴を盛ること自体がダメなのか。ワイはそうは思いません。

わかりやすく言うと、経歴を盛るって界王拳みたいなものだと思っています。自分の経験値(戦闘力)をベースに、何倍かにして見せる技。でも界王拳は、元の戦闘力がないと意味がない。0に何をかけても0です。

実はワイ自身も、今の会社には"想像"側の人間として入っています。前職は田舎の工場です。都内の上場プライム企業のプロジェクトとは、品質も規模もレベルも段違い。そもそも「プロジェクト」と命名すらされていなかったものを、プロジェクトとして扱って経歴書に書いていました。

でも、ワイは入社してからなんとかやれている。同じように経歴を盛って入ってきた部下は苦しんでいる。

この差はなんだろうと考えたとき、1つの答えにたどり着きました。

0→1に盛ると無理が出る。でも、1→10に盛るならなんとかなる。

経験が1でもあれば、「上場企業の規模だとこのくらいかな」と想像ができる。足りない部分も自覚できるから、入社後に必死で追いつこうとする。

でも経験が0だと、そもそも何がわからないかがわからない。想像ではなく、空想になってしまう。

想像は、経験という土台の上に組み立てるもの。空想は、土台がないところに絵を描くもの。想像の範囲なら入社後に埋められる。でも空想だと、埋めようがないんです。

盛った側の人間として思うこと

ワイの場合は田舎の工場で、

ExcelVBAによる業務改善
パッケージの基幹システムの導入
SaaSの導入
数十台のPC入れ替えなど

を、職務経歴書では「プロジェクトの経験」として書きました。

ただ、実際にやっていたんです。小さくても、関係者を巻き込んで、スケジュールを引いて、最後まで回しきるという経験はあった。

勝手に報告会を設けて、ステークホルダーに対して形式ばった報告もしていました。ステークホルダーといっても、社長と役員2名。役員は社長の嫁と妹です。もちろん関係部署の部長と課長も呼んで、あえて仰々しくやっていました。

規模感は今と比べものにならないけど、「関係者を巻き込んで、報告して、合意を取って進める」という型は、ちゃんと経験していた。

だから入社後、規模感に圧倒されながらも「やることの本質は同じだ」と思えました。足りないのはスキルや知識であって、考え方のフレームは持っている。そう思えたから、必死に追いつけた気がしています。

もしあの経験が0だったら、今ごろどうなっていたか。正直、想像したくありません。

あ、これは「想像」ですね。経験があるから、ちゃんと怖くなれる。空想だと、このギャップが正しく測れないから、怖くもならないんだと思います。

経歴を盛る前に、1つだけ確認してほしいこと

もし今、転職を考えている方がいたら、1つだけ確認してみてほしいことがあります。

その経歴の「盛り」は、想像の範囲ですか?それとも空想の範囲ですか?

少しでも経験があるなら、自分を安売りする必要はありません。1を10に見せるくらいの背伸びは、入社後の努力で埋められます。

でも、やったことがないものを「やりました」と書くのは空想です。入社後に何が足りないかすら自覚できないまま、気づいたら言い訳ばかりの自分になってしまう。

大事なのは、盛った分だけ、入社後に本気で追いつく覚悟があるかどうか。

みなさんの「盛り」は、想像ですか?空想ですか?

まとめ

経歴は盛っていい。でも、0→1の空想と1→10の想像では、入社後の景色がまるで変わる。想像なら追いつける。空想だと、崩れる。

仕事ができるって、結局は相手の期待値をコントロールできるかどうかだと思います。上げた期待値に、自分がどう応えるか。そこに、経験という土台があるかどうかが効いてくるのかもしれません。

それでは、お先に失礼します。

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