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40代で転職したら、名刺が変わっただけで周りの態度が変わった。みじめ?いや戦略です

お疲れ様です、ぽんずです。

先日、前職でお世話になっていたベンダーさんと久しぶりに再会しました。 そのときに言われた一言が、ずっと頭に残っています。 今日は、その話をきっかけに考えたことを書いてみます。

転職前は、田舎の工場の「よろず屋」だった

前職は、田舎にある工場の情シスでした。

ネットワークが繋がらない。プリンターが動かない。インクがなくなった。ハンディが固まった。 そんな「困った」を何でも拾う、よろず屋みたいな仕事です。

社内で「とりあえずぽんずさんに聞こう」と言われるポジション。 華やかさはまったくないけど、現場から頼りにされている実感はありました。

そんな環境で、何年もお世話になっていたベンダーさんがいました。 こちらの無理なお願いも嫌な顔ひとつせず受けてくれて、本当に頼りにしていた方です。 技術的にわからないことがあれば、まずその人に相談する。 そういう関係が何年も続いていました。

40代で転職したらベンダーの態度が変わった

転職してしばらく経った頃、久しぶりにそのベンダーさんに連絡を取りました。 「新しいオフィスに来ませんか? ランチでもどうですか?」と。

久しぶりの再会で、食事をしながら近況を話していたら、開口一番こう言われたんです。

「いやー、こんな大手だと、ウチが提案できることないですよ…」

半分冗談で、半分本気の顔でした。

ワイは思わず「いやいやいや、ワイは1年前と何も変わってないですよ」と返しました。

でも、相手の態度は明らかに変わっていた。 前職のときは「ぽんずさん、これどうします?」とフランクに話していたのに、どこかよそよそしい。 丁寧というか、遠慮しているというか。

変わったのは、名刺に書いてある会社名だけです。 ワイの中身は、何ひとつ変わっていません。 同じ人間が、同じことを言っている。 なのに、相手の受け取り方が変わった。

あのとき感じた違和感は、今でもはっきり覚えています。

名刺が変わっただけで評価が変わる。これが「錯覚資産」だった

この出来事をきっかけに、ずっと頭にあった言葉が浮かびました。 「錯覚資産」です。

ふろむださんの書籍『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』で有名になった概念ですね。

簡単に言うと、実力とは関係なく、周囲が勝手に「すごい人だ」と思い込んでくれる資産のこと。 学歴、肩書き、所属企業、過去の実績。 そういった「看板」が、本人の能力とは別に、評価を押し上げてくれる。

まさに、ワイの身に起きたことそのものでした。

知識としては知っていたんです。本も読んでいたし、概念としては理解していた。 でも、自分の身に起きると、ちょっとゾワッとしました。 「ああ、これか」と。

みじめ?いや「見え方」は戦略として使っていい

ここで大事なのは、これを「悲しい現実だな」で終わらせないことだと思います。

逆に考えてみてください。 どれだけ実力があっても、見え方が整っていなければ正当に評価されない。 これ、めちゃくちゃもったいないですよね。

実力を上げるには時間がかかります。 でも「見え方」は、今日から変えられる。

職務経歴書の書き方ひとつで、同じ経験が違って見えます。 Xのプロフィールに何を書くかで、発信の届き方が変わります。 自己紹介の一言目を変えるだけで、相手の反応が変わることもある。

錯覚資産は、ズルでもハッタリでもありません。 自分の価値を、ちゃんと相手に届けるための戦略です。

高卒×転職6回が、錯覚資産を使い倒している理由

偉そうなことを言いましたが、ワイ自身、しっかり錯覚資産を活用しています。

Xのプロフィールには「上場プライム企業」と書いています。 noteの自己紹介にも、前面に押し出しています。

これはハッタリではなく、事実です。 でも、それを「書くか書かないか」で、読者の受け取り方はまったく変わる。

「田舎の工場の情シスがAI活用について語っています」と、 「上場プライム企業のAI推進担当が語っています」では、 同じ内容でも届き方が違う。中身は同じワイなのに。

正直、ちょっとずるいなと思う気持ちもあります。 でも、伝えたいことがあるなら、届く工夫をするのは当然だとも思っています。

ただ、ひとつだけ気をつけていることがあります。

看板が大きくなっても、中身まで大きくなった気にならないこと。

あのベンダーさんに「いやいやいや、ワイは何も変わってないですよ」と返した、あの感覚。 あれは、ずっと持っておきたいと思っています。

錯覚資産はどんどん使えばいい。 でも、自分まで錯覚し始めたら、たぶん終わりです。

40代の転職経験、ちゃんと「見える形」になっていますか?

ここまで読んでくださった方に、ひとつ問いかけたいことがあります。

あなたの実力や経験は、ちゃんと相手に伝わる形になっていますか?

たとえば、職務経歴書。 やってきたことを並べるだけになっていないでしょうか。 同じ経験でも、書き方ひとつで相手の受け取り方は変わります。

たとえば、Xやnoteのプロフィール。 「会社員です」で終わっていないでしょうか。 もう少しだけ具体的に書くだけで、届く相手が変わるかもしれません。

実力を上げる努力はもちろん大事です。 でもそれと同じくらい、「見え方を整える」ことにも目を向けてみてはどうでしょう。

そして、もうひとつ。

看板が変わっても、変わらない自分でいること。 コスパのいい戦略と、コスパに関係ない大事なもの。 その両方を持っておくのが、たぶんちょうどいいんだと思います。

「40代で転職したら周りの態度が変わった」のまとめ

人の評価は、実力だけでは決まりません。 「どこにいるか」「どう見えるか」で、同じ人間の扱いが変わる。 それが錯覚資産の正体です。

だからこそ、見え方を整えることは立派な戦略です。 でも、自分まで錯覚しないこと。 看板が変わっても「いやいやいや、ワイは何も変わってないですよ」と笑える自分でいたいなと思っています。

それでは、お先に失礼します。


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