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京都奈良③奈良ホテル

今回の旅のメインは、奈良ホテル滞在。

前回奈良に来たときは、ホテルの門柱のところでレンタサイクルを停め、写真だけ撮ったのを思い出す。


今回は門の中へ
写真で見た世界が待っている


少々興奮して、見たところ全部写真に撮りたくなる。


いよいよホテルが見えてきた
ドキドキしながらひとり玄関へ向かう
しかしとんでもなく汗だくだ
クラシックー!

30数年前、蒲郡クラシックホテル(当時は蒲郡プリンスホテル)に宿泊したことがある。
雑誌で取り上げられる木造のクラシックホテルを見るうち、いつかは奈良ホテルと思っていた。

ビジネスホテルで充分だと言う夫を適当にあしらいながら、予約さえ取れればこちらのもの。

フロントがチェックインの客で混雑していて、ロビーに案内された。

アインシュタインが弾いたピアノ


エントランスホールは狭いけれど
吹き抜けの天井が特別な気分に


フロントで夫が、あるお願い※1をしている。
「古い木の匂いがしますね」と話しかけると、お相手をしてくださったホテルマンから「そう言っていただけて嬉しいです」と。
外国人のお客様の中には、ご理解いただけないこともあるとか。
エントランスを入った瞬間のあの匂いを、木の経年によるものと思うか、古臭いと思うかは人それぞれだ。
たまに、ギギッと音をたてて軋む木の階段も、味があっていい。

高いホテルに泊まらなくてもと言っていた夫も、すっかりご機嫌だ。


二階から玄関を見下ろす
赤い絨毯が印象的


ホテルのバスで駅前に行き、居酒屋で飲もうかと思っていたら、ホテル内で季節限定のビアテラスを営業していて、そちらでいただくことに。


興福寺が見える芝生のテラス
生駒山のむこうに見えた花火は
万博会場のものらしい
3杯目はウーロン茶


※1フロントで夫がお願いしていたのは
締めのカップ麺😅
トレイに載せていただいて
美味しくいただきました


チェックイン時にフロントで、調度品を拝見するのを楽しみにしていましたと伝えると、美術品&調度品めぐりというパンフレットをくださった。
全部は見られなかったけれど、特別な時間を過ごさせていただいた。


不思議な組み合わせ
日独の和洋折衷様式は
辰野金吾の設計思想の凝縮という


1997年の葺き替えで下ろされたという
創業当時の鴟尾(しび)
東大寺や唐招提寺でもみられる
うちのダイニングにもミニチュアが😅


マントルピースに代わり
大正時代に作られたスチーム暖房


オードリー・ヘップバーンが
この和風シャンデリアをバックに
家族写真を撮ったという


客室はこんな感じ


マントルピースの上に青い壺
よく見なかったけれど青磁かな
『青い壺』を読んだばかりで
青磁の壺にツボる


朝は茶粥定食をチョイス
品揃えもお値段も夕食級😆
茶粥をおかわりしようとしたら
夫に「ええっ!?」と言われて
あきらめた😢茶粥美味しかったな


無尽蔵
平成5年の皇太子御成婚を祝し
東大寺別当が揮毫した扁額


チェックアウトの際、フロントの後ろにあるカッコいい鉄の扉について尋ねてみた。
創業当時の金庫とのことで、今はこんなものが入っていますと、開けて見せてくださった。
無尽蔵のお金ではなく、紙のファイルが並んでいた。

奈良ホテル
とても快適に過ごせました
また来たいです

ホテルは一夜の宿と思えば、お風呂とベッドがあればいい。
でもそれだけじゃない、+αがあるから思い出深くなる。

戦時中に金属を供出しても、GHQに壁面をペンキで塗るよう言われたときにも当時の支配人は譲らず、明治の建築を守ってきた。そんな奈良ホテルの歴史を感じることができた。

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