老後の幸せとは?|孤独にならない過ごし方のヒント
老後は「何もしない自由」が幸せだと思っていませんか。おひとり様の生き方を見つめ直しながら、孤独にならないための小さな行動と、これからの暮らしのヒントを綴りました。
老後の幸せとは?
『団地メシ』から見えたおひとり様の過ごし方
最近、『団地メシ』(藤野千夜・著)を読んで思ったのです。
老後の幸せは、「何もしない自由」ではありません。
おひとり様が孤独にならずに生きるために必要なのは、
自分から動き、誰かとゆるく関わり続けることだと。
夫の三回忌の席で、70歳のゆりがぽつりと言います。
「私も、どこかで働こうかしら」
でも家族は、「今さら何を」と相手にしない。
その中で、16歳の孫の花だけが「いいと思う」と言うんです。
学校になじめない花と、ひとり暮らしのゆり。
そんなふたりが、団地の中にある古いカフェや食堂をめぐりながら、少しずつ時間を重ねていきます。
ゆりにとって団地は、懐かしい記憶の場所。
花にとっては、「エモい」世界。
世代の違うふたりが、同じ景色を違う意味で味わっている。
その関係が、なんともいいのです。
物語の終わりに、ゆりはこうつぶやきます。
「私って、しあわせかもしれない。いや、しあわせわ」
おひとり様の幸せって、
「何もしない自由」ではないのかもしれない。
むしろ
誰にも縛られず、ちゃんと社会とつながっていること。
それを「しあわせ」と呼ぶのではないか、と。
老後に孤独にならないための3つの行動
働く、つながる、楽しむ
じゃあ、どうすればいいのか。
それはとてもシンプル
●働けるなら、形を変えてでも続ける
→仕事は「収入」以上に「居場所」になるから
●人と小さく関わる
→深くなくていい。少しでいい。それでも孤独はやわらぐ
●楽しみを自分でつくる
→受け身ではなく、自分から動くこと
老後の幸せは、
「楽に暮らすこと」ではなくて、
ちゃんと関わり続けることなのだと思います。
老後の過ごし方で変わる幸福度
ゆるく社会とつながるという選択
年齢を重ねるほど、
人は「静かに、穏やかに」と言われがちです。
でも本当は
・年齢で止まらないこと
・誰かとゆるくつながること
・日常を自分で楽しみに変えること
こんな考えを持っている人のほうが、
ずっと「生きている実感」を持っている気がします。
老後の幸せは、
「何もしない自由」ではないく、
動いて、誰かとゆるやかに関わり続けること。
終活のその先へ
おひとり様の人生を「物語」として残す
私たちは「終活」と言うと、
どうしても整理や片づけを思い浮かべるけれど、
本当は
「これまでの人生を、どう物語として残すか」
なのではないか、と。
エンディングノートも大切だけど
ひとりひとりの人生を「物語」として残す
ナラティブZINEをつくりたいと思っています。
誰かのためだけじゃなく、
自分自身が、自分の人生を好きになるために。
どう生きたかを、自分の物語として残すこと。
それが、これからの「終活」のかたちかもしれません。
