✈️マレーシア教育移住1年目の教科書📖学校選びからビザ、生活費まで、エージェントに頼らなくてもすべてが分かる!
はじめに
いま、親子での海外教育移住がトレンドになっています。
「このまま日本の学校で学ばせて大丈夫だろうか?」
「この子が大人になるころ、日本はどうなっているのだろうか?」
このような不安を感じているのは、あなただけではありません。
すでに多くの家族が行動していて、私の子どもたちが通うマレーシアのインターナショナルスクール(以下、インター)では、2024年に日本人の生徒数が過去最多となりました。
その一方で、海外教育移住に興味はあるものの、躊躇する人もたくさんいます。
人生を大きく変える決断ですから、迷うのは当然のことです。
本記事は特に
どこの国がよいか分からない
英語が話せないので不安
サラリーマン家庭なので経済的に厳しい
海外での生活がイメージできない
などの悩みで、行動できない人のために書きました。
いまは、インターネットやAIから多くの情報が手に入る時代です。
しかし、その情報量の多さが判断軸を狂わせ、行動を妨げることがあります。
かつての私がそのひとりでした。
そこで本記事では、私が遠回りをしながらもたどり着いた、マレーシア教育移住の決断から移住までのロードマップ、さらに移住生活のリアルを約11万文字にわたって紹介しています。
これを読めば、モヤがかかっていた視界がスッキリとし、お子さまのために選ぶ道がきっと見えてくるに違いありません。
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「子どもの成長は、待ってくれない」
これこそが、多くの親があせりを感じる最大の理由ではないでしょうか?
だからといって、すべて自分でやろうとすると、自信と勇気が持てず行動が先のばしになったり、リサーチに膨大な時間をかけ過ぎて、気づいたころにはお子さまのベストなタイミングを逃してしまいます。
もしくは、あせりから冷静な判断ができず、不要なエージェント費用で数十万円を失ったり、移住後のギャップに戸惑い「こんなはずじゃなかった」と、不本意に本帰国をすることになりかねません。
しかし、本記事を読めば、エージェントに頼らなくても何をいつまでにどうするべきかが明確になり、最短ルートでマレーシア教育移住を実現できます。
さらに私たち家族が過ごした1年間を追体験することで、移住後のギャップを減らし、慣れない海外生活をスムーズにスタートさせることができるようになるでしょう。
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改めまして、sachiです。
13年間、地方の大学職員を勤めた後、形骸化する高等教育と日本の未来に絶望して転職。
自分の子どもには「絶対に日本の大学には行かせない」と心に決め、海外大学進学という出口から逆算して、2024年、家族全員でマレーシアのペナン州に移住をしました。
家族構成は私と妻、当時小学3年生の長女と年少の長男の4人です。
妻は専業主婦で、経済的に裕福ではありません。
さらに夫婦そろって英語は話せませんが、それでもいまこうして異国の地で、工夫をしながら費用を抑え、楽しい毎日を送っています。
だから安心してください。
あなたが思っているほど、海外教育移住は「手の届かない世界」ではないのです。
私がこの記事を書くことにしたきっかけは、「マレーシア教育移住の素晴らしさを伝えたい」その一言につきます。
もともとマレーシアには好意的な印象を持っていましたが、実際に住んでみて確信しました。
温暖な気候に、温厚で子どもにやさしい人々。
違いを認める風土と、他民族・他宗教が暮らす理想的な共存社会。
ここには、子どもたちが多様な価値観に触れ、のびのびと成長できる最高の土台があります。
それは、同質性が高く、幼少期から激しい比較競争にさらされる日本社会では得られなかった環境です。
友だちの国籍も知らずに仲良く遊んでいる子どもたちの姿を見ていると、「きっとこの環境で育った子どもたちは、世界を良くしてくれる」と、心から感じてなりません。
また、海外移住という挑戦は、私たち親も大きく成長させてくれます。
少し想像してみてください。
仕事も暮らしも人づきあいも、すべてリセットされ、常識という言葉が辞書から消える世界を……。
それを楽しめる人もいればストレスに感じる人もいますが、間違いなくいえることは、タフになります。
中でもマレーシアは、広く英語が通じ、差別を感じることがなく、子どもが騒いでも怒られず、食事が美味しく、治安がよく、都会と自然のバランスがちょうどよい国です。
特にはじめての海外移住先であれば、これ以上ない理想的な選定先だと思います。
子どもたちに待ち受けているのは、私たちが経験したことがないような、変化が激しく、柔軟性が求められる未来です。
そんな激動の未来を生き抜くために、私たち親がしてあげられることは、「愛情」と「環境」という2つのギフトを与えることではないでしょうか?
本記事が、あなたとお子さまの将来への可能性を無限大に広げる一助になることを、心から願っています。
⚠️購入する前に
✅本記事の内容は、2026年4月時点の情報に基づいています。マレーシアは変化のスピードが非常に速い国です。記載された情報が古い可能性も十分にありますので、内容そのものよりも「価値観」「行動のスタンス」「調べ方」「現地の雰囲気」などを参考にしていただけたら幸いです。
✅本記事はあくまでペナン州に住む私たち家族の実体験に基づいています。他州では事情が異なる可能性があることをご理解ください。
✅本記事では一部、生成AIで作成した画像を掲載しております。
✅本記事では1リンギット35円で計算しています。為替は日々変動するため、実際に計算する際はリアルレートを参照してください。
✅本記事に掲載しているハイパーリンクは、リンク先の都合により正しく参照されない場合があります。
✅本記事は、著者の経験や知見に基づいた情報提供を目的としており、特定の結果や成果を保証するものではありません。記載された情報を利用したことによる損害・トラブル等について、著者は一切の責任を負いかねます。
第一章 日本脱出計画
「なんでマレーシア?」
これまで何度も投げかけられた質問です。
普段、日本で生活していると、マレーシアを意識する機会はほとんどありませんので、不思議に思われるのも無理はないでしょう。
この問いに対して、私はいつも次の7つの理由を説明しています。
理由1 「日本の未来に絶望した」
理由2 「震災が怖い」
理由3 「日本の大学に進学させたくない」
理由4 「治安や費用のバランスがよい」
理由5 「経済発展する様子を肌で感じたい」
理由6 「ダイバーシティな環境に身を置きたい」
理由7 「子どもにやさしい人たちに囲まれたい」
実際に暮らしてみて、これら移住前のイメージと違ったと感じるものは、いまのところありません。
むしろ、マレーシアを選んでよかったと実感できる理由が増えたほどです。
それではこれらの背景について、詳しく話していきます。
少し長くなりますので、マレーシアに行く覚悟が決まっている人、すでに現地に住んでいる人は、この章をスキップしても問題ありません。
なぜ、大学職員の私が日本の未来に絶望したのか?
「2050年に日本の人口は3300万人減少する」
当時在籍していた大学の入試課では、人口動態や出生数に関する資料が頻繁に出回っていました。
そこで目にしたのが、国土交通省から公表されている、この恐ろしい未来予測だったのです。

未来人口は年齢構造や出生数、死亡率から、高い精度で予測が可能だといわれています。
つまりこのグラフは、ほぼ確定している日本の未来です。
3300万人は、北海道・東北・四国・九州・沖縄を合わせた人口に匹敵します。
そこに住む人々が消滅した後の日本の姿が、想像できますか?
当たり前のように存在している24時間営業のコンビニや、注文した翌日に届くAmazon、きれいに保たれた道路や街路樹、各種インフラは、圧倒的なマンパワー不足により維持が難しくなっているでしょう。
人々は利便性を求めてより一層都市部に集まるようになり、地方自治体の多くはゴーストタウンと化します。
当然、マーケットは縮小し、企業の多くは倒産。
もしくは、日本国内だけで安定して収益を上げることは、確実に困難になります。
この衝撃的な未来が、自分がまだ現役で働いている時代に到来すると知った時、背筋が凍りました。
さらに恐ろしいことに、国はその深刻な予測を発表しておきながら、効果的な少子化対策も移民政策も、未だに打ち出せていません。
私がこの資料を見た当時、年間の出生数は100万人をわずかに超えていました。
それが2025年には67万人にまで減少。
あろうことか、これは当時の推定よりも15年も早いペースで進んでいるのだそうです。
残念ながら、日本の未来にベビーブームの到来を期待することに意味はありません。
世界の真実の姿を記した世界的ベストセラー『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』には、先進国の少子化は必然であることの理由が、データに基づき書かれています。
それに、仮にいま奇跡的な出生数の回復が起こったとしても、その世代が子どもを産むようになるのは、その20〜30年後。
人口が本格的に回復するには、さらにその20~30年後という気が遠くなるような年月が必要なのです。
このまま日本で暮らしていたら、わが子は確実に衰退する社会を生き抜かねばならない。
それだけは避けたい!
そう強く思ったことが、教育移住を決意した最大の理由です。
東日本大震災を経験したからこそ
日本の未来を考えるうえで、どうしても無視できないのが震災リスクです。
私自身、大学職員の勤務中に東日本大震災を経験しました。
そのときに学生の尊い命が失われたことを、いまでも忘れることができません。
そして今後日本には、被害想定額ではその何倍にもなる大規模災害が待ち構えています。
たとえば、南海トラフ地震や首都直下型地震は、いずれも今後30年以内に80%の確率で発生すると予測されており、それが数十年後かもしれないし、明日かもしれません。
さらには富士山の噴火だって、子どもたちが生きている時代に発生する可能性が十分にあります。
だれにも確実なことはいえませんが、少なくとも私には、日本列島全体が時限爆弾の上に乗っているようにしか見えないのです。
先ほど触れた国土交通省の人口予測には、こうした大災害の影響は含まれていません。
現在の日本に戦後のような復興エネルギーが残っているとは考えにくいので、万が一巨大地震が発生すれば、甚大な人口喪失、流出が起こり、国の再建は絶望的になるでしょう。
孫の世代にまで、その傷跡が残る可能性すらあります。
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さらに深刻なのが、人口減少が進む中で日本の人口がますます東京に一極集中しているということです。
先ほど紹介した大規模災害の被害想定エリアには、東京が含まれます。
国家としての危機管理を考えれば、将来起こりうる震災に備えて、社会機能を地方へ分散する必要があるはず。
それにもかかわらず、東京ばかりに人が集まり続けている現状に、私は強い違和感を覚えます。
そして、もし子どもたちが日本で育ち社会人になれば、多分にもれず東京で暮らし、そこで被災する未来だって十分にありえるのです。
考え過ぎだと思われるかもしれませんが、私たち家族としては、たとえ発生確率が低かろうとも、命を脅かす規模の震災に巻き込まれるリスクは、できる限り減らしたいと考えています。
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その点、特に私たちが暮らす西マレーシア(ペナン州)は、活発なプレート境界から地理的に離れているため、地震の心配がほとんどありません。
日本では目にしない細長い建物は、地震が来ない国ならではの新鮮な光景です。

マレーシアは世界でも有数の「天災リスクが低い国」といわれていて、台風も来ないことが、同じく教育移住先として人気の高いフィリピンとの大きな差だと感じています。
ヘイズ(大気汚染)や洪水といった災害はあると聞いて来ましたが、いまのところ一度も経験していません。
たまに起きる停電や水道障害への備えは必要になりますが、命の危険をともなう震災におびえない暮らしは、精神的にも大きな安心感があります。
日本の大学は◯◯発行所
教員や医師など、なりたい職に就くために必要なステップでもない限り、私は子どもを日本の大学に進学させたいとは思いません。
これは、職員として大学の裏側を見てきたからこそ強く感じていることです。
かつての大学は、真に知を探求する場所でした。
そのせまき門は、志の高い選抜された一部の人にのみ開かれており、「最高学府」という矜持が確かに存在していたのです。
大学職員として同窓会業務を担当していた頃、学生運動が盛んだった時代の卒業生と話す機会がありました。
彼らが熱く語るのは、教授と徹夜で議論を交わした日々、仲間とともに理想の日本を追い求めたキャンパスライフ…。
当時の卒業アルバムには、そんな学びを純粋に楽しむ学生たちの姿が残されていました。
それにくらべ現在の大学は、そのほとんどが「学位発行所」に成り下がっています。
少子化にもかかわらず規制緩和で大学数は増え、選抜性が失われたことで大学はせまき門から大衆化の道をたどりました。
1960年代は10〜20%だった進学率は、2024年には59.1%を超え、もはや「とりあえず大学に行く」雰囲気ができあがっています。
さらに深刻な問題は、「出席さえしていれば卒業できてしまう」構造です。
日本の大学は、4年間で確実に卒業させることが運営側の至上命題になっています。
なぜなら、最大のステークホルダーである保護者が大学に期待していることが、「専門領域における子どもの成長」よりも、「ストレート(4年間)で卒業させてくれること」と「就職させてくれること」だからです。
大学もそれを理解しているため、卒業率(学生が4年間で卒業できる確率)や就職率を、募集活動の宣伝文句に利用しています。
さらに、企業側は学歴や年功を重視しており、訳ありと判断されやすい留年生は、新卒一括採用文化では大きなハンデです。
大学としても卒業率や就職率の数字が下がるので、そんな留年生を極力出したくありません。
その結果、日本の大学は進級や卒業のハードルを下げてまで、大学生を留年させないように苦心しているのです。
こうして大学生活は就職のための形式的な通過儀礼となり、本質的な学びはどこかへと消え、次のような特徴を持つ「卒業さえすればよい」と考える学生が量産されました。
時間ギリギリに教室へ入る
平気で遅刻をする
前方の席には座らない
授業中は発言せず、静かにやり過ごす
挙手や質問はしない
居眠りをする
友だちに出席を頼む
休講によろこぶ
マンガ以外の本は読まない
卒業単位分しか履修しない
そして卒業後には、なんの専門性も身についていない、高卒に毛が生えた程度の大卒が誕生します。
このような大学に何百万円も払う価値が、本当にあるのでしょうか?
一方で、欧米の大学では就学状況によって落第、退学、専攻継続不可が当たり前。
しっかり勉強をしなければ、卒業はもちろんのこと次のステップにも進めない構造になっています。
AIの台頭により、子どもたちが進学するころには、世界的にも大学の存在価値は低下しているかもしれません。
それでも可能性として大学進学を視野に入れるなら、日本ではなく、最初から海外で学びはじめたほうが、ずっと選択肢は広がるはずだと考えました。
こうして選ばれるマレーシア
子どもを海外で学ばせるのであれば、欧米やオセアニアの公立学校も候補に入ります。
しかし、いきなりネイティブレベルの英語力を求められる生活環境は、親子ともどもハードルが高い。
それにくらべ、アジア圏のマレーシア、シンガポール、フィリピン、インドは、日本からの距離が近く、それでいて日常的に英語が広く使われていることから、留学先として高い人気があります。
その中でも、治安、インターの数、生活費や授業料、天候、地政学的リスクなどを総合的に判断して、最もバランスがよいのがマレーシアだという結論に至りました。

ちなみにインターの数だけでいえば、首都クアラルンプールやその近郊のほうが圧倒的に多いです。
しかし、長らく田舎暮らしをしてきた私たちにとっては、都会過ぎる環境は落ち着きません。
それに、せっかく常夏の国に住むのだから、海が見える暮らしがしたい!
そのすべてを叶えてくれるのが、「東洋の真珠」とも称されるペナンだったのです。
全身で感じる、マレーシアのエネルギー
私は映画『ALWAYS 三丁目の夕日』に描かれた時代が大好きです。
日本が高度経済成長期に入り、暮らしは貧しくても社会には温かさがあり、子どもたちは自然の中でのびのびと成長し、となり近所が互いに支えあって生活していました。
マンガだと『20世紀少年』の主人公、遠藤ケンヂの幼少期がドンピシャです。
当時とくらべて、現在の日本はどうでしょうか?
生活は格段に便利になり、インフラも整備され、労働時間は短縮されてきました。
それなのに、社会全体には閉塞感がただよい、近所づきあいは希薄になり、生活には不安がつきまとい、テレビをつければ悲観的なニュースばかりが流れています。
この状況で子どもの未来に希望を持てるか?と問われると、どうしても懐疑的にならざるを得ません。
ところが、マレーシアは真逆です。
世界銀行の基準では、いまなお「発展途上国」に分類されていますが、実際に暮らしてみると経済成長の真っただ中にあるエネルギーを全身で感じます。
新しいホテルや高層ビルが次々に建設され、海外から出稼ぎに来る労働者は後を絶ちません。

年齢の中央値は31歳(日本は49歳)と若く、働き世代、出産世代が多くいるため、2025年5月時点で約3600万人の人口が、2050年には約4300万人に増加する予測となっています。

人口の増加は、経済成長に不可欠です。
実際にマレーシアではコロナ禍の2020年を除き、直近10年間すべてにおいて3%以上の経済成長を達成しています。

ここには私が好きな時代の日本に似た、成長する社会が持つポジティブなエネルギーと勢い、未来への期待感があります。
それは、現在の成熟し切った日本社会では、見ることが叶わない光景でしょう。
たとえ経済水準は高くても、長年にわたって成長が停滞し閉塞感ただよう日本より、成長のダイナミズムを感じることができるマレーシアで暮らしたほうが、子どもにとってはよい影響を受けるはず。
そう考えたことが、私たちがマレーシアを選んだ5つ目の理由です。
もし、私の予想がはずれ、将来的に日本がV字回復を遂げてくれたら、そのときは日本に戻ってきてグローバル人材として活躍する道を選ぶことだってできます。
全人類共存のモデル国家
教育の目的は、「サバイバル能力を身につけさせること」だと、私は常々考えています。
言いかえれば、どんな環境でも生き抜く力です。
「こんなにも恵まれた国に生まれたのに、なぜあえて海外に?」
自ら安定した日本の生活を捨てて海外に移り住む私たち海外移住者に対して、そのような意見を投げかける人もいます。
いうまでもなく、日本は世界に誇れる国です。
医療保険や年金の制度は整備され、田舎でも一定水準の教育が受けられる。
清潔なトイレが無料で使え、フードコートではバッグを置いて席を確保できる。
これらがいかに素晴らしいことか、私もよく分かっています。
確かに、いまの恵まれた暮らしがずっと保証されるのであれば、リスクを冒して海外に出る必要性は高くありません。
日本の学校で勉強し、日本の企業に就職するというレールから外れずにいれば、一定の「安定」は得られるでしょう。
しかし、子どもたちに待ち受けている未来は、衰退していく日本経済と私たちの想像を超えるスピードで変化する国際社会。
だからこそ、変化の中で生き抜く力を身に着けるための教育が求められるのです。
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日本の学校で優等生になっても、無人島では生き残れません。
では、「インターで学べばその能力が身につくのか?」
その質問の答えは、私にもまだ分かりません。
IB(国際バカロレア)カリキュラムが、私の理想に最も近い教育だと考えています。
しかし、マレーシアにあるインターの多くはイギリス式カリキュラムを採用していて、どちらかというと知識重視。
日本の教育とも似ています。
それよりも私が魅力に感じているのは、マレーシアという国そのものです。
人口の約7割を占めるマレー系に加え、中華系、インド系、そしてアジア各国からの出稼ぎ労働者が暮らす人種の多様性。
そこで日常的に使われる複数の言語と、信仰する多様な宗教。
世界では宗教や民族による対立が絶えない中、マレーシアではこんなにも文化や価値観が異なる人たちが共存しています。
それはもう奇跡と呼ぶにふさわしい。
それぞれの宗教行事を尊重し、違いを受け入れる彼らの姿勢は、常識を押しつけ、宗教に理解を示さず、違いを認めようとしない、同質性の高い日本人のそれとは大違いです。
子どもたちには、理想的な多文化共存社会を実現しているマレーシアで、柔軟にものごとを考えられる大人に成長してほしいと願っています。
海外移住を決定づけた、ディズニー旅行
「絶対に日本から出てやる!」
そう決心したのは、親戚一同、総勢13名でディズニー旅行をした時のことです。
まだ小さかった長女をベビーカーに乗せ、エレベーターを探し回りながら移動していた私は、みんなについていくのが精一杯でした。
ようやく舞浜駅に着いて、ほっと一息。電車を降りると目の前にちょうどエレベーターがあり、扉が開いていました。
「これでみんなとすぐに合流できる」
と、段差に気をつけながらゆっくりベビーカーを押して向かったその瞬間、我先にと、電車から大勢の乗客が猛ダッシュでエレベーターに駆け込んだのです。
その様子にあっけにとられていた私たちが最後に乗り込むと、定員オーバーのブザーが鳴り響きました。
次の瞬間、私はなにが起こっているのか状況が理解できませんでした。
なぜなら、だれひとり、降りようとしないからです!

確かに私たちは最後に乗り込みました。
しかし、他に乗っていたのは女子高生や大人ばかり。
私たち以外、エレベーターを必要としている人がいないことは明らかでした。
それにもかかわらず、私と目をあわせないように、うつむく人々。
気まずく静まりかえるエレベーター内にブザー音が流れ続けても、「お先にどうぞ」の、たった一言が聞こえてきません。
ついに、しびれを切らした私たちはエレベーターから降りました。
この時の、怒りを通り越してみじめで情けない感情は、いまでも忘れることができません。
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田舎に住んでいると、日本社会が「子どもに冷たい」と実感する機会は少ないです。
園児の声に苦情が寄せられる、ベビーカーでバスに乗ると冷たい視線が向けられる。
そのような話を聞いても、どこか違う世界の話だろうと思っていました。
だからこそ、この時の体験は心底ショックだったのです。
日本は、バブル崩壊後の景気対策として、女性の社会進出を後押ししてきました。
その結果、性別に関係なく社会で活躍できるようになり、生産性は上がりましたが、その代償として晩婚化が進み、結婚率や出生率が低下したのです。
とりわけ労働人口の多い東京都などでは、子どもが少数派になり、そのかけがえのない存在への理解や寛容さが薄れているように感じます。
「子どもにやさしくない国に、明るい未来はない!」
これは統計とかの理論的な話ではなく、そのような社会を肯定したくない私の感情論に他なりませんが、この体験が、海外移住を強力に決定づけました。
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一方でマレーシアは、移住者の多くが口を揃えて「子どもにやさしい」といい、例を挙げるとキリがないくらい、私自身もそれを実感する毎日です。
バスが混んでいると、お年寄りまでもが長男に席をゆずってくれますし、もし私が舞浜で体験した出来事がマレーシアで起きたとしたら、100%代わりにエレベーターから降りてくれる人が現れると断言できます。
それほどマレーシアでは子どもは、宝物のように大切にされる存在なのです。
お陰で親は周囲に気をつかいすぎず、怒る回数も減り、のびのびと子育てができるようになります。
そして、心理的安全性が高い社会の中で育つ子どもは、自己肯定感が高まり、挑戦を恐れず、精神的にも強い大人へと成長していくのです。
【コラム】日本人のパスポート保有率は減少傾向!?
外務省の統計によると、日本人のパスポート保有率は2024年時点でわずか17.3%しかありません。
6人中5人は、海外への扉に手もかけていないのが現状なのです。
他国とくらべてみても、アメリカ約50%、韓国約40%、台湾約60%と、その差は歴然。
さらに観光庁の調査では、19〜25歳の若者の57.3%が「海外旅行に行きたいと思わない」と答えています。
「便利で平和な日本から出る必要がない」
「海外は高くて行けない」
パスポートを持たない理由について、このように答える人たちが多いそうですが、心のうちはどうでしょうか?
このまま人口が減り続けたら……
このまま物価が上がり続けたら……
大地震が来たら……
そんな不安を心のどこかに抱えつつも、なるべく考えないようにして毎日を過ごしていませんか?
「不安におびえて暮らせ」
というわけではありませんが、ゆでガエルにならないためにも、有事の際に逃げられる選択肢を用意しておくことは重要です。
また、このまま日本が低成長を続け円安が進行すれば、むしろいまが最も安く海外に行けるタイミングになるかもしれません。
戦争やパンデミックが起き、再び自由な渡航が制限される可能性だってあるのです。
こんな言葉があります。
若いときは、時間と健康はあるけれどお金がない
中年は、健康とお金はあるけれど時間がない
高齢者は、時間とお金はあるけれど健康がない
つまり、多くの人にとってすべてがそろったベストな時期は、待っていても訪れないということです。
それならば、タイミングなど気にせず、思い立ったらすぐに行動しましょう!
第二章 志望校選びの3ステップ
ステップ1:徹底的にリサーチする
本格的に移住に向けて動き出したのは2020年。
新型コロナウイルスが猛威をふるい、世界中で海外渡航が制限されていた時期でしたが、実際に動けなくても準備だけは進めておこうと考えました。
まずは長女をネイティブ講師がいる英会話教室に通わせましたが、自宅から距離があったため、通えるのは週1回が限度。
それでも、フィリピン人、ロシア人、アメリカ人の先生が在籍しており、「外国人と話すことへの抵抗感をなくす」という点では、一定の効果があったと感じています。
当時はまだ少数ながら渡航を再開している国もあり、フィリピン、マルタ、ドバイなどの短期留学も検討。
見積もりを取り、資料をまとめては妻にプレゼンしていたのも、いまとなっては懐かしい思い出です。
しかし、第3波、第4波、第5波と感染者数は増減を繰り返し、タイミングを見極めるのが難しい状況が続き、加えてPCR検査やホテル隔離への心理的ハードルも高く、結局どこにも行かないまま時間だけがすぎていきました。
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2021年になると、マレーシアのインターについて具体的な調査をスタート。
このころはアメリカ式カリキュラムに興味を持っており、実際にマレーシアで親子留学をしている人に連絡を取ったりもしました。
現地視察をしたかったのですが、当時のマレーシアはロックダウン中。
現実的に渡航できる状況ではありませんでした。
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そうして時は流れ、2022年に長女が日本の小学校に入学。
できればこのタイミングで移住したかったものの、日本国内にはまだ海外渡航に前向きな空気はなく、足踏み状態が続きます。
一方で、このころからマレーシアの学校では通学が再開され、それに伴い現地のリアルな情報が入ってくるようになりました。
ここから、リサーチのギアを一段上げることになります。
ℹ️参考にした情報源
🔹LINEオープンチャット「マレーシア教育移住MY」
教育移住・留学サポートエージェントの株式会社Globridgeが運営する、日本最大規模のマレーシア教育移住コミュニティです。
もともとは個人運営でしたが、途中から管理人がエージェント業をはじめられたため、情報にはプロモーションや一定のバイアスが含まれるようになりました。
管理者の判断で強制退会になることもあるため、発言には注意が必要です。
ただ、メンバー数が非常に多く、調べても分からないことを質問すると回答が得られるケースが多いため、移住前は大いに助けられました。
🔹LINEオープンチャット「やさしいマレーシア教育移住MY」
こちらの管理人はエージェントではなく、教育移住者でもありません。
メンバーの自由な発言を尊重する姿勢が徹底されており、全体的にとても雰囲気のよいコミュニティです。
私自身も、発言のしやすさはこちらのほうが上だと感じています。
一方で、メンバー数は前述のチャットより少ないため、情報量や質問へのレスポンスはやや控えめです。
🔹ブログ「Go for it」
教育移住・留学サポートエージェントの株式会社GFIエデュケーションズが運営するメディアです。
中でも「学費別マレーシアインターナショナルスクール一覧」の記事は非常に見やすく、学校比較の軸として重宝します。
メールで質問した際も、とても丁寧に対応していただき、好印象でした。
🔹その他(SNS、noteなど)
ある程度学校を絞り込んだら、学校名で徹底的にエゴサーチをします。
在学生の保護者による投稿や、独自の視点で分析している記事がSNSやnoteにたくさんあるので、それらを読みくらべながら情報を整理。
さらに深ぼりたいときには、直接メッセージを送って質問をしました。
※ 蛇足ですが、情報整理にはマインドマップが非常に便利です。私は仕事でもプライベートでも、Xmindというフリーソフトを長らく愛用しています。

こうして時間をかけて調査を重ねた結果
クアラルンプールにくらべて学費が抑えられること
海が近くにあること
都会過ぎないこと
この3点が決め手となり、移住先のエリアにペナンを選びました。
ここから先は
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