The Roots / Do You Want More
こんにちは!
今年1月に発売30周年を迎えたThe Rootsのセカンドアルバム、Do You Want More?!!!??!のアルバムと各シングルスを紹介します!
の前に。
前回はThe Pharcydeのセカンドアルバムを紹介しましたので、冒頭ではThe Pharcydeが1994年にO.S.T. / Stolen Moments (Ret Hot + Cool)に提供した楽曲、The Rubbers Songのシングルを紹介します。

The Rubbers Songはプロモーションプレッシングのみでシングルカットされていますが、その裏面収録曲がThe Roots / Proceed IIになります!
The Rootsの楽曲については、ジャケット付き正規盤がリリースされています!

The Roots with Roy Ayers / Proceed II
Roy Ayersのバイブの涼しげな音色も心地よい、秋の夜長に聴きたい名作ですね!
このシングルに収録されたProceed VのDa Beatminerzによる地獄のリミックスも大人気です!黄泉の国から舞い降りた悪魔のような秀逸すぎるリミックス!
Do You Want More!???!!?のアルバム紹介の前に絶対に触れておかなければならないEP、From the Ground Upがあるので、続いてその作品紹介から!

恐らくDo You Want More?!!!??!関連のシングルとしてはこれが最も早く世に出たレコードかと思います!
1994年にThe RootsはUKのTakin' Loudと契約し、このダブルパックプロモーションシングルが作られました。片面一曲のみで収録された高音圧を誇る2枚組レコードで、Mellow My Man、Distortion to Static、Dat Skat、Worldwideを収録。
洗練された端正な音づくりが完璧すぎるMellow My Manが特大の溝で収録されているのは最高です!

こちらもTakin LoudよりのリリースとなるFrom the Ground Upですが、ほとんどの楽曲がアルバムDo You Want More!???!!?に収録されています。GeffenがこのEP丸ごと買い取って、数曲を加えアルバムとして再リリースしたということですね!
Dr. Dreの右腕としてもお馴染みのキーボード奏者Scott Storchも参加しています!

From the Ground Upにはファーストアルバムに収録されたThe Sessionが再収録されています。Shorty No MassやLord Aquil(Aaqil)も参加した12分を超える長さのパッシーカット(Posse Cut)!

この時点での曲名のクレジットはDo You Want More?!となっており、まだ?!!!??!の表記は加えられていませんね。Beat Mixは本作のみに収録!
The Roots / Do You Want More?! (Beat Mix)

The Rootsのプロデューサー兼ドラム担当、Questlove (?estlove)のクレジットはB.R.O.Ther?になっていますね!言われるまで気付きませんでしたが、確かにアーティスト写真の表記もB.R.O.Ther?になっています。

GeffenからのUK盤のみとなるプロモーションプレッシングにはDat Skatを収録。
From the Ground UpではDat Scatというタイトル表記で5分を超えるヴァージョンであった楽曲ですが、Do You Want More!???!!?収録時には3:40のショートヴァージョンとなっており、こちらのシングルでもそのショートヴァージョンが収録されています。
裏面にはDistortion to StaticのQues Jim MixとFleestyle Mixも収録されています。特にQues Jim Mixはビートの鳴りが良すぎる好リミックスで、派手さはないもののタイトで過不足の無い仕上がり。

From the Ground Up収録曲のIt's CominはHip Hopバンドとしての魅力を感じさせる一曲でしたが、アルバムDo You Want More?!!!??!には未収録。シングルはプロモーションプレッシングのみとなっております。

Do You Want More?!!!??!のオリジナルUSプレッシングの正規盤は1LPで、白いスリーヴにステッカーが貼られた味気ない仕様。このアルバムからの正規シングルは3枚となり、後で一枚一枚紹介します。
発売当時のプレスシートは2色使いのデザインに上質な紙を使用と、アーティスト写真も合わせて素晴らしいプレスキットです!

このアルバムのオリジナルEUプレッシング2LPは本当にお気に入りのレコードで、ジャケット写真の鮮明度、インナースリーヴ、レコードの質感と、どれを取ってもモノとしての価値が高い逸品です!
左上に写るのは2021に発売されたDeluxe Edition 3LP。何となく買ってしまいましたが、やっぱり不要だったのでシールドのまま放置しています。
ジャムセッションとなるEssaywhuman?!!!??!といった楽曲が収録されているのはEU盤のみ。

ジャケット付き2LPはブートレグ盤もありますが、コースターを見れば一目瞭然!オリジナルEUプレッシングは眩いばかりの光沢がある至高のコースターです!美しい!
EU盤2LPは収録曲が正規1LPともプロモーション盤2LPとも内容が違い、Intro / There's Something Goin' onやThe UnlockingなどはEU盤2LPにしか収録されていません。The UnlockingはポエトリーリーディングでUrsula Ruckerが参加した楽曲。
ちなみにEU盤ではThe Lesson Part 1、US盤ではThe Lesson Part 2と表記されていますが、僕が聴いた限りでは同じ曲のようです。

EU盤の裏ジャケットはアーティスト写真と全く同じ写真を使用しています!めちゃくちゃカッコ良いアーティスト写真ですね!

Distortion to Static
当時はプロモーションビデオを死ぬほど見たこともあり、思い入れの強い一曲。フックがスキャットで出来上がっており、かつ楽曲との整合性が高く高揚感すら覚えるその技術力は今でも感心します!

プロモーションプレッシングのみでDistortion to Staticのリミックスシーズシングルが出ており、At Ease Mix、At Ease Microphone Check Mix、Black Thought Mix、Ques Jim Mix、Freestyle Mixが収録晴れています。
緩急を付け、グルーヴ感を加速させるAt Ease
Mixが白眉!

ヴァイブを加えて洒落た音像へ少しだけマイナーチェンジし、Black Thoughtのラップのみで押し切るBlack Thought Mixが調子良し!

落ち着いた大人のHip Hopと言ったら陳腐な表現に聞こえてしまいますが、正に成熟したHip Hopの新たな側面を開拓したであろう名曲!この楽曲までにもHip HopバンドやJazzを消化したHip Hopというものはありましたが、その方法論を用いて確かなクオリティと洗練性にオリジナリティを加えて一段も二段も完成度を引き上げてネクストレベルを世に提示した重要作ですね。
Bahamadiaを招いた涼しげなProceed 3も収録!

Silent Treatment
上品かつ洗練された音像をバンド演奏でクールに仕上げた一曲で、Black Thoughtの激上手(うま)フロウが良く合います!
極太のドラムと緊張感を与え、ガラリと曲調が変わったDa Beatminerz Remixも完璧な仕上がり!

プロモーションプレッシングセット!
アルバムは縦長ステッカーのオリジナルUSプロモーションプレッシング2LP、Proceed、Silent Treatment、It's Cominのプロモーションシングルに加え、先ほどとは違うアーティスト写真!
これが全部揃うとコレクションは更なる高みへ、僕の精神は更なる気の狂いへ、精神病棟まっしぐら!

1996年リリースのDJ Krush / 迷走 (Another Maze)はThe RootsのメインMCであるBlack Thoughtをフィーチャリングした一曲で、特にDJ Shadowによる強力すぎるリミックスが血管ブチ切れて血へド吐くくらいの地獄のカッコ良さ!Black Thoughtのラップが鬼ってます!

Do You Want More?!!!??!にて口(くち)スクラッチや、ベースラインや上ネタまで一人でこなすヒューマンビートボックスを披露したRahzelは、2000年にアルバムをリリースしています。Pete RockプロデュースのAll I Knowや、Biz MarkieのカヴァーとなるMake the Music 2000を収録。

Do You Want More?!!!??!にも参加したDice Rawは2000年にアルバムを出しており、いつも安いお買い得アルバム!

凄いどぉーでもいい話ですが、The Roots / Do You Want More?!!!??!と同じく1995年1月17日発売のアルバム、Main One / Birth of the Ghetto Childが最近高くなっているとの話を聞きました!そんなバカなと思い調べてみると、確かに1万円超えてたりしており、こんなところまでアルバム高額化の波は来ているのかと驚きました!
