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春のプレリュード

この頃の寒暖差、
もう本当に容赦ないですよね。

昨日は半袖でもいけそうだったのに、
今日はコートを羽織る。

朝、家を出るときは
あんなにぽかぽか陽気だったのに、
夜の帰り道では冷たい風が頬をなでる。

いったい何を着ればいいの?

聖書にはこんな言葉があります。

何を着ようかと思い煩うな。
<聖書 マタイによる福音書6章>

そうは言われても、
やっぱり難しいんです。

クローゼットの前で
時間だけが過ぎていく朝。

あなたにもそんな朝はありませんか?

それでも、ほんの1か月前
心にほんわかと灯りをともしてくれた
一輪の梅がありました。

今ではその梅の花びらが
静かに舞い落ちています。

季節はちゃんと前に進んでいるのですね。

日本列島の上空では、
冬の冷たい空気と春の暖かい空気が、
押し合いへし合いの綱引きをしているのだそうです。

その結果が、この気まぐれな気温。

そしてこの季節の移ろいを表す言葉が
「三寒四温」です。

三日寒くて四日暖かい.

本当にその通りかどうかはわかりませんが、
寒さの合間に少しずつ春の気配が混ざってくる感じがして
私はこの言葉が好きです。

春先の言葉のように使われていますが、
もともとは冬の季語なのだそうです。

暖かい日もあるし、寒い日もある。
どちらもあっていい・・・

それが自然の姿なのでしょう。

そしてこの「三寒四温」
私たちの日常にもよく例えられます。

順調に進んでいると思ったら、
突然、思わぬ壁にぶつかる。

うまくいけば嬉しくて、
失敗すれば落ち込む。

こうして、
一喜一憂しながら、私たちは毎日を生きています。

でも、それは悪いことではありませんよ。
だって、心がちゃんと動いている証拠ですから・・・

ただ、振り子は、
右に大きく振れれば、
必ず左にも大きく振れます。

喜びが大きいほど、
落ち込みも深くなる。

その揺れを何度も繰り返していると、
心はすっかり疲れてしまいますよね。

嬉しいときには「やったー!」と
両手をあげてジャンプしたっていいし、

つらいときには頭を抱えて落ち込んでもいい。

でも、いつもこんなに、
全力で振り切らなくてもいいんですよ。

「まぁ、こんなこともあるよね!」

そのくらいの揺れ幅で生きていけたら、
心はずいぶん楽になりませんか。

植物にとって、冬はとても大切な季節です。

エネルギーを無駄に使わず、
根や芽を守りながら、春に一気に伸びる準備をするのです。

人で言えば、
深く眠って体力を回復している時間。

美しい花を咲かせるには、
それだけのエネルギーがいるのですね。

だから、あの満開の桜の裏側には、
こんな驚くほど静かな営みが続いているのでしょう。

私は寒いのが大の苦手ですが、
冬には冬ならではの贈り物があります。

人の温かさがいつも、
以上に嬉しく感じられたり、

静けさが、自分と向き合う余白をくれたり。

人間もきっと同じですね。

「ああ、また寒い冬に戻っちゃった」と思えることも、

もしかしたら、神さまが、
こんなふうに声をかけてくださっているのかもしれません。。

「ちょっと急ぎすぎじゃないの?」
「周りを気にしすぎてない?」

だから、後戻りに見える現象も、
実は何か大切なものを育てている途中なのかも。

出来事そのものに、良い悪いがついているわけではなく、
あなたがどのように受けとるかで
景色は変わってくるように思えます。

感情は、一喜一憂するもの。

人間はもともと
ちょっと揺れやすくできているみたいですよ。

でも、

「あっ、私、今揺れてるな。」

そう気づくだけで、心は少し落ち着きます。

有頂天になりすぎず、
そして落ち込みすぎない。

「今日は春だなぁ!」
「あれ、今日は冬?」

このように、今日という一日を
そのまま味わえることができればいいですね。

三寒四温の季節は、
冬に逆戻りしているようで、
決して冬に戻っているわけではありません。

揺れながら、整いながら
季節は静かに春に向かっています。

私たちの心も、きっと、
どこかで同じ道を歩いているのでしょう。

神さまは、私たちを
いつも幸せの方へと導いてくださっているのだと思います。

そう思えたとき、
心をふっと穏やかな場所へ戻すことができるかもしれませんね。

起こった出来事に一喜一憂しないで、
ああじゃ、こうじゃ言わず
淡々と笑顔でこなしていく。
これにつきます。
<小林正観 作家>

つまらないことに怒らない
つまらないことに喜ばない
つまらないことに落ち込まない
必要以上のものはいらない
淡々とした毎日の中に真の喜びが隠されている
謙虚に生き続ける
<キアヌ・リーブス アメリカの俳優> 

淡々と、でも丁寧に、
今日という日を楽しむ。

その繰り返しの中で
季節は静かに、春へと流れていくのでしょうね。

🌸今日もお読みくださってありがとうございます。次回もよろしくお願いいたします🌸

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