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画家たちの秘密

大阪では、今、「生誕185年ルノワール展」が開催されていていて、
多くの人でにぎわっているそうです

実は私もルノワールが大好きで
リビングにはレプリカの絵を飾っていますし、

Lineのアイコンにも
ちゃっかりルノワールの絵を使わせていただいています。

あの柔らかな光。
幸せそうに微笑む人たち。
風まで優しく吹いているような色づかい。

眺めているだけで
まるで19世紀のフランスへ散歩に出かけたような気分になります。

そんなルノワールは、晩年、関節リウマチが悪化し、
歩くこともままならなくなりました。

指は思うように動かず、
絵筆は手に縛りつけてもらっていたそうです。

それでも毎日、絵を描き続けました。
痛みと闘いながら・・・

痛みはいつか消えるが、
美は永遠に残るじゃないか。
<オーギュスト・ルノワール>

実際、ルノワールを訪ねた若い画家たちは、
口をそろえてこう語っています。

「描いているときの彼は、幸福そのものだった。」

身体は思うように動かなくても、
痛みを抱えていても、
心は自由だったのでしょう。

幸せとは、痛みがないことではなく、
夢中になれるものがあることなのかもしれません。

だから「苦しいからやめる」なんて選択肢は
ルノワールにはなかったのでしょう。

ルノワールは亡くなる数時間前まで、
「花を描きたい」と絵筆とパレットを求めたそうです。

そして描き終えたあと、こんな言葉を残しました。

「ようやく何かわかりかけてきたような気がする。」

なんと、まだまだ夢の途中だったのですね。

ところで、ルノワールは享年78歳ですが、
多くの画家が長寿だということをご存知ですか。

葛飾北斎は89歳。
ミケランジェロも89歳。
モネは86歳。
ピカソ91歳。
シャガール98歳。
梅原龍三郎97歳。
安野光雅94歳・・・

医学や衛生面が、
今ほど発達していなかった時代だと考えると
何か秘密があるとしか思えません。

精神科医の霜田里絵さんは、
著書「一流の画家はなぜ長寿なのか」の中で、
このようにおっしゃっています。

「晩年まで情熱をもって創作を続ける生き方そのものに、
健康や長寿のヒントがある。」

なるほど・・・

キャンバスに向かう情熱こそが、
心を若返らせる魔法だったのでしょう。

人は、好きなことをしているとき、
不思議なくらい素敵な表情をしていますよね。

目が輝き、笑顔が柔らかくなり
その人らしい魅力に溢れて・・・

そして何かに夢中になっている人には、
少年少女の面影が見え隠れしています。

でも、「情熱」と聞けば
なんだか、燃え盛る熱い炎を連想しませんか。

そんな「情熱」なんて私には無理・・・

そうですよね。

でもね、情熱は最初から燃え盛る炎ではないと思うのです。

情熱はろうそくの小さな灯でも十分ではないでしょうか。

静かでいい。
ゆっくりでいい。
消えそうなくらい小さくていい。

その小さな灯を大切にしている人こそが、

どこか穏やかで、
どこか美しい。

いつも歩いている散歩道の向こうには
いったいどんな街があるんだろう・・・

大好きなギターの音色。
もしかしたら私にも奏でられるかも・・・

今読み終わったばかりの小説の主人公のように
自分らしく生きてみたい・・・

そんな小さな「ときめき」が
やがて小さな「灯」になり、
少しずつ「情熱」へと育ていくのかもしれません。

女性を一番美しく見せるメイク。
それは情熱。
<イヴ・サン=ローラン フランスのデザイナー>

これは女性だけではないですよね。

人は誰でも、好きなことに夢中になっているときが
一番魅力的。

どんな高価な服も、どんな肩書も、
「ときめき」が放つ輝きにはかないません。

それでも、落ち込む日もあります。
立ち止まる日もあります。

「もう無理かな。」
そう思える日だってあるでしょう。

でも、情熱の火は一度消えたように見えても、
何度でも灯し直せます。

「もう一度やってみたい。」

そう思っている限り、
人生はまだまだ楽しみに満ちているのです。

ルノワールが最後まで絵筆を離さなかったように、
私たちにも、それぞれの「絵筆」があります。

あなたの心が知っている
あなただけの小さな「ときめき」

その小さな「ときめき」を、
どうか大切にしてください。

好きなことに心を込めて生きた時間は、
自分の中にも、誰かの心にも、
美しい色となって残り続けるのですから・・・

だから人生は、
いつでも描いている夢の途中。

それが人生を最後まで輝かせてくれるものなのかもしれません。

そんな小さな「ときめき」に
今日も出会えますように・・・

🌻今日もお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。🌻



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