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長男の卒業式の日、心動かされた意外な瞬間 | 教室で見た笑顔 【よもやま話 ep.07】

こんばんは!
低音に静かな情熱を注ぐアラフィフ、チューバ吹きのサンチです。



先週、長男の中学の卒業式がありまして、妻とともに出席させていただきました。

まだ肌寒さの残る朝、学校に到着すると、なんと桃色の花をつけた桜の木がほぼ満開に!

ソメイヨシノよりも一足早く花をつける「ヒガンザクラ」と呼ばれる桜だそうです。

卒業生を祝うかのように咲き誇る様子を見て、なんとも縁起がよいなーと気分よく正門を潜りました。



講堂で待つこと数十分。


いよいよ、卒業生入場!


2階席のあたりから、学校の吹奏楽部が奏でる「威風堂々」の曲とともに、卒業生が後ろから入場してきました。

自分が中高生のときも、卒業式の入場曲は奇しくも威風堂々。


ああ、自分もあんな感じで在校生として吹いてたなー


懐かしい気持ちになりながら長男の入場を待ちます。


程なく長男のクラスの入場。

長男は、朝家を出たときはいつも通りのボサボサ髪だったはずが、少し櫛でとかしたようで、(ほんのちょっとだけ)よそ行きな雰囲気を漂わせていました。

それがなんとも不似合いで、思わず苦笑してしまいました。


息子が私のすぐ横を通り過ぎましたが、私の方をちらっと見て、「なんだ、そんな近くに陣取ってるんか」とでも言いたげに微かにニヤッとした後、そのままスンッと真顔に戻って前を見て進んでいきました。



さて、普通の卒業式であれば、式典のハイライトは各生徒への卒業証書授与なわけですが…

今回は、卒業証書も各クラス1名の代表しか受け取らず、長男の出番は特になし。

式全体としても1時間かからずにあっさり終わってしまいました。

会場の空気も、生徒、保護者ともに、高揚感や感動の波といったものはあまりなく、むしろ淡々とした感じでした。


それもそのはず。


長男は、中高一貫の男子校に通っているので、基本そのまま全員が高校に持ち上がるんです。

彼らの立場からすれば、(クラス替えこそすれ)4月以降も今までどおりの学生生活が続くので、卒業の感慨が特段湧かないのも仕方ないことかもしれません。

卒業式の朝、長男に「どう?中学を卒業するって実感湧く?」と聞いてみても、

「別に。なんも変わらんでしょ。」

とあっさりしたもの。

もうちょい思い入れがあってもいいんじゃない?と内心寂しい気持ちになりかけました。

ただ、ここではたと気づきました。


かく言う私も中高一貫の学校に通っていて、正直中学の卒業式について殆ど記憶に残っていないということに。


まあ、そんなもんだよね。


妙に納得した心持ちで、講堂で座っておりました。



その後、それぞれのクラスに移動して、生徒たちの集合写真をそれぞれのカメラで撮れますよ、との案内がありました。

うちの長男、写真撮られるのをひどく嫌がるんです。(まあ、自分も妻も同じく写真撮られるのはそんなに好きではないので、子どもに好きになれと強いるのはどだい無理なわけですが。)

とはいえ、せっかくの機会だからと、他の保護者の皆さんとともにぞろぞろ教室に移動。

教室の入り口は保護者の皆さんで人だかりができていて、中の様子はなかなか見えません。

やっと教室の入り口までたどり着き中の様子を覗くと…


私は、思わず目を見張りました。


黒板の前に集合している生徒達。


その中に、我が家ではもう殆ど見せなくなった朗らかな笑顔を浮かべた、長男の姿があったんです。


長男は、何人かのクラスメートの肩を軽く叩きながら、楽しそうに話をしています。


なんかそのとき、


ふっと心が軽くなって、


ああ、大丈夫だ


そう思えたんです。


あんなふうに楽しそうに学校で過ごせているんだ。


息子の学校での「素」の様子を垣間見ることができただけで、今日来た甲斐があったように感じました。



そうだ!今のうちに息子の自然な姿をカメラに収めなければ!


慌ててスマホを構えると、

目ざとくそれに気づいた息子はさっと友達の影に隠れてしまいました笑
(妻はそれでも巧みなポジション取りで長男を激写していましたが笑)


撮影タイムが終了した途端、私は、逃げようとする長男をなんとか呼び止めて、「友達と一緒とかでもいいから、一緒に記念写真を撮らない?」と食い下がってみたのですが、


シッシッと手で追い払うような仕草をしたあと、


「バイバイ」

とだけ言って、何人かの友達と風のようにどこかに駆け出してしまいました。

いつもどおりのシャイでぶっきらぼうな長男の後ろ姿を見送りつつ、そろそろ仕事に戻らなければならない時間になったので、クラスメートのお母さんとおしゃべりしている妻を残して、ひとり学校をあとにしました。



帰り道、私は長男のこれからのことをぼんやり考えながら歩いていました。


永遠に続くようにも思われた中高生活ももう折り返し。

あと1年もすれば、いよいよ受験勉強も否が応でも本格化することでしょう。

親としては、高校生活の1日1日を大切にして、教室で見せてくれたような笑顔溢れる思い出を、一つでも多く作ってもらいたいと思っています。


…とはいえ、長男よ。


この前返ってきた期末試験の結果、過去1ヤバかったよね。



まずはそろそろ、勉強に本気で取り組んでくれるとありがたいなー💦



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