難病治療薬の確立
筆者が「進行性筋ジストロフィー」である事は、
もう既に何度も伝えている事ではあるが、
これら難病指定されている病は未だ
治療法が確立されていないものがほとんどだと思われる。
近年では、脳科学の研究から認知症の緩和薬的なものが出てきたり、
死の病と言われていた癌も、早期発見すれば治療が可能になってきて、
様々な局面で医学も進歩してきてはいる。
しかし、我々の病を根本的に解決してくれる薬や手法は、
一体いつになれば実用できる日がくるのだろうか。
10年ほど前に大きな進展があり、
治療薬が出来るかもしれないと、その界隈でほのめかされてはいたが、
筆者が生きている間にはどうも使う事は出来そうにない。
通常、風邪やインフルエンザであれば、
ここを乗り切れば回復できる、という希望が見える。
しかし、これが見えない。
もう治りませんよという絶望感。
今更ではあるが、皆よく葛藤していると思う。
わかってはいた。
小さい頃から何で俺たちだけ違うの?と。
成長しながら進行する病と向き合い、
ずっと頭の中ではそうなんだろうと自分をなだめながらも、
わかってはいるけど、ないはずの希望を期待している。
というよりも、抗い。
人類としての最低限の、自分への挑戦。戦い。
思えば長いようで短い道のりだったかもしれない。
これからますます過酷な道のりが待っているであろう、この人生。
少しでもくいの残らないような日々を過ごしたい。
そしていつかこの身体が燃え尽きるその時、
全力でよかったと言えるように。
