禁酒が上手くいった話
「毎日飲酒をする人!」
女性の質問に手をあげたのは、ぼくだけ。5人中1人。
社外での研修中、アイスブレイク(雰囲気づくりのゲーム)での出来事だ。
母数が5人のアンケートに統計的に価値があるとは思わないが、
「えー!毎日?!」と言われてしまうとドキリとする。
みんなストレス発散のために毎日飲んでいると思ったのだが……。
ぼくは毎日缶チューハイ(350m)を3本空けていた。

令和5年の統計では、「毎日飲む人」は16.8%。
「1日の飲酒量が缶チューハイ(350m)3本程度」は16.6%。
極端に飲酒量が多いわけではないが、多数派ではない。
ぼくは飲酒が好きだが、健康に悪影響があることは理解している。
やめられるものならやめたい、と禁酒をスタートした。
結果から述べると、ぼくは1カ月間の禁酒に成功した。
そして継続している。
禁酒をスタートして気づいたことは、なぜお酒を飲んでいたのかということである。
お酒を飲まなくなってからというもの時間が余るのである。
逆説的に考えると、ぼくは時間を潰すためにお酒を飲んでいたのだ。

依存症については自己治療仮説というものがある。
快楽を求めるためではなく、苦痛から逃れるために依存しているという考えだ。
確かに、ぼくは「飲酒による快楽」のために飲んでいたのではなく、「苦痛の緩和」のために飲んでいた。
ぼくにおける苦痛とは退屈だった。
現段階で、ぼくが見つけた退屈の紛らわし方は読書と日記である。
なんとも凡庸である。
