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主婦にとってのご褒美は、「何もしなくていい時間」

昨日から長男は部活で、3泊4日の合宿に行っています。

この暑い中、複数の高校と合同で稽古をするそうで、大変そうだけど、楽しいイベントもあるようで、喜んで出掛けていきました。

そして、明日は次男も初めてのショートステイでお泊り。

子どもが帰ってくるのを待たなくてもいい。

ご飯の準備を気にしなくてもいい。

そんな、ちょっとしたご褒美デーだったのです。

普段は当たり前のようにしていることも、

「あれをしておかないと」

「次はこれをやっておこう」

と、頭の中ではいつも誰かのことを考えている。

だから、何も考えなくてもいいと思うだけで、ちょっと自由を手に入れたような気がして、心が躍るのです。

1人1人は小さなことのつもりでも、

「今日はこれ食べたい気分じゃないな……」

「他にないの?」

なんて言われると、答えてあげたい気持ちとは裏腹に、

「勝手ばっかり言って!!もう!」

と、怒りの気持ちがこみ上げることもあります。

だからこそ、そんな小さなことからの解放タイム。

密かに楽しみにしていました。

すると夫が、なぜか、

「そしたら、僕、仕事休もうかな」

と言い出しました。

夫よ、なぜそうなる?

楽しみにし過ぎているのが、駄々洩れしてしまっていたのか?(笑)

夫とは夕飯をどこかで食べようと約束していたので、夜まで何も考えなくてもいいはずでした。

夫は、自分が一緒にいれば喜ぶと思っています。

でも、私の気持ちはもちろん(笑)違います。

夫がいると、結局、

「お昼どうする?」

から始まり、

きっと昼呑みが始まって、

「何かつまみないの?」

と言い出す。

私は『居酒屋・燈子』を早めにオープンさせないといけない。

そういう振る舞いが、私にはちょっとした負担になっていることを、夫はきっと気付いていません。

私は喜んでキッチンに立っていると思っているのかもしれません。

もちろん、普段はいいんです。

家族のために働いてくれている夫に、ご飯くらいは美味しく作ってあげよう、そんな気持ちはあります。

ただ、明日は特別だった。

心が解放される、ご褒美デーだったはずなのに……。

また誰かのために、あれこれ考える日になってしまう。

そんな気持ちになって、なんだか邪魔されたように感じました。


性格も価値観も、本当に違う私たち。

「なんでそんな発想になるんだろう?」

と思うことは、一度や二度ではありません。

分かってもらえない。

理解してもらえない。

そうやって夫にイライラする日もあります。

今回のことも、最初はただ、

「なんで分かってくれないんだろう」

という夫への不満でした。

でも、少し時間が経ってから、その感情の奥にあるものを考えてみました。

私が欲しかったのは、夫がいない時間そのものではありません。

普段から、昼間は一人で過ごしているので既に手にしてはいます。


だけど、誰かを待つことも、ご飯のことを考えることも、「今日は何を食べたい?」と気を回さなくてもいい、そんな解放された心。

そんな気持ちで過ごせることを、私は思っていた以上に楽しみにしていたのだと思います。

だからこそ、その時間がなくなるかもしれないと思った瞬間、心が大きく反応したのでしょう。


最近は、そんなふうに感情が揺れたときほど、

「何が悪いんだろう」

ではなく、

「私は本当は何を大切にしているんだろう」

と考えるようになりました。

すると不思議なことに、嫌な出来事ほど、自分の中にある大切な願いや、本当に守りたいものを教えてくれることがあります。

影があるから光が見えるように。

心がざわつく出来事があるからこそ、自分の本音に気づくことがある。

ネガティブな感情を出してくれる夫の存在は、

私の中の光を映し出してくれるものなのかもしれません。

そんなふうに感じています。


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燈子|トウコ ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 よかったらスキで応援してもらえたら嬉しいです。 これからも続けて書いていくので、 また読みに来てもらえたらうれしいです(^o^)