破壊者
壊す者
何ひとつ作り上げられない
踏み込むが深みにはまる
何もなければいい
だけど結局は大混乱
壊してしまう
大切なもの
孤独
渇望
愛
呆れるから
後悔はしたくないのに踏み外す
つかまえようとして堕ちてゆく
その場所には壊したもの
者か物かは分からない
それらが救ってくれるパラドックス
破壊した
片端の中の片端の中の片端の中
運がいいのかもしれないな
ここはそこでそこはどこだろう
誰かに助けられていれば
何かに励まされ
また誰かを壊し何かにあたる
もうこれは言いようのない事柄
呆れるから
大切なもの
それを知っているのにね
盲目の狂戦士
その時は何も感じていないから
ただ進む
怪我をしていても痛くはない
痛いのは昨日の出来事
思い出すこともなく走ってゆく
因幡の白兎は助けられた
だから
誰かに助けてもらえれば
何かに勇気づけられ
痛みは癒えるか
助けられたことも忘れなぎ倒してゆく
目に見えない痛み
それには気づかず
中心にある痛みを抱えたまま
仮初の癒えた体は走り出し
盲目の破壊者が甦る
ありがたみを分かれば
何も知ることもない
自身という入れ物の中には
ただ濁る得体のしれない破壊者
淀んで濁って力ばかり
止まらない
