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開業助産師として地域に出た、私の大きな妄想


#未来に向けた挑戦



日本の周産期の現状

東京の出生率が、わずかに上がった。
数字で言えば、ほんの1%。
ニュースでは「明るい兆し」と言われるかもしれない。
でも、周産期の現場に立つ私の実感は、少し違う。
忙しさは減っていない
むしろ、妊婦さん一人ひとりが抱える背景は、確実に重く、複雑になっている。

それなのに、分娩施設数は減少傾向であり、
産科医・助産師の地域偏在が拡大化
東京では、ハイリスク妊娠の割合は上昇しているのだ。
加えて、東京都が始めた無痛分娩の補助により、さらに強固な医療チームが必要とされ、
現場の多忙さは聞いていても疲れてしまうことがある。

そんな医療の手が多く必要となった現代に、
ウェルネスの視点で関わる助産師は、
今後20.30年どのように変化して行くのだろうか…


① 出生数は戻らない
合計特殊出生率は長期的に回復する構造がない
=「件数で稼ぐ助産師」は成立しない

② 周産期医療は集約化が進む
分娩は大病院・総合周産期センターへ集中
小規模産科・助産院分娩は「残るが主流にはならない」

③ 産後・育児・女性の健康課題は増える
高齢出産
不妊治療後妊娠
精神的ケアニーズ増加
家族機能の弱体化
↓↓↓
「出産そのもの」は減るが、
「妊娠〜産後〜女性の人生」に関わるニーズは増え続ける

厚労省 人口動態統計(確定値)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html

社人研 将来推計人口
https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp2023.asp

厚労省 周産期医療体制
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411.html

日産婦 学会資料(分娩施設の現状)
https://www.jsog.or.jp/


なんだろう…
なんだが全くワクワクしない内容じゃないか…
いかに少子化とはエネルギーが湧いてこないか…を感じるデータである。

30年スパンの助産師の未来

よく聞かれるのが、少子化であり医療の手が多くなった現代に助産師の役割は減ってしまうのではないか…
私は逆だと思っている
ダイパ・コスパに流れていく現代に、
職人助産師の手こそ必要になると思っている。

無類のミセスファン(Jam's)である私が、
下記フェーズに分けて、事実と希望も込めた未来を創造する。
(大森さんのような創造の広さは持ち合わせていないため、フェーズのズレはご愛嬌🍏💚)


フェーズ1:今〜10年(2035年頃)

働き方の特徴として、病院勤務助産師はより忙しく・専門が特化されるだろう。
アドバンス助産師の注目度はいよいよ日の目をみると感じている。(やっと…)
しかし、夜勤・急性期・ハイリスク対応の価値は上がる一方で、疲弊・離職も増えており、
今後もそれは変わらないと思われる。

そして、地域で伸びる助産師の存在。
開業助産師の存在が大きくなる。
(現在自らの判断で開業できてしまう助産師、能力もアドバンスが必須となってくるだろう)
地域の助産院の存在は、地域の力になり、
訪問看護ステーションも軒並み活躍。

助産師個人の能力としては、
・訪問型(授乳・産後ケア・骨盤ケア)
・プレコンセプションケア・性教育・いのちの教育
・父親・バートナーシップ・家族支援

は必ず味方になるだろう。
自治体は能力の高さと人手不足のために、委託事業として利用せざるをえないとおもわれる。

そして慢性的な人手不足を解消するために、「病院 or フリー」ではなく
「複線型キャリア」が当たり前になる。




フェーズ2:10〜20年(2035〜2045)

決定的な変化が来る。
助産師不足が顕在化
「分娩ができる助産師」は希少価値になり、
いわば職人と言われる助産師はほぼいなくなる。
だが、助産師の核である分娩だけでは食べられなくない状況に。

働き方の二極化へ
① 高度専門職助産師
・周産期センターで働く助産師
・教育・指導・管理にまわる助産師
医師と対等に連携していく存在へ
② 地域密着型・人生伴走型助産師
妊娠前〜更年期までかかりつけである助産師の存在。
いわば産婆のような役割が重宝されるように。
・家族や子育て・子の発達相談
・性・身体のことについての相談

ここで助産師は
「出産専門職」から「女性と家族の専門職」へ定義が変わるだろう。




フェーズ3:20〜30年(2045〜2055)

かなり重要な予測…
私はもう定年と言われる時代。
助産師は「医療職」だけでは生き残れなくなるのではないかと。
ケア・教育・コーディネート能力が主軸になり、働き方の主流として常勤一本は少数派となるだろう。

例えばだが、
・週2 病院 or 医療機関
・週2 地域・訪問・教室
・週1 教育・講師・発信
いわば、現フリーランス助産師が主流になるといえる。

価値が高い助産師とは
・助産師 技術は大前提
・人を育てられる
・言語化ができ自立している
・関係性をつくれる
医療と生活を翻訳したような存在が重宝されていくのではないか。

「何ができるか」より
「誰と、どんな関係を築けるか」が評価軸となっていく。

30年後の助産師
・フリーランス比率 ↑
・小さな助産院・拠点型 ↑
・教育者・伴走者・調整役 ↑
・夜勤オンリーのキャリア ↓
であると推測する。
要は昨日今日のぽっと出では、担って行けない職業になっていくということ。

私が挑戦する未来は、楽しく温かい未来

そんな未来までも、
孤立化し、何でも個の責任になり、子供の遊び場さえ無くなり、しっかり叱れる存在が消えていく現代と同様なのだろうか…
プライバシーは守られるべきだが、何故か温度のない方向に向かっている気がしてならない。
どんな場所であっても、
個人は尊重されるべきで、互いに理解し合える距離が再認識されることが必要
なのではないでしょうか。

私の大きな挑戦として、
フェーズ3である頃までに
訪門助産ケアを届け、自宅で産むという高レベルな技術や環境の整備、
教育(いのちの教室・プレコンセプション)が当たり前となり、
共に未来を創造できる後世を繋げていける、
地域に浸透する助産師・助産院を設けたいと考えている。

さいごに

助産師はお節介が多い。
そして自己流で道をすすみ、時にお母さんの心に良くも悪くも言葉を残すこともある。
ただ忘れてはいけないのは、
お母さんたちの声が1番大きく、助産師がなくならないのは、そういったお母さんや家族の声があるからである。
宝くじ当たったら、助産院に寄付すると言ってくれたママ友もいる。
(そんな言葉だけでも頑張れるのが助産師だ)

「決して奢らず。
そして誠実に、母子をとにかく大切に。」

私が代々先輩方から教わってきた、助産ケアの髄である。
現在、間違いなく収入は厳しいが
支えてくれる夫や家族、依頼してくれる方々に大きな感謝が耐えない。
私を依頼してくれる=応援だと思っている。

希望と夢を胸にただ邁進あるのみ。




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