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25年スポーツで生きてきた私が「これは失敗だった」と思うこと10選

スポーツの世界で25年生きてきました。

テニスコーチとして、フリーランスとして、会社経営者として。たくさんの成功もありましたが、たくさんの失敗もありました。

今日はその失敗を正直に書きます。「あの時こうしていれば」という経験が、誰かの遠回りを一つでも減らせれば、それだけで書く価値があります。今までの記事を読んでくださっている方は「あ~またその話か」と感じられるかもしれませんが、まあ再確認と言うことで(笑)


失敗① お金のことを後回しにしすぎた

バイト時代からフリーランス初期にかけて、お金のことを全く考えていませんでした。

テニスが好きすぎた。コートに立てるだけで幸せだった。だからお金のことは後回しにしていました。

でもこれが問題でした。給料の上限がどこにあるか確認しなかった。業界の平均年収を調べなかった。目標とする収入額も設定していなかった。

「そのうち上がるだろう」という根拠のない期待だけで、数年が過ぎていきました。

チェックポイント

□ 自分のスクール・職場の時給の上限を確認したか?
□ 同業他社の給与水準を調べたか?
□ 5年後・10年後の目標収入を決めているか?
□ 他の業界の平均年収と比較したことがあるか?

失敗② テニスに盲目的になりすぎた

テニスが好きすぎて、視野が狭くなっていた時期がありました。

スクールという狭い世界しか知らなかった。外の世界と比較することができなかった。サービス残業が当たり前、低い給料が当たり前、と思い込んでいました。

外の世界を見ていれば、もっと早く気づけたことがたくさんありました。

今日からやること

好きなことに集中することは大切。
でも月に一度は、全く違う業界の人と話す機会を作ってください。
外の世界を知ることが、自分のいる場所を客観的に見る力になります。

失敗③ 最初からターゲットを絞らなかった

フリーランスになった初期、「誰にでも対応できます」というスタンスでいました。

初心者も上級者も、ジュニアも大人も、全部対応しようとしていた。結果、何も深まらない時期がありました。

自分に合ったターゲットに絞ることで、一気に仕事が安定し始めました。私の場合は「部活でレギュラーになりたいジュニア」と「ショットを直したい大人」に絞ったことが転機でした。

チェックポイント

□ 自分が一番得意なお客さんの層を言えるか?
□「誰でも対応できます」と言っていないか?
□ ターゲットを30文字で説明できるか?
□ 自分の強みと、ターゲットのニーズが一致しているか?

失敗④ 売上が上がった時に事業を広げすぎた

売上が安定してきた頃、焦って事業を広げようとしました。

テニスショップ。大会運営。「プライベートレッスン以外の収益の柱を作らなければ」という焦りからでした。

でもどちらも中途半端に終わりました。リサーチが甘かった。学ぶ前に動いた。本業との相乗効果も薄かった。正直に行くと気持ちも最高にそこへベットしていなかった気がする。その時は真剣だったけどね。

売上が上がった時こそ、広げるのではなく深めることが正解でした。

今日からやること

新しい事業を始める前に、
「本業との相乗効果があるか」
「失敗した時のダメージはどれくらいか」
「自分がそれを続けられるか」
この3つを必ず自問してください。

失敗⑤ 自分が楽をするためにスタッフを雇った

スタッフを雇った時、正直に言うと、自分が楽をするために雇った部分がありました。

これが間違いでした。これは超大間違い。絶対今度やっちゃいけないと肝に銘じています。

スタッフを雇う理由は、お客さんにより良い価値を届けるためでなければならない。自分が楽をするためではない。この順番を間違えると、雇った後に必ずひずみが生まれます。

チェックポイント

□ なぜスタッフを雇うのか、明確な理由があるか?
□「自分が楽になるため」が主な理由になっていないか?
□ そのスタッフが活躍できる環境を作れているか?
□ お客さんへの価値が上がるかどうかで判断しているか?

失敗⑥ スタッフを「その時間に入れる人」で選んだ

最初にスタッフを選んだ時、「その時間帯に入れるかどうか」だけで決めてしまいました。

人柄でも、実力でも、価値観でもなく。都合だけで選んだ。これが大失敗でした。

今の採用基準は「一緒にいて楽しいか」「目の前のことを一生懸命できるか」「ある程度自立して動けるか」の3つです。
誰と一緒に働くか。それはものすごく大きな問題です。しかも私のようなフリーランスやスモビジオーナーは一緒に働く人を選べるという最高の特権を持っています。超大事。

今日からやること

採用の前に、
「この人と一緒に働きたいか」
を正直に自問してください。
都合ではなく、人で選ぶ。
これだけで採用の失敗が大きく減ります。

失敗⑦ 大会・イベント運営を学ばずにいきなり始めた

大会を開こうとした時、リサーチも準備も不十分なまま動いてしまいました。

集客の方法がわからなかった。運営のノウハウがなかった。他の大会を見に行って学ぶべきでした。

「やりながら学べばいい」という考えは、場合によっては参加者に迷惑をかけることになります。最低限の準備と学習は先にやるべきでした。

チェックポイント

□ 始める前に、うまくいっている先行事例を3つ以上調べたか?
□ 失敗した時のリカバリープランがあるか?
□ 参加者に迷惑をかけない最低限の準備ができているか?
□ 誰かに事前に相談したか?

失敗⑧「まだ早い」と思って行動を遅らせた

独立を考えた時、「自分の競技レベルがまだ目標に達していない」という理由で、動くことをためらっていた時期がありました。

でも実際にフリーランスになってみると、お客さんは私の競技レベルをほとんど気にしていませんでした。求めていたのは、コミュニケーション能力と、自分の悩みを改善してくれる力でした。

「まだ早い」という感覚は、待っていても自然には消えません。動いた瞬間から、「できるかもしれない」に変わっていきます。

トラウマレベルの失敗。ものすごく時間がもったいなかった。

今日からやること

「まだ早い」と思っている理由を紙に書いてください。
その理由が本当に解決しなければ動けないものか、
確認してみてください。
多くの場合、動いてから解決できることです。

失敗⑨ 慢心した瞬間があった

売上が安定してきた頃、どこかで慢心していました。

「もうこれくらいでいいか」という気持ちが、どこかに生まれていた。その時期に、広げすぎたり、スタッフの採用を雑にしたり、事業判断が甘くなっていきました。

慢心は、うまくいっている時にこそ忍び込んできます。そしてうまくいっている時だからこそ、気づきにくい。上手くいっている時は特に要注意。足元固めよう。そのために近くに信頼できる人にいてもらうのは大きいかもね。

チェックポイント

□ 最近、新しいことを学んでいるか?
□「このままでいい」と思い始めていないか?
□ 10年後の自分をイメージできているか?
□ 目標が「現状維持」になっていないか?

失敗⑩ 身だしなみに気を遣わなかった時期があった

「中身が良ければOK」という考えが強すぎた時期がありました。

でもサービス業は総合点です。第一印象・清潔感・話し方・身だしなみ。これら全部が「この人に任せたい」という気持ちを作ります。

技術がいくら良くても、第一印象で損をしていたら、機会を失います。当時の自分は確実に損をしていたと思っています。

今では気分転換を兼ねて、2週間に1回位のペースで美容院に行っています。ただ、髪の毛を切ったことが家族にもバレません。切れる量が少なすぎて(笑)ちと悲しいなー。

今日からやること

明日、全身を鏡で確認してください。
「このままお客さんの前に立てるか」
正直に答えてみてください。
第一印象は変えられます。今日からでも。

まとめ:10の失敗に共通していたこと

25年分の失敗を振り返って、共通点が見えてきました。

全部、「自分のことしか考えていなかった」ということです。

お金を考えなかったのは、自分が好きなことに集中していたから。スタッフを都合で選んだのは、自分が楽をしたかったから。事業を広げすぎたのは、自分の焦りからだった。

お客さんのために、スタッフのために、という視点が薄れた瞬間に、失敗が起きていました。


株式会社tennis-peak代表 林紘太郎

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