『好きを仕事にしたら嫌いになるよ』と言われた→25年経っても好きなままでいる理由
テニスを仕事にしようとした時、先輩たちに止められました。
「テニスを仕事にしたら、テニスが嫌いになるぞ。やめておけ。」
25年経った今、正直に言います。
テニスが嫌いになったことは、一度もありません。
「好きを仕事にしたら嫌いになる」は本当か
先輩たちの言葉は、間違っていなかったと思っています。実際に、好きなことを仕事にして嫌いになった人を何人も見てきました。
でも私の場合は違いました。なぜか。
テニスが好き、という気持ちもありますが、それ以上に「テニスレッスンが好き」という気持ちが大きかったからだと思っています。
お客さんと向き合うこと。上達する瞬間を一緒に体験すること。「ありがとう」と言ってもらえること。これが好きでした。テニスというスポーツだけでなく、その仕事そのものが好きでした。
好きを仕事にして、しんどくなる瞬間はある
ただし、好きを仕事にしてもしんどくなる瞬間はあります。
お金の問題。体力的な問題。組織にいる時は裁量権がなさすぎてしんどかった。
「好きだから全部楽しい」わけではありません。好きだからこそ、しんどい部分もある。これは正直に伝えたいことです。
「好き」が「仕事」になる条件
好きを仕事にできる人と、できない人の差は何か。
私が考える条件は、仕事として結果を出せることです。
テニスレッスンなら、継続率が高いかどうか。特に「5回受けてくれる壁」があると思っています。最初に来てくれたお客さんが、5回継続してくれるかどうか。この壁を超えてくれる人が増えるほど、好きを仕事にできている証拠だと思っています。
好きでも、仕事として結果が出なければ苦しい。これは現実です。
趣味と仕事の決定的な違い
趣味は、自分が楽しければOKです。
でも仕事は違います。お客さんがいて、そのお客さんが喜んでくれること。継続してくれること。これがなければ、仕事として成立しません。
「自分が楽しむ」から「相手が喜ぶ」への視点の転換。これが趣味と仕事の決定的な違いだと思っています。
この転換ができない人が、好きを仕事にして苦しくなります。自分が楽しいかどうかだけを基準にしていると、お客さんが離れていきます。
好きを仕事にする前に、知ってほしいこと
まとめると、こうなります。
好きを仕事にすることは可能です。でも「好きなだけ」では続きません。
好きなことで、相手を喜ばせることができるか。相手が継続してくれるほどの結果を出せるか。お金の問題・体力の問題・裁量権の問題と向き合えるか。
これらを理解した上で飛び込むなら、好きを仕事にすることは最高の選択だと思っています。
25年経っても好きなまま仕事ができている。これが私の答えです。
チェックポイント
□ 自分が楽しいだけでなく、相手が喜ぶかどうかを考えているか?
□ お客さんが5回以上継続してくれているか?
□ お金・体力・裁量権の問題と正直に向き合えているか?
□「好き」の中の、どの部分が本当に好きかを言語化できているか?
□ 10年後も同じことをやり続けられるイメージがあるか?
今日からやること
「自分はこの仕事の何が好きなのか」を一度紙に書き出してみてください。「テニスが好き」ではなく「テニスレッスンのどの瞬間が好きなのか」まで掘り下げると、本当に仕事にできるかどうかが見えてきます。
株式会社tennis-peak代表 林紘太郎
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