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「生き残った私には、生きる義務がある。――車椅子の考える人、介護備忘録
2023年10月。あの日、私の世界は音を立てて崩壊しました。
脳出血。救急車の中で遠ざかる意識。 次に目覚めたとき、私は以前の私ではありませんでした。駆けつけた子供たちを安心させようと絞り出した「大丈夫」という言葉は、唇を通るとき、誰にも解読できない歪な響きへと変わっていました。必死に語りかけるほど、溢れていく子供たちの涙。私の愛は出口を失い、宙を彷徨うばかりでした。
半身麻痺。失われた日常。 「何度も死ねたらどれほど楽か」と闇に呑まれそうな夜を救ってくれたのは、仲間の言葉と、ある映画の台詞でした。 「生き残った者には、生きる義務がある」
身体は不自由。でも、幸い「頭」はしっかりしている。 私は、半年間の入院を経て、一人暮らしを続ける決意をしました。
今、私を支えてくれるヘルパーさんやケアマネさんは、単なる「介護者」ではありません。私の自立を共に形作る、プロのチームです。私は、単に「介護される人」で終わるつもりはありません。たとえ車椅子の上からでも、この智慧を使って、自分の人生を美しくデザインしていく。
私は「星を拾う、車椅子の考える人」。 ここでは、介護を「受ける側」の視点から、ヘルパーさんとの対話術や、自立のためのマネジメント技術、そして何より「どう生きるか」という思考を綴ります。
介護する家族の苦労や、専門家の知識を伝える場所は、たくさんあります。
でも、される側が何を感じているかを語る声は、ほとんどない。
私は、その声を残したいと思っています。
うまく書けない日も、前向きになれない日も、正直に書きます。
誰かの「私だけじゃなかった」になれたら、それだけで十分です。
読んでくださって有難うございます。
