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KDDIのメールパスワード変更後、メールが使えない相談が増えています

最近、本当に増えています。

「KDDIの件でメールのパスワードを変えたら、Outlookでメールが受信できなくなった」
「スマホのメールが急にエラーになる」
「プロバイダから案内は来たけど、何をどこまでやればいいのかわからない」

こういうご相談です。

今回の件は、KDDIがISP事業者向けに提供しているメールシステムで不正アクセスが確認され、メールアドレスとパスワードが最大1,422万件漏えいした可能性がある、という内容です。対象には@niftyメール、BIGLOBEメール、J:COM NET、コミュファ光など複数のメールサービスが含まれています。

結論から言うと、メールパスワードを変更した後は、メールソフト側の設定変更も必要になることがあります。

ここが今回の一番ややこしいところです。

パスワードを変えるだけなら、なんとなくわかるんです。
でも、そのあとOutlook、Macメール、スマホ、タブレット、場合によっては複数台のパソコンに入っているメール設定を全部見直す必要が出てくる。

これはもう、ちょっとした「メール設定タイヤ交換問題」です。

何を言っているんでしょうか。
パソコン修理の話です。

なぜパソコン修理屋に相談が来るのか

今回、KDDIさん側の案内としては、メールパスワードの変更が必要という内容です。KDDIの発表でも、メールアドレスおよびパスワードが第三者に不正取得されている可能性があるため、ISP事業者からの情報を確認して早急に対応するよう案内されています。

ただ、問題はここからです。

パスワードを変更しただけでは、普段使っているメールソフトには新しいパスワードが自動で反映されないことがあります。

たとえば、@niftyの案内でも、メールパスワードを変更した後はOutlookやMacメールなど、利用中のメールソフトに登録されているパスワードも新しいものへ変更するよう案内されています。

つまり、

「公式ページでパスワード変更」

「はい、完了」

「と思ったら、Outlookが送受信エラー」

「え、どこを直すの?」

「修理屋さん、助けて」

という流れです。

これが今、現場で起きています。

メール設定は“できる人には簡単”でも、全員ができるわけではありません

ここでたまに思われるかもしれません。

「メールのパスワードを変えるだけで、設定料金がかかるの?」

気持ちはわかります。
文字にすると、ものすごく簡単そうに見えます。

でも、これは車のタイヤ交換と似ています。

車を持っている方でも、タイヤ交換を自分でやる人もいれば、できるけど面倒だからお店に頼む人もいます。そもそもやり方がわからない人もいます。

それと同じです。

メール設定も、できる人にはできます。
でも、全員ができるわけではありません。

しかも今回のようなケースでは、ただパスワードを入れ直すだけでは済まないことがあります。

  • Outlookの種類が古い

  • 新しいOutlookと従来版Outlookで画面が違う

  • Macメールで設定画面が見つからない

  • iPhoneやAndroidにも同じメールが入っている

  • POP、IMAP、SMTPの設定が絡む

  • メールパスワードとログインパスワードが別

  • 昔の設定資料が手元にない

  • 家族が契約していて本人が詳細を知らない

このあたりが混ざると、急に“設定の迷路”になります。

メールソフトの設定画面って、なぜあんなに奥に隠れたがるんでしょうか。
忍者ですか。出てきてください。

よくある症状

今回のようなパスワード変更後に、よくある症状はこのあたりです。

  • Outlookでメールが受信できない

  • メール送信だけできない

  • 何度もパスワード入力画面が出る

  • 「認証に失敗しました」と表示される

  • スマホでは受信できるがパソコンではできない

  • パソコンでは受信できるがスマホではできない

  • 古いメールは残っているが、新しいメールが入ってこない

  • 家族のメールだけ使えなくなった

  • プロバイダの会員ページにログインできない

この場合、必ずしもパソコンが壊れているわけではありません。

多くの場合は、メールソフトに保存されている古いパスワードが原因で送受信できなくなっている可能性があります。

ただし、設定が複雑な場合や古いメールソフトを使っている場合は、単純な入力変更だけで解決しないこともあります。

まず確認してほしいこと

ご自身で確認する場合は、次の順番がおすすめです。

まず、公式の案内を確認してください。
KDDI本体の発表だけでなく、実際に使っているプロバイダ側の案内を見ることが大事です。

今回対象として挙げられているのは、STNet、KDDIウェブコミュニケーションズ、JCOM、中部テレコミュニケーション、ニフティ、ビッグローブなどのメールサービスです。

次に、自分のメールが対象か確認します。
対象かどうかの確認方法は、各プロバイダごとに異なります。

そして、メールパスワードを変更します。

ここまでは公式案内に沿って進めてください。

そのあとが大事です。

普段メールを見ているソフトや端末に、新しいパスワードを入れ直します。

  • Outlook

  • Macメール

  • iPhoneのメールアプリ

  • Androidのメールアプリ

  • Gmailアプリに追加しているプロバイダメール

  • タブレット

  • 家族用パソコン

これらに同じメールアドレスを登録している場合、それぞれで変更が必要になることがあります。

これが「メール設定タイヤ交換問題」です。

1台だけだと思ったら、実は4本ありました。
タイヤなので当然なんですが、メールでも似たようなことが起きます。

やってはいけないこと

ここだけは本当に気をつけてください。

焦ってメールアカウントを削除しないでください。

特にPOP設定でメールを使っている場合、設定や保存状態によっては、過去のメールが端末側にしか残っていないことがあります。

この状態でメールアカウントを削除すると、過去のメールが消える可能性があります。

「一回消して入れ直せばいいか」

これ、気持ちはわかるんです。
わかるんですが、メールの場合はちょっと怖いです。

ほかにも、次の操作は慎重にしてください。

  • メールアカウントを削除する

  • Outlookのプロファイルを作り直す

  • よくわからないままPOPからIMAPへ変更する

  • 古いメールデータを削除する

  • プロバイダのログインパスワードまでまとめて変更する

  • ルーターの接続設定に関わるパスワードを変える

特に@niftyの案内では、ログインパスワードを変更した場合、環境によってはルーター等に設定しているパスワード変更も必要になる場合があり、再接続できなくなる可能性についても触れられています。

つまり、メールだけのつもりが、インターネット接続まで巻き込むことがあります。

やめて。
そこは急に話を大きくしないで。

パスワード変更後にやるべきこと

安全に進めるなら、次の順番がよいです。

  1. 公式案内で対象か確認する

  2. メールパスワードを変更する

  3. 新しいパスワードを紙などに一時的に控える

  4. Outlookやスマホのメール設定を変更する

  5. 送信と受信の両方を確認する

  6. 同じメールを使っている他の端末も確認する

  7. 同じパスワードを他サービスで使っていないか確認する

KDDIのセキュリティ案内でも、メールアドレスとPOPパスワードの組み合わせを他サービスで使い回している場合、不正利用につながる可能性があると説明されています。複数サービスで同じID・パスワードを使わないことも重要です。

つまり、今回やるべきことは「メールが受信できるようにする」だけではありません。

今後の被害を防ぐために、パスワードの使い回しを見直すことも大事です。

ここは地味ですが、かなり大事です。
地味な作業ほど、あとで効きます。筋トレと同じです。急に何の話。

修理屋に頼むと料金が発生する理由

今回の相談で、少しだけ書いておきたいことがあります。

メール設定の変更は、作業です。

「パスワードを入れるだけ」と思われるかもしれませんが、実際には状況確認、契約プロバイダの確認、メールソフトの確認、設定方式の確認、送受信テスト、必要に応じた端末ごとの再設定が必要になります。

お客様の環境によって、作業内容はかなり変わります。

車のタイヤ交換も、ナットを外して付け替えるだけと言えばそうです。
でも、実際にはジャッキアップ、締め付け確認、空気圧、保管、車種ごとの違いがあります。

できる人にはできる。
でも、できない人には不安です。

そして、不安なまま触ると、別のトラブルにつながることがあります。

パソコン修理屋がしているのは、単にボタンを押すことではありません。

お客様の環境を壊さないように確認しながら、安全に設定を戻すことです。

ここが料金の発生する理由です。

相談した方がよい目安

次のような場合は、無理に自分で進めず、相談した方が安全です。

  • Outlookに大事な過去メールが大量に残っている

  • メールアカウントを削除していいかわからない

  • POPかIMAPかわからない

  • プロバイダのIDやパスワードが不明

  • 家族名義の契約で詳細がわからない

  • パスワード変更後、何度も認証エラーが出る

  • 仕事用メールで送受信できないと困る

  • 複数台のパソコンやスマホで同じメールを使っている

  • ルーター設定まで関係しそうで怖い

このあたりは、遠慮なく相談してよい案件です。

「こんなことで聞いていいのかな」と思わなくて大丈夫です。

むしろ、よくわからないままメールアカウントを消す方が怖いです。

修理屋の心の中で小さく警報が鳴ります。
ピー。やめましょう。

今回の問題は“メール設定タイヤ交換問題”です

今回のKDDI関連のメール不正アクセスでは、メールパスワードの変更が必要になるケースがあります。

ただし、パスワードを変更して終わりではありません。

普段使っているOutlook、Macメール、スマホ、タブレットなどに登録しているメール設定も、新しいパスワードに変更しなければならないことがあります。

ここで詰まる方が、今とても増えています。

そして、それは恥ずかしいことではありません。

タイヤ交換を自分でやる人もいれば、頼む人もいます。
メール設定も同じです。

できる人は自分でやれば大丈夫です。
でも、わからない場合や、過去メールを消したくない場合は、無理に触らない方が安全です。

今回の結論です。

結論:パスワード変更後のメール設定は、焦って消さずに、まず状態確認です。

メールは、ただの連絡手段に見えて、仕事や契約、家族とのやり取り、昔の大事な記録が詰まっていることがあります。

だからこそ、今回のような「メール設定タイヤ交換問題」は、慌てず、確実に進めていきましょう。

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