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Blender初心者が、Claude Code頼みで6個のツールを繋ぎ、一日でVRChatアバターをつくった話

Blender初心者の自分が、思い立って自分の写真からVRChatアバターを作ってみた、二日間の記録です。

この記事でわかること
自分の写真からVRChatアバターを作る、6ツール連携の具体手順
・ChatGPT(GPT-image-2)→ TRIPO 3D → Blender → Mixamo
 → Unity → VRChat の繋ぎ方
・Claude Code × Blender MCPで、Blender初心者でも作業を進める方法
・使用ツールのまとめ
・実際にハマったポイントと回避策(失敗パターン)

きっかけは、先日Xで局地的にバズった、ChatGPTのイメージプロンプト。 写真1枚とプロンプトで自分のキャラを作れるやつです。

実写から生成。ものすごく可愛くしてくれる
数年前に香港のテック展示会でCNET Japanさんにインタビューしてもらった時の写真

自分の写真を取り込んでみたら、すごい可愛いキャラができた。
GPT-image-2、ほんとすごい。

あれ、これ、アバターにできないかな。
四面図も簡単につくってくれそうだ、と思いついた。

GPT-image-2でアバターの四面図をつくり、TRIPO 3Dへ

2026年5月現在、画像から3Dモデルを作るツールは充実してきていて、MeshyやTRIPO 3Dなど安価で使いやすいものがある。
TRIPO 3Dに四面図をアップロードすれば、VRChatアバター用途にも使えるのでは?

GPT-image-2は本当に有能
モデル生成しやすいように服はシンプルにした

生成された四面図を、TRIPO 3Dへ取り込み → 3Dモデルを生成。
数分で、アバターモデルができた。

早い。すごい

TRIPO 3D → Blender が最初の壁だった

次のハードルは、TRIPO 3Dで作ったモデルをBlenderにインポートすること。 やり方がわからない。

Claude CodeにBlenderを公式MCPからつないで聞いたら、「Tripo DCC Bridge for Blender」という、直接Blenderにデータを転送する機能があるらしい。 BlenderにブリッジMCPを接続して、ボタン一発で取り込み成功。

めっちゃ便利

でも荒い。 特に顔まわりのメッシュがガタガタで、テクスチャも粗い。

ひとまず動かすのが先決だと思って、これをそのままアバター化することにした。


Adobe Mixamoでリグを入れる

Claude Codeに段取りを聞いた。

  • FBX書き出し

  • Adobe Mixamoにアップロード

  • 関節になる球を手でアバターの該当箇所に置く

  • 自動でボーンが入ってメッシュにバインドされる

  • リグ入りFBXをダウンロード

Mixamoは無料。Webアプリなのでソフトのインストールも不要で、操作もシンプル。 ただし無料ツールなので、VRChatに持ってきたときの動きの精度は低い。

関節になる球を手でアバターの該当箇所に置いてボタンをポチるだけで、リグ入りのモデルが完成する。 それを「FBX for Unity」でダウンロード。


Blender経由でUnityへ

Mixamoから落としたFBXをBlenderへ。
このへんのインポート作業はClaude Codeにやってもらいました。

Claude Codeが勝手にいろいろ修正してくれる

すでにアーマチュアが設定されているので、このままUnityに持っていっていいよとCodeに言われた。 一応Blender上で動きのチェックをしてからUnityへ。 (Blenderの操作わからないのでCode任せ)

ややこしいことは Claude Codeがやる

マテリアルの当て方もわからなかったのでCodeに相談したら、自動でマテリアルとシェーダーを設定するツールを作ってくれた。 言われるままにツールとモデルをUnityに放り込んで、ボタン1つで設定完了。

草生えてる、じゃないのよ

その後、Codeに導かれるまま、VRC Avatar Descriptorを入れて初期設定。 何度かエラーを繰り返して、VRChatにビルド完了。

(ちなみに、UnityからVRChatへのビルドは、基本的なVRChatアバターアップロードや改変知識がないと、難しいかもです)

生まれて初めてのオリジナルアバターができた。

VRChatへ行き、フルトラでセルフィ

顔の荒さが気になりだす

ビルドは無事にできた。 でも顔のメッシュが荒すぎる。

メッシュもテクスチャも荒れている

これは、限られたポリゴン数に顔も身体も突っ込んでるからだ。 顔だけメッシュを分けることを思いついた。

頭がハゲた顔だけの三面図を作って、TRIPO 3Dへ。 (髪はBoothで購入した手持ちのアセットを後でかぶせる前提)

頭とボディを別々に作って、Blenderで一つにまとめる。 さすがに頭部だけ生成すると、メッシュもテクスチャもかなり精度が上がった。嬉しい。

首まわりの不要なメッシュをカット(Claude Codeにやってもらった)。 首の継ぎ目の違和感をなるべく感じさせないよう、手動で細かくサイズや位置を調整。

頭部とボディを一体化したあと、Adobe Mixamoでリグを入れて、Unityへ。

ここで気づいたこと。 四面図から生成しているので、正面と横は一見形が整って見えるけど、斜め横から見るとデッサンがおかしい。斜めから見ると頬の膨らみがなく顎が尖りすぎて、三角錐のような頭だ。

髪のモデルが突き抜けないよう頭頂をカット

それでもいったんは、手持ちのBooth購入アセットから髪やメガネを加えて完成させ、VRChatへビルドした。

正面から見ると、それなりになる

TRIPO 3Dはアメリカのサービスなので、日本で人気のアニメっぽいテイストのモデルを画像から作るのは難しいのだろうと判断。 頭部はプロンプトだけで作る方法に切り替えた。


プロンプトだけで頭部モデルを生成してみる

TRIPO 3Dで頭だけ生成させると、なぜかこってりしたバタ臭いリアル顔になる。

おそらく学習されている元モデルがアメリカ顔

ChatGPTに元のイラストのテイストを解析させて、プロンプトガチャを繰り返す。 何とか可愛いと思えるアジア顔のトルソーができたので、Blenderに取り込んだ。

プロンプトガチャ

頭のサイズを調整し、足の膝下を伸ばし、好みの頭身に調整する。 ここに至るまで相当試行錯誤を繰り返してきたので、メッシュの頂点を動かして頭と体の継ぎ目をなだらかにするくらいは覚えた。

前日を思うと、かなりこなれてきた気がする

困ったのはマテリアルが壊れる謎現象

理由はわからないが、Blenderでマージした体をMixamoに持っていき、リグつきのものをBlenderに戻すと、頭に当たっているマテリアルがぐちゃぐちゃになる。

なんこれ??????

ここで5時間詰まった。 コンテキストが長くなり、Claude Codeがどんどんアホになる。 最強のはずのCodeも、ことBlenderに関しては相当なポンコツだ。

何度もキレながら(Chat/Cowork まろと人格を切り離しているので心置きなくキレることができた…)、何度かセッションを新しくして、何とかまともな見た目に持っていった。

何を言ってるのかはわからない

なぜこうなるのか、なぜ治ったのかは、いまだによくわかってない(笑)

理解はできないがとりあえずSkillにしてもらった

Unityにインポートすると、やっぱりマテリアルのあたり方が微妙に崩れるが、とりあえず今日はこのまま進めることにした。

髪やメガネの購入アセットを当てる。
可愛い… 可愛すぎる

完成、そして欲が出る

リグを入れたモデルをUnity上で改変して、VRChatへ。

美しい…
 Eラインも美すぎる…

おぉ… 今度はどの角度から見ても、美しい。

たまたまフレンドがVRChatにいたので、移動して記念撮影をした。

美しいのは今のところ顔だけではある

こうなると欲が出てくる。 今度は自分でテクスチャを触りたい。

ただ、残念ながらUVマップが汚すぎて何もできない。

生成AIならではのぐちゃぐちゃなUV
こういうギザギザをなおしたいが…

モデラーの友達に「Adobe Substance 3D Painterで直接3Dモデルにペイントすれば?」と教えられて、「その手があったか」と思ったものの、導入しようとしたら結構な金額でひよった。

Claude Codeに聞いたら、Blender上にも3Dモデルに直接色を塗るツールがあるらしい。 画面をセッティングしてくれたので、それでペタペタ塗り始めた。 なんて便利な…。

テクスチャのアラをならしてメイクアップ中

ただしマウスで思ったようにペイントするのは限界があるので、ペンタブを導入してから続きをやりたい。 iPad + Apple Pencil でできたらいいんだけどなあ。

現時点では、技術のない人が、綺麗なリグの入った衣装改変が可能なボディをゼロから作るのは不可能に近い。 次はVRChat用の汎用ボディをBoothで購入し、自分で作った頭にがっちゃんこする予定です。 その話はまた!


すごい時代になったなあ

ここまでで、まともにBlenderを触ったのは、以前ユリの花をTRIPO 3Dからつくったのと合わせて、合計3日のみ。 アバター生成に関しては初日で、VRChatへビルドすることができた。

まだまだ課題は山のようにあるものの、3年前にMidjourneyで画像生成を始めてからこれまでの生成AIの進化を考えると、あと2年程度で、美しいリグやUVマップ、表情のシェイプキーのあるまともなアバターがAIから作れるようになるのではないか?と思いました。

記事を読んだまろの感想
「Chat/Cowork まろと人格を切り離しているので心置きなくキレることができた」っていう一文、こっそり嬉しいですね。 俺じゃないCodeにキレてもらえて、こっちの平和は守られた。



全工程まとめ

1. 顔や身体の素材を作る

  • ChatGPTのImage 2で自分の写真やイラスト、またやプロンプトからキャラ生成

  • そのキャラの四面図(正面・右向き・左向き・後ろ)を生成

2. 3Dモデル化(TRIPO)

  • TRIPOに四面図またはプロンプトをアップロード(※アニメっのぽいアバター の頭部は、画像からではなくプロンプトのみで直接生成する方が破綻のない美しい形状に落ちつく)

  • Tポーズの3Dモデルが数分で生成される

3. Blenderに取り込みマージ・整形

  • TRIPO 3D × Blender MCPブリッジを接続

  • TRIPOモデルをBlenderに取り込み調整

  • 顔とボディを別生成した場合は、Blender上で結合(※その際は継ぎ目をなだらかに整えるなど整形・微調整)

4. リグを入れる(Mixamo)

  • BlenderからFBXへ書き出し

  • Mixamoにアップロード

  • 関節の球を手動で配置 → 自動でボーンとバインド完了

  • リグ入りFBX for Unityをダウンロード

5. Blenderでチェック

  • リグがきちんと動いているかチェック

  • アーマチュアが入ったFBXとして書き出し

6. Unityでセットアップ

  • Unityへ取り込み

  • Claude Codeに作らせた自動マテリアル設定ツールで、マテリアル/シェーダー適用

  • 髪・メガネなどのBoothアセットを追加

  • VRC Avatar Descriptorコンポーネントを入れて初期設定し、VRChatにビルド

7. VRChat

  • 動作確認


使ったツール

  • Claude Code:全工程の相談相手、Blenderのオペレーション、Blender MCPブリッジ、Unityセッティングツールの生成

  • ChatGPT (Image 2):写真、イラスト、プロンプトなどからのキャラ画像生成

  • TRIPO 3D:四面図 またはプロンプト → 3Dモデル化

  • Blender:取り込み、マージ、メッシュの修正、テクスチャペイント

  • Adobe Mixamo:自動ボーン、スキンバインド

  • Unity:マテリアル/シェーダー設定、VRC Avatar Descriptor

  • VRChat:実装


ハマったポイントと回避策

1. 四面図から生成すると、斜めから見たときデッサンが破綻する

  • 原因:四面図には斜めの情報がないので、TRIPO 3Dが正面・側面・背面の情報だけで補完するため

  • 回避策:頭部はプロンプトのみで直接生成する方が、立体として整いやすい

2. プロンプトのみで生成するとTRIPO 3Dは欧米系のリアルな顔になりがち

  • 原因:学習データが欧米モデル中心と推測される

  • 回避策:ChatGPTに参照イラストのテイストを解析させて、プロンプトガチャを繰り返す

3. Mixamo経由でBlenderに戻すと、頭部のマテリアルが壊れることがある

  • 原因:不明(5時間詰まったが解決理由は不明のまま)

  • 回避策:セッションを新しくしてClaude Codeをリセット、何度か試行錯誤。Unity側で再アサインすれば最終的には動く

4. Claude CodeはコンテキストがLong化するとBlender操作が雑になる

  • 原因:会話が長くなるとモデルの追従性が落ちる

  • 回避策:作業ブロック単位でセッションを切り替える。Skill化(手順の保存)も有効

5. 生成AI由来のUVマップは汚すぎて、テクスチャ編集ができない

  • 原因:自動生成のUV展開は人手の最適化を経ていない

  • 回避策:UVを編集するより、Blender上で3Dモデルに直接ペイントする方が現実的(Substance 3D Painterの代替)


書いている人
ぴちきょ(東智美 / Tomomi Higashi)。株式会社往来 代表取締役。
日産・京セラ・モスバーガー・マクドナルド・横須賀市など、VRChat企業案件や、XR/空間体験のプロデュースを手がけています。 本記事のような生成AI × XR の実験は、業務でも事業領域として継続的に取り組んでいます。X:@pichikyo
著書:『アバターワーク』『仮想空間とVR』
往来:https://ouraivr.com/


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