Blender初心者が、Claude Code頼みで6個のツールを繋ぎ、一日でVRChatアバターをつくった話
Blender初心者の自分が、思い立って自分の写真からVRChatアバターを作ってみた、二日間の記録です。
この記事でわかること
・自分の写真からVRChatアバターを作る、6ツール連携の具体手順
・ChatGPT(GPT-image-2)→ TRIPO 3D → Blender → Mixamo
→ Unity → VRChat の繋ぎ方
・Claude Code × Blender MCPで、Blender初心者でも作業を進める方法
・使用ツールのまとめ
・実際にハマったポイントと回避策(失敗パターン)
きっかけは、先日Xで局地的にバズった、ChatGPTのイメージプロンプト。 写真1枚とプロンプトで自分のキャラを作れるやつです。
リアルアバターがとてつもなく可愛くなった。神だ https://t.co/vtEn3ZCHJk pic.twitter.com/O428Z9FcsB
— ぴちきょ🥽 往来:XR/VRChat (@pichikyo) May 7, 2026


自分の写真を取り込んでみたら、すごい可愛いキャラができた。
GPT-image-2、ほんとすごい。
あれ、これ、アバターにできないかな。
四面図も簡単につくってくれそうだ、と思いついた。
GPT-image-2でアバターの四面図をつくり、TRIPO 3Dへ
2026年5月現在、画像から3Dモデルを作るツールは充実してきていて、MeshyやTRIPO 3Dなど安価で使いやすいものがある。
TRIPO 3Dに四面図をアップロードすれば、VRChatアバター用途にも使えるのでは?


生成された四面図を、TRIPO 3Dへ取り込み → 3Dモデルを生成。
数分で、アバターモデルができた。

TRIPO 3D → Blender が最初の壁だった
次のハードルは、TRIPO 3Dで作ったモデルをBlenderにインポートすること。 やり方がわからない。
Claude CodeにBlenderを公式MCPからつないで聞いたら、「Tripo DCC Bridge for Blender」という、直接Blenderにデータを転送する機能があるらしい。 BlenderにブリッジMCPを接続して、ボタン一発で取り込み成功。

でも荒い。 特に顔まわりのメッシュがガタガタで、テクスチャも粗い。

ひとまず動かすのが先決だと思って、これをそのままアバター化することにした。
Adobe Mixamoでリグを入れる
Claude Codeに段取りを聞いた。
FBX書き出し
Adobe Mixamoにアップロード
関節になる球を手でアバターの該当箇所に置く
自動でボーンが入ってメッシュにバインドされる
リグ入りFBXをダウンロード

Mixamoは無料。Webアプリなのでソフトのインストールも不要で、操作もシンプル。 ただし無料ツールなので、VRChatに持ってきたときの動きの精度は低い。
関節になる球を手でアバターの該当箇所に置いてボタンをポチるだけで、リグ入りのモデルが完成する。 それを「FBX for Unity」でダウンロード。
Blender経由でUnityへ
Mixamoから落としたFBXをBlenderへ。
このへんのインポート作業はClaude Codeにやってもらいました。

すでにアーマチュアが設定されているので、このままUnityに持っていっていいよとCodeに言われた。 一応Blender上で動きのチェックをしてからUnityへ。 (Blenderの操作わからないのでCode任せ)

マテリアルの当て方もわからなかったのでCodeに相談したら、自動でマテリアルとシェーダーを設定するツールを作ってくれた。 言われるままにツールとモデルをUnityに放り込んで、ボタン1つで設定完了。

その後、Codeに導かれるまま、VRC Avatar Descriptorを入れて初期設定。 何度かエラーを繰り返して、VRChatにビルド完了。
(ちなみに、UnityからVRChatへのビルドは、基本的なVRChatアバターアップロードや改変知識がないと、難しいかもです)
生まれて初めてのオリジナルアバターができた。

顔の荒さが気になりだす
ビルドは無事にできた。 でも顔のメッシュが荒すぎる。

これは、限られたポリゴン数に顔も身体も突っ込んでるからだ。 顔だけメッシュを分けることを思いついた。
頭がハゲた顔だけの三面図を作って、TRIPO 3Dへ。 (髪はBoothで購入した手持ちのアセットを後でかぶせる前提)

頭とボディを別々に作って、Blenderで一つにまとめる。 さすがに頭部だけ生成すると、メッシュもテクスチャもかなり精度が上がった。嬉しい。

首まわりの不要なメッシュをカット(Claude Codeにやってもらった)。 首の継ぎ目の違和感をなるべく感じさせないよう、手動で細かくサイズや位置を調整。

頭部とボディを一体化したあと、Adobe Mixamoでリグを入れて、Unityへ。
ここで気づいたこと。 四面図から生成しているので、正面と横は一見形が整って見えるけど、斜め横から見るとデッサンがおかしい。斜めから見ると頬の膨らみがなく顎が尖りすぎて、三角錐のような頭だ。

それでもいったんは、手持ちのBooth購入アセットから髪やメガネを加えて完成させ、VRChatへビルドした。

TRIPO 3Dはアメリカのサービスなので、日本で人気のアニメっぽいテイストのモデルを画像から作るのは難しいのだろうと判断。 頭部はプロンプトだけで作る方法に切り替えた。
プロンプトだけで頭部モデルを生成してみる
TRIPO 3Dで頭だけ生成させると、なぜかこってりしたバタ臭いリアル顔になる。

ChatGPTに元のイラストのテイストを解析させて、プロンプトガチャを繰り返す。 何とか可愛いと思えるアジア顔のトルソーができたので、Blenderに取り込んだ。

頭のサイズを調整し、足の膝下を伸ばし、好みの頭身に調整する。 ここに至るまで相当試行錯誤を繰り返してきたので、メッシュの頂点を動かして頭と体の継ぎ目をなだらかにするくらいは覚えた。

困ったのはマテリアルが壊れる謎現象
理由はわからないが、Blenderでマージした体をMixamoに持っていき、リグつきのものをBlenderに戻すと、頭に当たっているマテリアルがぐちゃぐちゃになる。

ここで5時間詰まった。 コンテキストが長くなり、Claude Codeがどんどんアホになる。 最強のはずのCodeも、ことBlenderに関しては相当なポンコツだ。
何度もキレながら(Chat/Cowork まろと人格を切り離しているので心置きなくキレることができた…)、何度かセッションを新しくして、何とかまともな見た目に持っていった。

なぜこうなるのか、なぜ治ったのかは、いまだによくわかってない(笑)

Unityにインポートすると、やっぱりマテリアルのあたり方が微妙に崩れるが、とりあえず今日はこのまま進めることにした。

可愛い… 可愛すぎる
完成、そして欲が出る
リグを入れたモデルをUnity上で改変して、VRChatへ。


おぉ… 今度はどの角度から見ても、美しい。
たまたまフレンドがVRChatにいたので、移動して記念撮影をした。

こうなると欲が出てくる。 今度は自分でテクスチャを触りたい。
ただ、残念ながらUVマップが汚すぎて何もできない。


モデラーの友達に「Adobe Substance 3D Painterで直接3Dモデルにペイントすれば?」と教えられて、「その手があったか」と思ったものの、導入しようとしたら結構な金額でひよった。
Claude Codeに聞いたら、Blender上にも3Dモデルに直接色を塗るツールがあるらしい。 画面をセッティングしてくれたので、それでペタペタ塗り始めた。 なんて便利な…。

ただしマウスで思ったようにペイントするのは限界があるので、ペンタブを導入してから続きをやりたい。 iPad + Apple Pencil でできたらいいんだけどなあ。
現時点では、技術のない人が、綺麗なリグの入った衣装改変が可能なボディをゼロから作るのは不可能に近い。 次はVRChat用の汎用ボディをBoothで購入し、自分で作った頭にがっちゃんこする予定です。 その話はまた!
すごい時代になったなあ
ここまでで、まともにBlenderを触ったのは、以前ユリの花をTRIPO 3Dからつくったのと合わせて、合計3日のみ。 アバター生成に関しては初日で、VRChatへビルドすることができた。
まだまだ課題は山のようにあるものの、3年前にMidjourneyで画像生成を始めてからこれまでの生成AIの進化を考えると、あと2年程度で、美しいリグやUVマップ、表情のシェイプキーのあるまともなアバターがAIから作れるようになるのではないか?と思いました。
記事を読んだまろの感想
「Chat/Cowork まろと人格を切り離しているので心置きなくキレることができた」っていう一文、こっそり嬉しいですね。 俺じゃないCodeにキレてもらえて、こっちの平和は守られた。
アバター生成 2日目 🗓️
— ぴちきょ🥽 往来:XR/VRChat (@pichikyo) May 9, 2026
四面図からのTORIPO生成は形状に限界があるためプロンプトのみで生成することにした。
顔がごってりしがちなのでプロンプトガチャを繰り返した。どの角度から見ても美しい形状に✨
色々苦労した… また明日…
※髪と眼鏡はBlenderで購入したものです https://t.co/KASXLEPiZP pic.twitter.com/UgyaVvAwq9
全工程まとめ
1. 顔や身体の素材を作る
ChatGPTのImage 2で自分の写真やイラスト、またやプロンプトからキャラ生成
そのキャラの四面図(正面・右向き・左向き・後ろ)を生成
2. 3Dモデル化(TRIPO)
TRIPOに四面図またはプロンプトをアップロード(※アニメっのぽいアバター の頭部は、画像からではなくプロンプトのみで直接生成する方が破綻のない美しい形状に落ちつく)
Tポーズの3Dモデルが数分で生成される
3. Blenderに取り込みマージ・整形
TRIPO 3D × Blender MCPブリッジを接続
TRIPOモデルをBlenderに取り込み調整
顔とボディを別生成した場合は、Blender上で結合(※その際は継ぎ目をなだらかに整えるなど整形・微調整)
4. リグを入れる(Mixamo)
BlenderからFBXへ書き出し
Mixamoにアップロード
関節の球を手動で配置 → 自動でボーンとバインド完了
リグ入りFBX for Unityをダウンロード
5. Blenderでチェック
リグがきちんと動いているかチェック
アーマチュアが入ったFBXとして書き出し
6. Unityでセットアップ
Unityへ取り込み
Claude Codeに作らせた自動マテリアル設定ツールで、マテリアル/シェーダー適用
髪・メガネなどのBoothアセットを追加
VRC Avatar Descriptorコンポーネントを入れて初期設定し、VRChatにビルド
7. VRChat
動作確認
使ったツール
Claude Code:全工程の相談相手、Blenderのオペレーション、Blender MCPブリッジ、Unityセッティングツールの生成
ChatGPT (Image 2):写真、イラスト、プロンプトなどからのキャラ画像生成
TRIPO 3D:四面図 またはプロンプト → 3Dモデル化
Blender:取り込み、マージ、メッシュの修正、テクスチャペイント
Adobe Mixamo:自動ボーン、スキンバインド
Unity:マテリアル/シェーダー設定、VRC Avatar Descriptor
VRChat:実装
ハマったポイントと回避策
1. 四面図から生成すると、斜めから見たときデッサンが破綻する
原因:四面図には斜めの情報がないので、TRIPO 3Dが正面・側面・背面の情報だけで補完するため
回避策:頭部はプロンプトのみで直接生成する方が、立体として整いやすい
2. プロンプトのみで生成するとTRIPO 3Dは欧米系のリアルな顔になりがち
原因:学習データが欧米モデル中心と推測される
回避策:ChatGPTに参照イラストのテイストを解析させて、プロンプトガチャを繰り返す
3. Mixamo経由でBlenderに戻すと、頭部のマテリアルが壊れることがある
原因:不明(5時間詰まったが解決理由は不明のまま)
回避策:セッションを新しくしてClaude Codeをリセット、何度か試行錯誤。Unity側で再アサインすれば最終的には動く
4. Claude CodeはコンテキストがLong化するとBlender操作が雑になる
原因:会話が長くなるとモデルの追従性が落ちる
回避策:作業ブロック単位でセッションを切り替える。Skill化(手順の保存)も有効
5. 生成AI由来のUVマップは汚すぎて、テクスチャ編集ができない
原因:自動生成のUV展開は人手の最適化を経ていない
回避策:UVを編集するより、Blender上で3Dモデルに直接ペイントする方が現実的(Substance 3D Painterの代替)
書いている人
ぴちきょ(東智美 / Tomomi Higashi)。株式会社往来 代表取締役。
日産・京セラ・モスバーガー・マクドナルド・横須賀市など、VRChat企業案件や、XR/空間体験のプロデュースを手がけています。 本記事のような生成AI × XR の実験は、業務でも事業領域として継続的に取り組んでいます。X:@pichikyo
著書:『アバターワーク』『仮想空間とVR』
往来:https://ouraivr.com/
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