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新規就農への道⑩― 農地法と私。〝うちの畑〟があるのに、なぜ修行に行くのか ―

1. 予告しておいてなんですが

昨日「農地法の話をします!」なんて言っておきながら、そんなに難しいことを語れるわけではありません。

ただ、ここ数ヶ月でようやく「農地法ってこういうことか」と少しずつ理解できてきたところです。

そして、農業をやりたい人が「意外と前に進めない理由」のひとつが、この農地法にあるんじゃないかと感じています。

2. 農地法をざっくり言うと

私が理解できる範囲で、できるだけシンプルにまとめると──

●農地は、誰でも自由に使える土地ではない。
農地を使うには、その地域の農業委員会に“農業者”として認められる必要がある。
農業者とはざっくり↓

- 毎日畑に出て作業している人  

- または農業を営む企業(従事者が必要)  

このどちらか。


そして、農業者として認められていない人は、農地を自由に借りたり使ったりできない。


● 農地は「農地として使う」以外の用途に勝手に変えられない

「空いてるから駐車場にしよう」  

「小屋を建てよう」  

みたいなことは基本的にできない。

昔から別用途で使っていた土地は“既得権”として認められることもあるけれど、今から勝手に用途変更はできない。

農地は農地。  
農業者以外が使ってはいけない。

これが大原則。

3. 〝うちの畑〟があるから良いんじゃない?

ここが今日の本題です。

うちの畑(=山の主=伯父の畑)は、私にとっても大切な場所。  
野菜も美味しいし、丁寧に作られていて、まさに“食糧庫”。
伯父一家の暮らしを支える畑であり、美しく守られてきた場所。

だから、私の夢のために勝手に使うのは違う。ここを遊び場にしてはいけない。  

ならば、遊び場にしても問題なく、人に使われることで喜ぶ〝放置耕作田〟を使うのが良くないかな?

あと、近くの田畑が太陽光になる計画がある。。最悪お金を払っても止めたい!となると。。土地を買う権利も、農業者でなくてはいけない。(高市さん、はやく太陽光補助金終わりにしてー!!)

だから私は、タイミングが来た瞬間には自分の力で農地を借りて、自分の責任で動けるようになりたい。

そのために、修行に行っています。


4. 修行に行く理由は、大きく3つ

● 理由①:農地法の枠の中で、自分を守るため

放置されている畑や田んぼを活用したいと思っても、農業者として認められていなければ、口約束で借りても法律的にはアウトになる可能性がある。

だから、正式に農業者として動ける状態を作りたい。


● 理由②:会社を守るため

私の仕事は「人」と「場所」が密接に関わる。  

もし会社として農地を借りることになった場合、農地法の理解がないと、知らないうちに法律違反になる可能性がある。


だから、会社を守るためにも、私が農地法を理解しておく必要がある。


● 理由③:町役場との関係を築きたい

猪名川町は、農業委員会も農業観光課も本当に親切。  

相談すれば丁寧に教えてくれる。

私は、町と一緒に動ける人になりたい。

そのためにも、猪名川町の仕組みである「チャレンジ農業」を活用し、親方のもとで修行することは大きな意味がある。


5. 私の夢「ピカソむら構想」

そしてもうひとつ大きな理由。

私はずっと、子どもが走り回って、泥んこになって、時々失敗して怒られながら本当に生きるための力が育つ場所を作りたいと思ってきました。

農業は究極の職業。

バブルの頃に3K(臭い汚いキツイ)なんて言葉が流行ったおかげで、当該世代のひとたちは農業への印象が激悪い!
そんな理由からか?はたまた獣害の悪化からか?うちの畑の近くにも、まだ働ける世代はあるのに、放置されてしまった畑や田んぼがたくさんある。  

あの土地を、子どもたちの遊び場や学び場にできたら──  

そんな未来像がずっと頭の中にある。


そのためには、農地法の枠の中で堂々と楽しく動いている自分があることが必要。


6. 子どもと自然について

農業を学ぶほど、  

「子どもと自然」  
「遊びと農業」  
「暮らしと土地」  

について考えることが増えてきました。
まだまだ屁理屈レベル。

これから少しずつ身体で理解を深めていきたいと思います。

続く。

【参考リンク】

- 農林水産省|農地法をめぐる事情について

- 農地法Q&A(農林水産省)  

- 猪名川町|農業委員会  

- 猪名川町|チャレンジ農業者支援制度 

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