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【関わりの中に発生するもの、を意識して】 shoko* インタビュー


shoko* 個展「花宿す、花籠る」を、2025年9月3日(水) – 9月14日(日)の期間にピカレスクギャラリーで開催しております。

今回は、shoko*さんにご自身のことや制作エピソード、今回展示される作品についてインタビューしました。ぜひお楽しみください。


自己紹介をお願いします

shoko*です。
楽しいこと、可愛いもの、美味しいものが大好き。
ひととひとの間にある、目に見えないものに触れてみたくて色と、線と、ことばと遊ぶ。

作品モチーフは、少女の器を借りて、喜びや不安、安らぎなどの感情のゆらぎ、温度を透明水彩で表現したいと制作しています。

誰かの一呼吸分になれたらと願って。

前回、ピカレスクで個展を開催されていかがでしたか?

とても実り多い経験をさせていただきました。精一杯制作した作品たちを素晴らしい展示空間に仕上げていただけることももちろんなのですが、メインビジュアルが海外の方にお迎えしていただけたことも、ピカレスクギャラリーさまならではの出来事なのではないかと感じています。長く応援してくださっているお客様たちからも「あの展示好きでした」とよく話題にしていただけているようです。

前回から今回の個展開催に至るまでの制作活動について教えてください。

展示ではグループ展でメインビジュアルを担当させていただいたり、50号の大作展にお誘いいただき大きめの水彩作品を制作、発表するなどしました。ご依頼作品の制作では、曲と歌詞をもとにイメージした作品を制作し、歌詞集の1ページとして寄稿、出版されました。(南壽あさ子さま/SheSawScene)そのほかイベントにも積極的に参加しています。

作品の世界観や、現在使っている道具・素材・技法について教えてください。

今回の展示のテーマは大きく「関わり」を画面構成の主軸として取り扱っています。花と少女の関係性、物理的な共生関係、精神的な共存関係。以前からテーマにしている「関わりの中に発生するもの」を意識して制作しています。それは質感だったり、温度だったり、痛みだったり、循環だったり。透明水彩を使用することで滲みや色彩の奥行きを生かし、物質的な隔たりや精神的な境界の曖昧さを楽しみながら表現することができました。

作品ができるまでのプロセスを教えてください。

今回の展示作品はテーマもそうなのですが、モチーフを明確に決めてからの制作だったので、まずは描きたい植物の資料集めからスタートして、画面内での流れを意識してどのような構図にするかを模索しながら描き進めました。「花宿り」「花籠り」どちらも花と人物それぞれが魅力的になるよう、色彩と形にこだわって制作しています。

最近気になっているもの・作品・場所などがあれば教えてください。

自分が育てているからかもしれないのですが、描いてみたいモチーフとして最近は水槽や箱庭、プランターなど決められたサイズの箱の中にある世界が気になっています。その中で育ったり、増えたり、枯れたりするのがとても興味深いなと思います。水族館や美術館も。箱の中のものが気になっているのかもしれません。場所は水辺が気になっています。海でも、川でも、池でも。何か泳いでいるともっと嬉しいかも。光がゆらゆらしているのをゆっくり眺めたいです。

作品づくりをしていてよかったと思うのは、どんなときですか?

作品を仕上げてふと息をついたとき、そこにある線や色彩になんだかとても安心します。それは自分の形を確認する作業にも似ていて、制作にかけた時間やその間に考えたこと、過去の記憶などが絵の中に溶けて滲むような気がします。そして、その絵を見てくれた人の気持ちになにかしらの波紋が広がったとき、ほんとうの言葉が通じたような気持ちになります。そういうときに絵があってよかった、と思います。

今回の個展のコンセプトについて教えてください。

わたしのなかにある花と人の在り方について

ご出展いただく作品のコンセプトを教えていただけますか?

花宿り#6

少女を主体に花が寄り添う「花宿り」、この作品はジャーマンアイリスがモチーフです。大きく柔らかな花弁に額を寄せて、秘密を打ち明けるような、抱えた感情を預けるようなイメージで制作しました。少女の眼差しの切実さと髪の柔らかさ、ジャーマンアイリスの花弁に少女から熱が移ったみたく滲む、複雑な色味を大切に仕上げました。

花籠り#17

花を主体にしつつ内側に少女が潜む「花籠り」、こちらの作品のモチーフは蛇苺です。蛇苺自体とても好きなモチーフで、私の作品の中には度々登場しています。葉も実もちいさな植物なので、人物と絡めるときにどうすれば魅力的にできるかを思案する時間が楽しく難しかったです。「花籠り」は花が持つ少女の記憶であったり、あるいは内側の世界がふっと映し見える瞬間であったり、そういう意識で制作しました。

花宿り#10

この作品の花はヒルザキツキミソウをモチーフにしました。お出かけ中に時々見かける花でずっと描きたいと思っており、調べたところ名前も可愛いんだなあと嬉しくなりました。花に惹かれたとき、触れてみたいなという欲求が生じます。どれくらい柔らかいんだろう、形は、薄さは、と興味がつきません。(実際にあまり触ると花にダメージがありそうなので風に揺れているのを眺めて観察し、絵の中で触れる感覚を模索します。)柔らかく触れること、熱を与え合うこと、苗床となり成長に関与すること、失わず循環し続けることを意識しながら制作しました。痛みのない共生と、失うことのない関係性。他者と自分という分たれた存在のまま、境界線が曖昧になる様を描きました。

今後の夢や目標を教えて下さい

書籍の装丁や服飾関係のお仕事に携われたら嬉しいです。フィギュアなどの立体作品にも強い関心と憧れがあるので、誰かと何かを作る、というのがやってみたいことなのかもしれないです。

お客様、ご来場予定の皆様に向けてメッセージをお願いいたします!

このたびはshoko*個展「花宿す、花籠る」へご来場くださりありがとうございます。
普段の制作から、やわらかく生命力に満ちた花と人を、よく似ているとも異なっているとも感じながら、好んでモチーフにしています。今回の展示では、わたしのなかにある花と人の在り方をふたつ選んでテーマとしました。苗床のようにその身に美しい花を宿す人、隠し守るように人を籠らせる花。奪い合うことなく同じ水を分け合うことで共生する、美しい生命感と、異なる存在の関係性を表現したいと制作しました。
この展示のために、すべての作品を新作として描きおろしました。
作品と展示空間を皆様にお楽しみいただけましたら幸いです。
ぜひごゆっくりご覧ください。 shoko*

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shoko*さん、たくさんの貴重なお話をありがとうございました。
皆さまはどのエピソードが心に残りましたか?

shoko*さんの展示作品実物を一堂に鑑賞できる貴重な機会です。皆さまのお越しを、お待ちしております。

shoko* 個展「花宿す、花籠る」

〈会期〉2025年9月3日(水) – 9月14日(日)
〈詳細〉https://picaresquejpn.com/shoko_exhibition_2025/
〈shoko* 公式SNS〉
X(旧Twitter) https://x.com/shoko_xxx
Instagram https://www.instagram.com/s_h_o_k_o_x_x_x/

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【基本営業日時】
*営業 水 - 日・祝 11:00 - 18:00
*定休 毎週月火
*会場 Picaresque Gallery
*住所 東京都渋谷区代々木4-54-7
*電話 070-5273-9561

■開催中&過去に開催した展示一覧
https://picaresquejpn.com/category/information/
■開催&開催予定の展示一覧
https://picaresquejpn.com/exhibition-calendar/


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