ピアノ教室の「月謝」の仕組みと、事前連絡でも「有料振替(レッスン一回あたりの1/3程度の金額)」をいただく本当の理由。
こんにちは。当レッスンのページをご覧いただきありがとうございます。
今日は、個人教室(特に自宅レッスン)で時折話題にのぼる「月謝と振替レッスンの仕組み」、そして「事前に連絡すればタダで振り替えてもらえるのでは?」というよくある誤解について、少し踏み込んでお話ししてみたいと思います。
1. 月謝は「大学の授業料」と同じシステム
よくある誤解として、月謝を「レッスンを1回受けるごとのチケット代(従量課金)」だと思われているケースがあります。
しかし、当レッスンの月謝は、あらかじめ年間◯◯回のレッスン枠を確保していただく「年額の月割り(分割払い)」という仕組みです。
イメージとしては、大学の授業料や学校の納付金と全く同じです。
大学の講義を自己都合でお休みされた際、授業料が返金されたり、教授が別日に個別の補講をタダで用意してくれたりすることはありませんよね。それは「その期間、その場に在籍し、授業を受けられる権利(席料)」に対してお金を払っているからです。
2. 「前もって言えばセーフ」の誤解
当日キャンセルがダメなのは分かっていても、「何日も前から欠席を伝えておけば、先生もその時間自由に動けるんだから、別日にタダで振り替えてもいいのでは?」と思われる方がいらっしゃいます。
ですが、これも大きな誤解です。
・早く言われても、その枠は「空室」のまま
どんなに早く「この日休みます」と言われても、その空いた1コマを他の新しい生徒さんに単発で売って穴埋めすることなど、個人のレッスンでは不可能です。つまり、レッスン講師側には確実に「機会損失(損害)」が発生しています。
・事前でも当日でも、「タダ働き」を求める構図は同じ
事前連絡によって、講師がその時間にレッスン室を空けなくて済んだとしても、それを「別の日にタダでもう一回やって」と要求することは、講師に「本来の契約とは別に、追加の自分の人生(プライベートや研究の時間)を、無報酬のタダ働きで差し出して」と言っているのと同じです。
事前連絡はあくまで「マナー」であり、講師の労働力を追加でタダで手に入れるための権利ではありません。
ホテルや新幹線の指定席を1週間前にキャンセルしても、規約に則ったキャンセル料が発生するのと同じことなのです。
3. だからこそ、当レッスンの振替は有料(1回あたりの約1/3)です
「先生の時間は余っているのだから、タダで融通してよ」という私的な甘えを認めてしまうと、規約の公平性が保てなくなり、レッスンの運営が成り立たなくなります。
とはいえ、「体調不良で行けなかったけれど、どうしても今月のレッスンは受けたい」という生徒さんの気持ちにも寄り添いたい。
そこで当教室では、生徒さん都合での振替レッスンに関しては、【レッスン1回あたりの約1/3の金額】を別途頂戴した上でお受けしております。
別の日にお互いのスケジュールを合わせ、新しくレッスン枠を確保するということは、講師が追加の労働時間を差し出すということです。そこに正当な対価(事務・労働手数料)を支払っていただく。これが、プロと生徒(保護者の方)としての健全で対等なルールだと考えています。
自宅アットホームな教室だからこそ、なあなあにせず一線を引く。
それが結果として、子供から大人の生徒さんまで、すべての皆様へ公平に、常に最高のクオリティの指導を提供し続けることに繋がっています。
いつもこの規約を正しくご理解いただき、気持ちの良いリスペクトを持って通ってくださる生徒さん、そして保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。
