【独学ピアノ】①[移動ド クロマティックソルフェージュ]+[コードスケール理論] = 私の場合(その①)
冒頭の画像については、はてなブログのこの記事に詳しい説明を乗せています👇
👆冒頭の画像(F#/Gbがトニックの図)が有ります。他のキーの図はありませんが、F#/Gbがトニックの図だけあれば、ずらして他のキーに当てはめればいいだけです。本当の脳トレですよ! それから、図面とか譜面とか視覚情報に頼るクセがついてしまうと、即興演奏への潜在能力が大きく潰されてしまうと思います。 ケンバンと自分の脳との間に図面や譜面などの視覚情報を差しはさむと、「耳 - 脳」という本来の音楽的な発達が著しく遮られると思います。
👆冒頭の図には、「移動ド クロマティックソルフェージュ」の全ての呼び名は書いていません。上記のリンク先の記事の続きの記事に、「移動ド クロマティックソルフェージュ」の全ての音の呼び名があります。
私は、音楽の専門教育を受けていない音楽素人で、子どもの頃にピアノ教室に通わせてもらっていましたが、中学時代にショパンのワルツあたりで脱落した、よくいるクチです。
脱落した理由は、大学受験が視野に入ってきたことや、うっすら持っていた音楽人への憧れを「音楽はおカネにならないよ!」と周囲の大人たちに言われたり(←これは今もそうだと思います。
10代(遅くとも20代半ば)でメジャーからのお声がかからない程度なら手堅く会社員になったほうがいいと今の私も思います)等ですが、子どもの頃にツェルニーと西洋クラシックピアノだけのピアノ教室に辟易(へきえき)していたことも、非常に大きかったです。
そして、子どもの当時から、私の耳を魅了する、テレビやラジオから流れてくる流行歌やテレビまんがの主題歌や劇伴音楽を聞きよう聞きマネでピアノで弾くための、瞬間的な耳コピ能力が、ピアノ教室に通い続けているにもかかわらず、古典派レベルから全く向上しなかったので、西洋クラシック音楽の古典派~ロマン派一辺倒のピアノ教育に対する強い疑念が、子どもの頃から心の底にくすぶっていたからです。
20世紀後半、当時子どもだった私を魅了した、いわゆる戦後昭和の大衆音楽は、当時の気鋭の作曲家たちがジャズや西洋現代音楽といった20世紀の和声を駆使して作られています。
まさにそれらをそうたらしめている、20世紀の和声のエグくてカッコイイ響きが、子どもの私には聞き取れなかった。
そして、なんとか和声の骨格だけマネて弾いてみると、和声・リズムのすべてがモーツァルト調(笑)になってしまって、ぜんぜんイケてない。
はっきり言ってダサさ満点の演奏になってしまうのでした。
私は、子どもの頃に強制的に何冊も何冊もやらされたツェルニーと、バッハ~ベートーベンから良くてショパンとドビュッシー少しみたいな、子どものための(というのは表向きで、実際はピアノ教師の負担を最少化して教えやすいように設計されているんだろう)ピアノ教育が、じつは、成長期の子どもの脳に強烈で不可逆的な '音楽的発達障害' を刻み込んでしまうのではないか!?と、今、強烈に勘ぐっています。
子どもの頃からクラシックピアノの練習一辺倒で音大まで出た世のピアノ教師はおろかピアニストを名乗る人たちまでもが、即興演奏中心のジャズピアノに絶望的に苦戦するのは、彼らが、「楽譜を見てそのとおりに正確に弾く」ことだけを訓練するクラシックピアノ教育で調教された結果、 '音楽的発達障害' を彼らの脳に深く刻み込まれてしまっているからではないか、と私には感じられます。
話をもどして、
ではどうして私が中学時代にジャズに転ばなかったか?というと、当時はインターネットなんてありませんから、家庭環境の制限を大きく受けるわけです。
親や年の離れた兄姉など自分の周りの年長者がジャズを愛聴していて、家にいつもジャズが流れていたら、私も違っていたのかもしれません。
ところが、私が育った家庭は、両親がレコードにお金をかけられるような家ではありませんでしたから、音楽はもっぱら、テレビやラジオからの音楽でした。
それを自分の耳➡脳で解明して、マネして弾くための、20世紀の和声へのとっかかりが、私にはありませんでした。
ピアノ教室に通わせてもらって、良いこともありましたが、古典派クラシックピアノの和声を理解する脳しか発達しなかったので、20世紀の音楽のテンションハーモニーには耳も足も出なかったのだと、今思っています。
ではなぜ私が、中高年になっても、いわゆる耳コピ演奏にそんなに憑りつかれ続けているのか?ということですが、
これは、私の生まれつきの特徴だと思います。
私は50代の頃に、当時言われ始めた「アスペルガー」などの発達障害を自分で疑って、総合病院でIQ検査を受けました。
検査技師さんと一対一で、3時間ぐらいかかったIQ検査の結果、有意なアスペルガーとは診断されませんでしたが、技師さんから「あなたは耳から聴いた情報を記憶する能力が非常に高い」と驚かれました。 聴覚認識能力の検査項目は満点だったそうです。
その時私は、私が「この人はスゴすぎてもはや異常!」と驚嘆する、音楽業界の第一線で多忙を極める超一流ミュージシャンたちが一様に語る「子どもの頃に、誰に言われたわけでもないのに、テレビから流れてくる音楽を、手近な楽器を使って聴きよう聞きマネで弾いていた」という内容を思い出しました。
もし彼らがIQ検査を受けたら、聴覚能力検査で軒並み満点を叩きだすだろう、と思いました。
そんな本物のプロとは月とスッポンの私は、50歳前後で、
子ども時代のピアノ教室で脳に刻み込まれたダイアトニックベースの絶対音感が半音~全音ズレてしまった状態で、子ども時代のピアノ教室で全く脳に刻み込まれなかったオルタード音あふれるクロマチックベースの相対音感を養いたい!
そして、
好きな曲を聴きよう聞きマネで心のままに演奏して、つまり耳コピ即興演奏して楽しみたい!
という、
子どもの頃からの夢というか業(ごう)を、再び追い始めたのでした。
即興演奏については、当然のことながら20世紀の和声の代表であるジャズを参考にしようと、ジャズを聴き始めました。
が、ここで、大きな関門となるのが、
「モーツァルト調(笑)ではない、20世紀の和声文法による即興演奏ができるようになりたい」という、私の子どもの頃からの夢に立ちはだかる壁というか山が、海抜100メートルあたりに茫然と立ちすくむ私の眼前に富士山のようにそびえ立っているのでした。
海抜100メートルとしたのは、子どもの頃のピアノ教室でクラシックピアノだけをならった経験500メートルから、クラシックピアノ教育によって私の脳に刻まれた'音楽的発達障害'のハンデ400メートル分を、差し引いた分です。
差し引きした海抜100メートルの内容は、楽譜が読める、ファドソレラミシとかシミラレソドファで調号を覚えている、ぐらいのものです。
ちなみに、
「簡単な調(笑)」への移調スキル、ツェルニー和声(笑)による耳コピスキルについては、ピアノ教室で教わるよりずっと前に、すでに家で自発的に、そればかり夢中でやっていました。
なぜかってそれがとても楽しかったからです。
自分で聴き取った内容を楽器を使ってアレンジを加えながら自己表現するのが、とても楽しかったからです。
ここからが本題の、そんな絶対音感がズレた、ツェルニー和声(笑)しか持たない50代の私が、どのように移動ドクロマティックソルフェージュとコードスケール理論を組み合わせてアドリブ演奏ができるようになることを目指していったのか?そして今現在もそうしているのか?
なのですが、
簡単に言い表せるので書くと:
①代表的なスケール(5種類)と各スケールのモード(7種類)を、移動ドクロマティックソルフェージュを使って覚えていく。特に苦手なキーを重点的に覚えていく。
②左手でコードのキーとなる音を押さえながら、右手で①で覚えたスケールとモードを弾いて、覚えていく。
以上です。
とっても簡単でしょ!
とっても簡単です。
言ったり書いたりするだけなら、とっても簡単です。
そして私はこの①②を、かれこれ4年以上、日々の生活の隙間に続けていますが、12キー全部で完璧に覚えられていません。
そんなもんですよ。
本当の実力が一夜漬けでは絶対に得られないことぐらい、今までの人生で身に染みてますからね。
それでも、私のやり方は、20世紀の和声文法にのっとってアドリブ演奏するための、確固たる足場を固めるのに、とても有益だと、私は思っているので、今も出来る範囲で続けています。
別に音楽に限ったことではありませんが、
足場が無いと、突貫工事で上に何を築いても、すぐに崩れ去ってしまいます。
よく、「ようやく1曲暗譜できたと思って、次の曲の譜読みや練習を始めたら、もう暗譜できた曲を忘れてしまって弾くことが出来ない」
なんていう内容を目にしますね、
足場が無いからなんですよ。
足場が無いところに、突貫工事で掘っ立て小屋を作った程度だから、そうなんですよ。
私もそうです。
足場が無いところに、何かに追われるように楽譜の字ヅラならぬ音符ヅラをなぞって丸暗記しても、すぐに忘却の彼方へ吹き飛ばされてしまう、という経験を私もしてきました。
だから、
まず足場を固めて、固めた足場に杭打ちして立ち上げていく方が、やみくもに楽譜を暗譜したり、キメ打ちで固めた内容を丸暗記して弾くよりも、最終的に時間コストが最も低くなる。
だって、即時に作曲して弾く即興演奏が、いちばん時間コストが低いに決まっているから!
と私は思ったので、①②を始めたのです。
それから、
いくら音楽理論書を読んでも、いくら脳の前頭葉で理解していても、いくら楽譜を片手に決まりきった内容を誰かに教えることができても、今すぐここで実際に弾けなければ、できないということも、身に染みています。
何の事前の仕込みも無く、
楽譜も何も視覚情報も無く、
今、すぐ、ここで! あなたが弾けた内容が、あなたの本当の実力です。
👆当たり前ですけどね。
あ、ピアノの先生やピアニストのみなさんも、そうですよ。
それがあなたの、スッピンの実力です。
👆今、すぐ、ここで!弾ける内容を少しでも音楽的に洗練されたものにしたい!というのが、私の人生の求道というか業(ごう)です。
素人の趣味道楽なので、のんびり続けていきます。
①②に関する具体的な内容は、次回にします👇
~ピアノ方丈記~
