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音楽理論で大いに参考になった動画


50代になって私がピアノを再開した2010年代に、
お金の事情もあって、
なるべくお金を使わずに音楽理論を知りたいとの思いで、
無料の動画をよく視ていました。 

その中で、本当に参考になったのが、以下の動画です。 

これらの動画はすべて英語です。
と聞いて背を向けた、そこのあなた!
せっかくのチャンスを逃がしているかもしれません。

私だって、これらの動画を視始めた当初は、チンプンカンプンでした。
仕事で必要なので英語は仕事で使っていましたし、TOEICは英語の仕事でギリギリ使えるぐらいの点数はありました。
だけど、音楽関係の英語の動画は、まったく分かりませんでした!

ここに、外国語にかぎらず、音楽を含めて、
すべての学びのカギがあると思います。

つまり、
その分野のボキャブラリーが有るか無いか!
がカギなのです。

たとえば、
ガンダム世代より上の私は、
ガンダムの話題がチンプンカンプンです。
いわんや、ポケモンの話題もチンプンカンプンです。
でも、
ゼットンやダダやメトロン星人やMATやTACの話には、ついていけます。
「天に代ってお仕置きよ!」はついていけないけど、
「テクマクマヤコン」はついていけますし、
「三ぃ~つ、醜い浮き世の鬼を、退治てくれよう、桃太郎!」
にもついていけます。

つまり、日本語であっても、
世代や趣味趣向や、当然ながら職種や業界によって、
専門用語のボキャブラリーが在って、
それを理解していないと、
日本語ネイティブスピーカーであっても、チンプンカンプンな分野が意外に多い、いや、実際は、
自分の専門分野以外はチンプンカンプンな分野ばかりと言えます。

英語もしかり。
たとえば、
日経新聞を読んで理解できる人は、
英語がそれほどでなくても、
FTやWSJの内容を理解できるわけです。
かたや、
英語がペラペラでも、
経済や企業会計やビジネスの世界に疎ければ、
FTやWSJを読んでもチンプンカンプンなのです。

だから、
以下の動画を視てチンプンカンプンな場合は、
英語そのものよりも、
音楽用語を知らない原因のほうが大きいかもしれません。
つまり、
日本語の音楽用語を知っていれば、
以下の動画を視ても、想像がつくのです。

以下の動画は、すべて、英語の字幕を表示できます。
だから、一時停止して、
「そうか~、英語ではこう言うんだー」
って思いながら、夢中で視続けると、
すこしずつ自分の脳の中にボキャブラリーが貯まっていって、
だんだん解るようになります。私がそうだったからです。

そうなってくると、
円安の折にわざわざ親のお金や自分の貯金を放出してまで
海外に留学する意義について、醒めたアタマで考えられるようになるかもしれません。

それから、
動画で生きた外国語に24時間触れられるようになった21世紀は、
自国から一歩も出ないでも、外国語に堪能になれます。
私が知っている例のひとつは、
アメリカから一歩も出ないで日本のアニメを四六時中見続けた結果、
日本語はもちろん、日本語の方言(関西弁や東北弁)まで理解できるようになった少年がアップしていた動画です。
今もその動画はネット上にあるかもしれませんが、
2010年代にふとしたことで視たその動画が、大変興味深いものでした。
アメリカ人のその少年は、多感な10代に、両親が離婚して父親に引き取られましたが、父親がすぐに若い彼女を作ったこともあって、引きこもりになってしまったとのことです。
自室に引きこもった少年の唯一の友だちは、日本のアニメのキャラクターたちでした。
最初は英語版で日本のアニメを視ていた少年は、原語の日本語でアニメを視たいという強い思いから、さいしょは現地の外国語学校で日本語を習いますが、「なんか違うな」と思って、学校をすぐにやめてしまいます。
かわりに、引きこもった自室の中で、パソコンでネットを使って、日本語を調べながら、日本語のアニメを夢中で視続けるうちに、日本のアニメを日本語で視て理解できるようになったそうです。

もうひとつの例は、
がんの手術を受けた日本人の会社経営者のブログです。
この社長さんは、がんの手術を受けた後、5年後の生存率を懸念して、
会社の社員たちのために、そして自分の子どもたちのために、なんとしても生きのびなければ!
という決死の思いで、ふだんの食べ物に鬼のような注意を払ううちに、
超低糖質ダイエット(ケトン食)に行き着きました。
このダイエット方法の情報の大半が英語のサイトだったため、
中卒のこの社長さんは、中学英語で、英語の医療健康サイトを読み始めたそうです。
そして、最初は、単語を調べながら、一日に数行読めるくらいだったのが、
少しずつ英語の医学ボキャブラリーを覚えていくうちに、
どんどん読めるようになって、
とうとうこのダイエット方法の英語の動画も聴けるようになった
ということです。

じつは、これが、真っ当な、外国語のマスター方法です。
つまり、上記の二人に共通しているのは、
生きて行くために必死で無我夢中でその言語にドップリ浸かり続けた
ということです。
最初のアメリカ人の少年は、両親の離婚などのトラウマで引きこもりになり、日本のアニメのキャラクターしか友だちがいない、という、
ある意味で精神的に追い詰められた状態でした。
そして、日本人の社長さんの場合は、社員や自分の子どもたちのために死ぬわけにはいかない!という決死の思いが有りました。

このように、今の世の中は、
大金を払って(もらって)、物理的に海外に留学しなくても、
自分の部屋の中で、たいしたお金もかけずに、外国語をマスターできる世の中なのです。
この日本人の社長さんは、中学英語だけで、ネットの英語の無料情報と辞書や辞書サイトを使って、メディカル英語をマスターしてしまったわけです。

つまり、
究極的には、何でも、
自分の決死のやる気と、知恵と工夫と、継続なのです。
そして、お金で買ったノウハウは、実はエンタメなんです。
本物のノウハウは、無料で、いや、
お金をもらいながら!築くことができるのです!

私が英語が少しは理解できるのは、
仕事でお給料をもらいながら!英語を使わなければ稼げない境遇に身を置いたからです。
英文会計の講座に通ったり、ディプロマミルですがMBAも取りましたが、
ぜんぶ自分が稼いだ貯金の一部で支払って、働きながらの通学だったので、あっという間にモトを回収しました。

だから、私は知っています。
本当のスキルとは、お金をもらいながら得るものだということを。
そして、
趣味であれば、まずは無料のコンテンツをつかって、
やれるところまでやってみるのが、いちばん賢いやり方だということを。
そして、使わずに済んだお金の一部(で無くなっても全く生活に困らない金額👈ここがほんとうに重要!)は、
私の場合はピアノ本体とその調律料金に充当しました。


前置きが長くなりましたが、
2010年代に私がよく視ていて、本当にためになった、
音楽理論関係の動画チャンネルです👇


①Rick Beato氏の動画: 
 ジャズ、ロック、ポップス、クラシックはじめ、西洋音楽の横断的な動画チャンネルです。
 あまりにもためになったので、私はBeato氏の音楽理論書 'The Beato Book'を、割引クーポンを利用して、35ドルぐらいで当時ダウンロード購入しました。 この本のかなりの部分がギターのタブ譜ですが、このことが、あることを雄弁に物語っていると思います。
 つまり、ギター出身者が、いかに音楽理論に精通しているか!ということです。ピアノ出身者は彼らの足元にも及ばないということを、知ることができました。 
 ジャズピアノのアドリブでは通常、アイオニアンモードから始まるメイジャースケールと各モード、ジャズのメロディックマイナースケールと各モード、ペンタトニック、ブルース、ビバップ、ホールトーン、ディミニッシュのスケールやモードぐらいだと思いますが、 Beato氏の動画によって、ハーモニックマイナー、ハーモニックメイジャー、ダブルハーモニックの各スケールとモードを知ることが出来ました。ギタリストのスケール・モード&コードの知識は物凄いと思いました👇

👆この動画でダブルハーモニックメイジャーのスケールを知っていたので、寄席でギター漫談のペペ桜井さんの高座で桜井さんがダブルハーモニックスケールの短い講釈をしてくれた時も、何の問題も無く話についていけました。ペペ桜井さんの高座は、基本的に内容がいつも同じ(失礼!でもそうなんだもん)なので、ペペ桜井さんのダブルハーモニックスケールの短い講釈を寄席で聴けるチャンスはものすごく高いと思います(👈コロナ前に寄席によく行っていた時点のことです)。そして、ペペ桜井さんはギタリスト。やはりギタリストの音楽に関する知識はスゴいと思います。


②Walk That Bass: 
 この人は多分アマチュアなのではないかと思いますが、ピアノとギターを演奏する、とくにブルースを探求している人で、オーストラリア人ではないかと想像します(イギリス英語系であることなどから)。
 動画と、文字サイトの音楽理論のコンテンツがとてもためになりました👇


③Music Matters: 
 この人は、イギリスのクラシック音楽の教育者だと思います。バッハの4声コラールに基づく和声やカウンターポイント(対位)、バッハの時代のコードコンピング(figured bassフィギュアド・ベイス)に関する動画や、クラシック音楽理論や、イギリスでの音楽教育の様子を知ることが出来ます👇


④この人は、アメリカのカウンターポイント(対位)の伝統有る大学の教授(動画アップ時)で、クラシック音楽理論の最初から、バッハの時代のコンピング(figured bass)まで、音大生向けに講義する、とても良い動画だと思います👇


👆私がこれらの動画をよく視ていたのは、
 ぶっちゃけた話、お金を払って音楽理論を習うほどのゆとりが、私に無かったからです。 
 でも、たぶん私が音大に行け(るお金が私の親に有っ)たとしても、上記の動画チャンネルのすべての内容を学べなかっただろうと思います。
 というのは、音大卒のピアノの先生方が、これらのチャンネルすべての内容を知っているとは、とても思えないからです。それほどまでに、日本語によるクラシック音楽の知見は薄っぺらいと感じます。もともとが本家西洋からの輸入品ですから仕方がないのでしょう。
 (ジャズの場合は、リディアン・クロマティック・コンセプトの或る内容の不整合を、日本人のジャズ研究家が指摘したなど、高いレベルでからんでいるような印象があります。) 

 これらの動画チャンネルを隅々まで視て理解したら、軽く1,000万円以上はお金の節約になったといえるかもしれません。 
 1,000万円は、ある音大の4年間の学費の合計です。もちろん、受験のための費用と、ピアノ科の場合はグランドピアノとそれを置く部屋の費用が別途かかりますから、2,000万円は節約できたといえるでしょう。「老後2,000万円問題」なんて言われていましたし、心強い節約です。 
 
 私が言いたいのは、今の日本は私が若かった時代よりも社会の二極化が進んだと思いますが、ネット環境さえ整っていれば、学ぼうと思えばなんでもタダ同然で学べる時代になったということです。
 私が子どもの頃は、外国語は、カセットテープか、NHKなどの外国語講座の放送しか有りませんでした。ですから、当時の日本から海外に派遣されるエリート会社員の子女(帰国子女)や、高校時代に交換留学に行った人たちが、外国語において圧倒的な特権を持っていました。
 今は、ネット環境と本人のやる気さえあれば、日本に居ながらにして24時間できます。だから、やったもん勝ちだと思います。

 音楽は一般的にお金になりませんから(音楽業界の頂点で仕事をしている、例外中の例外的な音楽の超天才+超努力家を除いて)、若い方々は、企業会計や財務や金融やIT、メディカルや製薬といった、世の中のお金が集まる実業の分野の実務スキルを身に着けたり、将来有望な先端技術の研究を極めるなどして、一生に一度しか無い、学び盛り・働き盛りの若い時代に、堅実に禄(ろく)を積んで、安心安泰な老後の礎を築かれることを願っています。 そうすれば、人生の後半になって、気楽に趣味を楽しめる時間の余裕ができると思います。 時代は変わっていきますが、学び盛り・働き盛りの若い時にフルにそのように生きた人が、いつの時代も安泰な老後を送っているという気がします。

~ピアノ方丈記~

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