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発達障害の息子が少年野球を1年続けて、本当に良かったと思う理由 | エッセイ | 野球 | 発達障害 | 息抜き | 習い事 | ストレス発散 | 運動 | 地域 |

※今回は海外研究の解説ではありません!

こんにちは!春乃ひかりです。

サッカーのワールドカップが話題ですね。
私は漫画の『GIANT KILLING』を読んでるくらいで、それほど詳しく無いのですが、通っていた地元の中学校はサッカーが盛んで、兄もずっとサッカー部。
多感な時期にJリーグも開幕して話題になっていたので、どちらかといえば野球よりサッカーの方が馴染みがあったと思います。

最近、息子用に野球のモチーフのグッズを探すのですが、店頭ではなかなか見当たらず、代わりにサッカーボールのモチーフは結構あったりするので今はサッカーの方が人気なのでしょうか?
もしかしたらワールドカップのせいかも知れませんが。

次男の弁当箱が古すぎたので3COINSで見かけたお弁当箱が量も入るし安いからどうかと提案したところ、「野球じゃないから嫌だ!」と完全拒否されました。
サッカーの絵が入ってるわけじゃないから良いかなと思ったんですがダメらしく。

私が現在住んでいる街は歴史のある古い街で野球が盛んなようです。
サッカーと同様、私も主人も野球が詳しいわけではなく、
野球漫画を読んだり(『キャプテン』の谷口くんがすごく好きです!)、
野球観戦をした事があるくらい。

地元でもないし息子たちを地域の少年野球に入れようとは思っていませんでした。

きっかけは昨年のことです。

次男は土日公園で遊んでいたのですが、そこに自転車で移動している少年野球の子達が通りがかり、その中に保育園で仲の良かった同級生を見つけたようで、公園から帰ってきた次男が「やってみたい」と言い出しました。
次男はすぐ「やりたい」「欲しい」「買いたい」と言うのでいつも話半分なのですが、確かに自転車で球場移動する野球少年達はしっかりしていて体も精悍な感じがしており、健全で私は以前から好印象がありました。

家で休日ダラダラ動画を見て過ごすよりは絶対良いなと思い、その頃、動画依存だった長男を巻き込んで2人とも少年野球の見学に連れて行きました。

療育はともかく、一般的な習い事では長男は幼稚園時にトラブルを起こした事があるので心配だったのですが、
・少年野球の人口が少なくなっているのでどのチームも選手が欲しい事
・選手の父兄がボランティアでやってくださっている形態で、楽しく野球に触れる方針の野球チームだった事
・長男が体が大きく、野球に向いてるかもしれない事
・既に特性のある子が所属していた事
・長男に似たような子が所属していた事があり色々あったものの、6年生までやり切った事
・長男の幼稚園時の同級生がいた事
・道具代はかかりますが、月会費も安い事

色々理由があるのですが、何より、
監督がすごく頼りになりそうな方で、長男が入っても絶対見捨てないと言ってくださった事

その言葉に背中を押され、兄弟そろって入団させることにしました。

もちろん、最初から順調だったわけではありません。
最初は付き添いがないと流石にマズいのでしばらく私が付き添い
とりあえず、土曜日の午前中だけ参加する事に。
とは言え、朝の8時から昼の13時まであるので5時間あります。

最初の頃はやはり色々ありました。
野球は服装に厳しいようで、帽子や忘れ物があると試合に出られないようで
ベルトや帽子を忘れたりしていたので
チェックもしていたのですがどうしても取りこぼしてしまい、私が都度取りに帰ったりしていました。
長男は途中で怒って家に帰ったりもありました。

試合で球場に一度入ると、試合が終わるまでトイレもNGで外に出られません。
あと、選手は試合中体調不良以外は座れないらしく、
長男はかなりきつかったようで、こっそり座っているところを、低学年の子達に見つかって「座っちゃダメなんだよ!」と言われ必死に立っていました。

最初の練習試合では、
監督「(試合に)出たいか?」
限界の長男「(野球場から)出たいです(泣」
監督「よし、ライトに行ってこい!」
限界の長男「(野球場から)出たいって言ったのに〜!」
とコントのようなやり取りをした末に号泣していました。
(その後、練習試合だったのもあり、特別に球場から出してもらえました。)

次男は選手間でのトラブルは無いのですが、やはり疲れやすいらしく練習中にぺたんと座りだしたり、コーチの話を最後まで聞けず、あさっての方を向いたりふざけ出したり、水を何度も飲みに来たり、
何かしらあるとすぐ私の方に来てベタベタ甘えてきていました。

こんなので大丈夫なのかなと思っていたのですが、
子供の柔軟性なのか、思いのほか早く慣れてくるもので、
長男は2回目からは座れない事がつらそうでしたが泣かなくなりましたし、5回目くらいには問題なく最後まで立てるようになっていました。
今では試合中の声掛けは一番声が大きく、上手いと思います。

次男はボールをうまく投げる努力をし始め、DCD気味ですごく弱い球を投げていましたが、コーチに丁寧に教えていただいて、そこそこ投げられるようになりました

半年程経った頃、
監督に「家では別に好きにしてくれて良いんだけれど(私)が(息子たち)を甘やかしている」と指摘されました。
選手のお父さんがコーチ、お母さんがサポートに入るのですが、子供達はお父さんをコーチと呼んでいますし、困った事があっても子供がお母さんに寄っていく事はまずありません。
半年経ってもパッと見だと誰が誰の親御さんか分からないくらいです。

一方で長男も次男も2人が揃うとすぐふざけたり喧嘩をしますし、
少し困るとすぐ私の方に来たがります
私も発達障害の事を気にしたり、迷惑をかけないようにと構いすぎていたのだと思います。

これは良くないなと思い、監督やコーチに相談して
お手数をかけますが、と私はしばらくサポートに行かない事になりました。
するとやはり私が居ない方が息子達は自分でちゃんと行動しているのです。

現在1年ほど経ち、私は既にサポートに入るようになっていますが、
長男は自分で服を着て忘れ物もなくなり、移動自転車も自分で管理しています。
投薬は必要ですが、チームの子とトラブル無く過ごせるようになっています。
次男はまだ甘え癖はありますが、1年前と比べて、野球に対する姿勢はかなり良くなったと思います。

もちろん、発達障害そのものがなくなったわけではありません。

苦手なことは今もたくさんあります。

それでも、この1年間で確実に成長したと感じています。

忍耐力、協調性、責任感、自己肯定感。

いわゆる非認知能力と呼ばれる力が間違いなく育っていると感じます。

発達クリニックの先生に、安心できる居場所は増やした方がいいと言われていたので、その場所を1つ増やせたのかなとも思います。

そして私自身が学んだのは、親だけで子どもを育てるのには限界があるということでした。

家庭ではどうしても「親子」の関係になります。
しかし地域のスポーツチームには、親とは違う立場で関わってくれる大人がいます。
営利目的の習い事の先生とはまた違う関わり方なのです。

親ではない監督やコーチに叱られたり励まされたりしながら、子どもは少しずつ社会の中で育っていくのだと感じました。

だから私は今、息子たちに野球を始めさせて本当に良かったと思っていてチームの人たちには感謝しかありません

ただし、どのチームでも良いわけでは無いなと感じていて、指導方針や雰囲気はチームによって大きく異なります

うちの子の場合は、硬式野球で勝ち上がることに熱心な厳しいチームならすぐ退団させられていたと思います。
でも野球にハマって過集中できる特性の子ならそういうチームの方が向いているかもしれません。

もし発達特性のあるお子さんの習い事を考えているなら、まずは見学をして、「この大人たちなら任せられる」と思える場所を探してみてください。

子どもの成長だけでなく、親自身の学びにもつながるかもしれません。

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