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Be New

この街に越してきて約2か月

住処は カテリーナ mushroom
名前はお洒落だが 築40年以上の木造アパート
しかも風呂・トイレなし Wi-Fiは無料だけど

株式会社 マッシュルームの下部組織で有限会社 エージェント菌 という
路地裏にある会社で仕事をしている

カテリーナ mushroom は社員寮で
職場にも近く 社員は無料で住むことができる

私の仕事は毎日路地裏を散策し
そこで感じたことを記事にまとめている

そして 毎日書いた記事は気づけば回収されている
会ったことはないけれど 経営者自らが直に足を運んでいるみたいだ
なぜか課長と呼ばれているらしい

「いつも つまらん記事を書きおって! きのこ」

というメッセージと共に報酬の茸が残されている

私はこの茸で生活している

たまには松茸などがあると嬉しいのだが
まれに きのこの山 の場合がある
どちらかと言えば好きなのでかまわないけど


話を路地裏に戻そう

今では人通りも多く 賑わっているのだけれど
3年前はシャッター街だったそうだ

散策にも時間を要するようになったので
最近は早朝から仕事を始めるようになった

今朝もいつも通り散策をしていると
見慣れない看板の店をみつけた

最近できたお店だろうか

飾り気のない看板には「Be New」

何のお店なのか分からないし
多分 文法的にも間違っている

普段は なじみの店にしか入らないが

なにか新しい記事を書きたかった私は
店名にもそそられてドアを開く決意をした

カラ~ン

扉を開くと10畳ほどの洞窟のような店内には
3組の長椅子が3列に並べられており

壁には山の名前を添えた写真が
額に入った状態でたくさん飾られている

手前の長椅子にはグレーのスーツを着た
老紳士が座っており
店員らしき人は見当たらなかった

老紳士は若く見積もって70代ぐらい
しかしその肉体はスーツの上からでもがっしりしており
顔は6月にもかかわらず 真っ黒に焼けていた

ここ 日サロなの?

疑問に思い 老紳士に問いかけようか戸惑っていると
老紳士が振り向き口を開いた

「君も山に登るのかね」

えっ!山家さんのお店なんですか?


老紳士がおっしゃるには

人はこの世に生を受けた後
必ず山の頂上を訪れるそうだ


しかし
小学生の時 四国にある名山は
登った記憶はあるが
生まれてすぐに
連れらて登った記憶はもちろんないし
両親からも聞いたことはない


さらに老紳士は続けた


男は大人になるにつれ
その頂を目指すものだと

そして78歳である現在も
新しい頂を登り続けていると



熱い口調で

「一生 わしは Twin peaks を追い求める!」と


すると
洞窟風に作られた店内奥のカーテンから
黒服の男が現れた



どうやら店員さんのようだ








「モンブラン さんご指名のお客様 お待たせしました!」

老紳士はカーテンの奥へと消えていった



そして黒服の男は私にこう告げた

「ご指名は?」


私は壁に掛けられた山頂の写真を見回し

私は熟考の末 こう答えた


エベレストさんで!




30分待ちで 奥に案内された


「Be New」

そこには男のロマンがあった

他に妄想💕 なんかないかなー♪


紳士 淑女の皆様 大変失礼いたしました🙇‍♂️

この路地裏物語は
昨日のヘッダーで使わせていただいた
山根あきら さんの画像で妄想したフィクションです

昨夜はティコ さんが
私の夢に出演予定してくださるとおっしゃたのでワクワクしていましたが
夜中に目覚めた時 ティコ さんが収監されていることを思い出しました


最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

帯は いつき さんに
判子は MINA.M さんにお借りしました
いつもありがとうございます

では、良い週末を✨

#なんのはなしですか
#賑やかし帯
#どうでもいいか


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