タカシはどうしているだろう
昨日読ませていただいた小説の中に当たり付きアイスクリームが登場した。とっても懐かしい気持ちになったけれど、今でも当たり付きアイスクリームはあるんだろうか。
まだ小学校の校門が開けっ放しだった平和な時代のこと 校門前にあった駄菓子屋を思い出した。
正式な名称はあったけれど私たちの間では学校前と呼ばれていた。当時は周辺に駄菓子屋のような店舗が散在していたからなのかよくわからないけれど自分たちで分かりやすいように名付けていたように思う。
今でも鮮明に覚えているアイスクリーム、ホームランバーというバニラのアイスクリームで現在も存在するというのをどこかで聞いた気がする。
当時1本30円、その日の persi 少年は神がかっていた?
学校前でホームランバーを買い当たりが出た。
すぐにもう1本を交換し、また当たりが出た。
そして次も当たりだ。
学校前の意地クソ悪いおばちゃんは、「お腹を壊すから明日にしなさい」と言う。
そんなことを言われても聞く耳など持ちません。
店にあるホームランバーを永遠に食べれるかも?と妄想をしてましたがそんなわけもなく、結局7本連続で当たり、ペロリと平らげました。
そんなことを思い出していたら、引いた波が大波となってかえってきたようにさらに記憶が蘇ってきた。
タカシのことを…
これはまた別の駄菓子屋での出来事だ。タカシの家の近くにあった日用品店兼駄菓子屋で、その時しか行った記憶がないし店名も覚えていない。
タカシはバニラにチョコがコーティングされピーナッツがちりばめられた我々庶民にはには当時ちょっと高価だったアイスクリーム(記憶があいまいですが確か100円で名前は覚えていない)を買って食べ始めた。
タカシは当たり前と言わんばかりに当たりを出して次の1本を食べ始めた。食べながら次の1本は私にくれると言う。
そして、またもやバーには当たりの文字が出てきた。
私が食べていると店のおばちゃんは冷蔵庫の中のアイスクリームをかき混ぜ始めた。
食べ終えたアイスのバーには当たりの文字が当然のように出現した。
そう、タカシは当たりのアイスクリームを見分ける術を知っていたのだ。決して教えてはくれなかったけど…
その後もタカシは当たりを出し続けた。その度におばちゃんは必死の形相でアイスクリームをかき混ぜる。タカシには無駄なのに…子供ながらに気の毒に思ったことを覚えている。
そしてその店の当たりをタカシは食べつくしたのでした。

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