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頑張ったのに「もっとできたはず」と思ってしまう。それ、あなたが真剣だからです。

同僚の成果を見た瞬間、胸がざわっとしたこと、ありませんか。

「すごいな」

そう思った次の瞬間、もう一つの声が聞こえてくる。

「自分はまだまだだな」

今日も精一杯やった。

サボったわけじゃない。

ちゃんと動いた。

なのになぜか、足りない気がしてしまう。

そして夜になると、じわじわと頭の中で繰り返す。

「もっとできたはずなのに」って。


わかります。

僕も、そういう夜が何度もありました。



不動産営業時代の、ある月末の話

僕が不動産営業をしていた頃の話です。

その月、僕はそれなりに動いていました。

飛び込み営業もした。

電話もかけた。

お客さんのために資料も作った。

小口の案件ではあったけれど契約件数も5件。

「今月はまあまあやれたんじゃないか」

そう思いながら月末の営業会議に臨んだんですよね。

そしたら同期の、ここではT君と呼ばせてもらいますが、そのT君がドカンと大口案件の契約を決めてきた。

しかも小口もあわせて8件。

「T君すごいな」と思った瞬間、次の声が来た。

「自分、何やってたんだろう」

会議が終わって、帰りの電車の中。

T君は上司に褒められて、なんか嬉しそうだった。

僕はといえば、ひたすら「もっとできたはず」をぐるぐるさせながら、窓の外を見ていた。

飛び込みの件数、もっと増やせたんじゃないか。

あの商談、もう少し粘れたんじゃないか。

電話、もう10本かければよかったんじゃないか。

気づいたら最寄り駅を乗り過ごしていました。

……笑えない。いや、笑ってください。笑

でも当時の僕は本当に真剣で、電車の中でスマホに「営業 成績上げる方法」って検索してたんですよね。

そんな夜が、月末のたびにありました。


でも、あるとき気づいたんです。

「もっとできたはず」って思う時、僕たちは大事なことを見落としていた。


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