見出し画像

あの一言が3日後もまだ頭から離れない。それ、あなたのせいじゃないです。

あなたは今、誰かに言われた一言を、まだ引きずっていませんか。

昨日のことかもしれない。

もしかしたら、もう3日も4日も前のことかもしれない。

お風呂に入っていても。

ご飯を食べていても。

寝ようとして目をつぶっても。

ふとした瞬間に、あの言葉が頭の中でリプレイされる。

「なんであんなこと言われたんだろう」

「私、何かまずいことしたのかな」

「いや、でももしかしてあれって嫌味だったのかな」

そしてしばらくすると、今度は自分に向かう。

「こんなことをいつまでも引きずって、自分って本当に弱いな」って。


わかります。

僕も、そういう夜が何度もありました。


ある日の、田中さんの話

田中さん(仮名)は、ごく普通の会社員です。

特別メンタルが弱いわけじゃない。

むしろ周りからは「しっかりしてる」と思われているタイプ。

でもある日、職場の先輩にぽろっと言われたんです。

「田中って、なんか要領悪いよね」

たったそれだけ。

会議室からの帰り道、廊下でのほんの10秒の出来事。

先輩はそのまま自分のデスクに戻って、普通に電話対応を始めた。

田中さんはというと、自分のデスクに戻りながら
「え、今の…どういう意味?」と頭の中でぐるぐるし始めた。

午後の会議中も。

帰りの電車の中も。

夜ごはんを食べながらも。

お風呂の中でも。

「要領悪いって、具体的に何が?」

「ああ、あの先週の件かな」

「いや、前から思ってたってこと?」

「もしかして他の人にも言ってる?」

気づけば夜中の1時。

スマホを見ながら「要領悪い 言われた 対処法」と検索している自分がいた。

翌朝、目が覚めた瞬間にまたあの言葉が浮かんだ。

「……あ、まだ引きずってる」

そして田中さんは思った。

「自分って、本当にメンタル弱いな」って。


でも、翌日の昼休み。

先輩が田中さんのところにやってきて、ニコニコしながら言った。

「田中、今日のランチどこ行く?あの新しいラーメン屋、行ってみない?」

田中さんは、一瞬固まった。

え。

昨日の「要領悪いよね」、覚えてないの?

いや、覚えてないというか、そもそも先輩の中では「昨日あんなこと言ったな」という感覚すらなさそうで。

ラーメンをすすりながら、先輩は楽しそうに仕事の愚痴を話し続けた。

田中さんはその日の帰り道、なんだか拍子抜けしながら思った。

「あの一言、先輩にとっては10秒の出来事だったんだな」って。

しかも帰り際、先輩はロッカーの前で同僚と「今日のラーメン美味かったな〜、また行こうぜ」って笑ってた。

田中さんが72時間かけて消耗したあの言葉は、先輩の中ではラーメンの話題以下だったらしい。


これ、笑えない話でもあるんですけど、すごく大事なことが隠れています。

言った側にとっては10秒。

言われた側にとっては72時間以上。

なんでこんなに差が生まれるんだろう。

実は、ちゃんと理由があったんです。

ここから先は

1,302字 / 2画像

¥ 300

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?