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月は毎年遠ざかっている?

夜空を見上げると、ずっと同じ場所にあるように見える「月」。
月は現在、地球から年間約3.8cmずつ遠ざかっています。
「毎年たった3.8cm?」と思うかもしれません。
ところが、これが何億年、何十億年という時間になると、地球と月の関係は大きく変わっていきます。
さらに面白いのが、この月の後退には、私たちが毎日見ている満潮・干潮が深く関係していることです。

今回は、

  • 月はなぜ遠ざかっているのか

  • 満潮・干潮と月の関係

  • 月はいつか地球から脱出するのか

について見ていきます。


月は遠ざかっている

現在、月と地球の平均距離は約38万5,000kmです。
そしてレーザー測距による観測から、月は現在、年間約3.8cm程度のペースで地球から遠ざかっていることが分かっています。
1年間では3.8cm
ただし、実際には「ずっと3.8cm/年」で遠ざかり続けるわけではないということです。
月が遠くなるほど潮汐による作用も変化するため、長期的な計算では現在の速度をそのまま使うことはできません。


なぜ月は遠ざかっているのか?

その答えに大きく関係しているのが、潮の満ち引きです。
月には強い重力があります。
その重力によって地球上の海水が引っ張られ、地球には「潮汐によるふくらみ」ができます。
これが満潮・干潮を生み出す大きな原因の一つです。
ところが、地球は自転しています。
しかも地球の自転は、月が地球を公転する動きより速い。
そのため、潮汐による海水のふくらみは、月の真下ではなく、少し月より先行した位置にできます。
すると、その海水のふくらみが持つ重力が月を引っ張ります。

ここで重要なのが、月の公転方向と同じ方向へ月を引っ張るということ。
その結果、月は少しずつ公転エネルギーを受け取り、軌道が大きくなっていきます。


満月と新月の「大潮」も月と太陽が関係している

潮の満ち引きには、月だけでなく太陽も関係しています。
満月や新月のときには、太陽・地球・月がほぼ一直線に並びます。
すると、月と太陽による潮汐作用が重なり、満潮と干潮の差が大きくなります。

これが大潮です。

一方、上弦・下弦の月のころは、月と太陽が地球から見ておおむね90度の位置関係になります。
このときは潮汐作用が一部打ち消し合うため、満潮と干潮の差が小さくなります。

これが小潮です。

つまり、私たちが普段何気なく見ている潮の変化も、月・太陽・地球の位置関係によって大きく変化しているのです。


まとめ:月は逃げている。でも、すぐにはいなくならない

月は現在、地球から年間約3.8cmずつ遠ざかっています。
原因は、月によって発生する潮汐と地球の自転です。
夜空に浮かぶ月を見たとき、「月は毎年約3.8cmずつ遠ざかっている」と知っているだけでも、少し違った見方ができるかもしれません。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
よかったら、感想をコメントで教えてください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!

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