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外部環境が原因で努力できない人をゼロに!|仲間の思いと力を結集しながら進む今を追う(NPO法人結び手 代表理事 福岡 洸太郎さん)

”らしく”生きる人たちに迫る「ぺく☆ぺく図鑑」。
今回は、NPO法人結び手 代表理事 福岡 洸太郎さんをご紹介します!

1989年熊本県生まれ、愛知県育ち。
日本の若者の自殺率の高さに課題を感じ、日本の教育を変えようと文科省への入省を志して東京大学へ進学。
大学では自身の熱意を周囲にバカにされることが続いたことから、文科省への入省については断念したが、若者に元気がないことへの悲しみは強く、その心の拠り所を探すべく、思想文化学科で思想や宗教、哲学について学ぶ。
そこから「この命を何のために、どう使えば、人類や世界のためになるのか」をひたすら考えるが、腑に落ちるような答えは見つからず、大学卒業後はバックパッカーの旅へ。

旅先で出会ったひとりの少女との出会いがきっかけで、外部環境が原因で努力できない人がいることを知る。
そこで感じた怒り・悲しさを原動力に、「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」という目的のもと、今日に至るまで活動を続けている。

2018年からインドで活動を始め、2022年にNPO法人結び手を設立。
インドを中心に、日本国内も含め、貧困や教育といったテーマにかかる課題に対して、仲間の思いと力を結集しながら解決に向けた取り組みを続けている。

*対談で伺ったお話と結び手のHPnote記事を参考に執筆しています。

「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」

バックパッカー中に訪れたグアテマラで、ある少女と出会ったことがきっかけで生まれた思いであり、福岡さんにとっての人生の目的。

少女は、「日本に行きたい!」「お医者さんになりたい!」と夢を語るのとほぼ同時に「でも、私はここに生まれたから諦めるしかない」と、その夢を諦めたといいます。
その背景には、働きたくても働き口がなく、夢に向かって努力するために必要な費用を工面することすら難しい村の状況がありました。

この状況を放っておいて、自分は好き放題旅を続けるのか。
そんな自分は許せない。

その後、日本で3年ほど働く中でも、このとき抱いた思いを忘れることはなかったという福岡さん。
とはいえ、すぐに課題の解決に向かうための学術的な知識や仕事上のスキルを持ち合わせていなかったこともあり、「どこで、どんな状況の人に、どんな機会を提供すればよいのか」をずっと考え続けていたそうです。


世界中のあらゆる地域が選択肢にあるなかで、インドに身を置くことにした理由には「カースト」という社会的な背景がありました。

長年当たり前のように続いてきた生活のあり方だからこそ、それによって機会が奪われている人がいても、インド社会の内側から支援しようとする動きは起こりづらい。
仮にハイカーストの中に支援したいと思っている人がいたとしても、カーストが違う人たちのコミュニティに自ら入り込むハードルは高い。

それがインドの特徴であると考えた、福岡さん。

このまま外から誰も入らなければ、機会のない人たちが放置されてしまう。
努力するための機会すら与えられない人たちが無視されてしまっているのは許せない。

と思うと同時に、

「カースト」とはまったく無関係の、ひとりの”ガイジン”としてなら、機会のない人たちのコミュニティに入り込むハードルも低く、同じ「人」として現地の方たちと向き合いながら、何か価値が出せるかもしれない。

と思ったことから、インドで活動を始めるに至ったそうです。


当初は個人で活動を続けてきましたが、コロナ禍がきっかけとなって、NPO法人結び手を設立。
背景には、コロナ禍での生活苦や終わりの見えない日々への絶望など、さまざまな要因で毎日のように誰かが亡くなってしまう状況を目の当たりにしたことがありました。

当時も個人で情報を集めて発信し、寄付を募りながら、結果的に1万人の方に食料支援を行った、福岡さん。
一方で、その間に亡くなってしまう方や自身が知らない場所で同じように亡くなっている方もいらっしゃることを考えたとき、個人での活動に限界を感じたといいます。

このとき救いきれなかった人たちがいたことに対する悔しさが、改めて自身の人生の目的に向かい続ける強い覚悟と団体設立の後押しになりました。

団体の名称である「結び手」には、「いろんな人の思いと力を合わせて課題を解決する」という意味が込められているとのこと。
その名の通り、多くの方々と手を取り合い、さまざまな活動を行っています。
今回は、おもな活動として「基礎教育の普及」と「女性の自立支援」についてお話していただきました!

1. 基礎教育の普及

都市部のストリートファミリーや農村部の子どもたちに、青空教室や村の空きスペースを使って、読み書きや計算を教えています。

活動地として選ぶ場所の子どもたちは、これまで教育をほとんど受けておらず、読み書きも足し算/引き算も満足にできません。
そんな子どもたちに、村の空いたスペースなどを活用しながら教育の機会を提供し、夢に向かって努力するための土台をつくっています。

同時に、「将来、子どもたちが犯罪の加害者にならない」ことも教育活動の大切な目的。
子どもたちの読解力を高め、知識の幅を広げるための教材として発行している「子ども新聞」でも、毎月モラルストーリーを取り上げ、子どもたちの倫理観を育んでいます。

2. 女性の自立支援

基礎教育の活動で発行している「子ども新聞」を回収し、村の女性たちの手でプロダクトとして生まれ変わらせることで、女性たちの経済的な自立を支援しています。

地域によっては、女性が外で働くことが許されないインド。
ただ、女性たちにも働く権利があるはずで、「女性だから働けない」という状況は放置すべきではない社会課題です。
結び手は、女性たちが家やコミュニティの中でも取り組める仕事をつくることで、この課題の解決に取り組んでいます。

リサイクルした子ども新聞を活用しているのも肝!
インドの深刻なゴミ問題を解決する一助にもなっています。

実際にプロダクトの製作に携わっている女性たちの声によると、単に報酬が得られるだけでなく、これまで職業の影響で受けてきた差別を受けることがなくなり、女性たちが自尊心を取り戻すことにもつながっているようです!


生まれた場所・生活している場所が直接的な原因で、
何かを目指して頑張ることすら諦めざるを得ない状況をなくす!

「こんなにやりたいことがあるのに、私(僕)はここに生まれたから諦めないといけない」
そう思いながら生き続けることは、絶望的な状況です。
にもかかわらず、絶望の中で生き続けている人たちが放置されてしまっている現状があります。

それに対して福岡さんは

もしかしたら、自分が生きている間に、外部環境が原因で何かに向かって努力することすら諦めざるをえない状況を完全になくすことはできないかもしれない。
それでも、その状況やそこで生きる人々に関心を持って活動し、機会を提供し続けることで、目的に向かうための歯車を回し続けたい。

そう強く語っておられました。

◆私たちにできること

その実現に向けて、私たちにできることはたくさんあります!

私たちが「こんな小さなことで…」と思ってしまうようなことでも、その一歩が誰かの未来を創ることにつながるんだと、福岡さんの最後のメッセージから改めて感じました。

基礎教育の活動への寄付
月額500円の寄付で、1人の子どもが1ヶ月勉強を続けられます。
「そんな少額で…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この寄付で1人の子どもの人生が変わると考えたら、それは大きなことではないでしょうか。

女性たちが手作りしたプロダクトの購入
以下で紹介しているInstagramから活動地のみなさんが作られたプロダクトをご覧いただけます!
気になったプロダクトを購入いただくと、その収益が活動資金につながります。
日本国内でマルシェやフリーマーケットなど、イベントにも参加されているので、今後の出店情報については結び手のInstagramからぜひご確認ください!

記事や動画のシェア
記事や動画をシェアすることで、同じ課題感や思いを持っていた方が活動を始める後押しや支援の後押しになることもあります。
また、結び手のYouTubeチャンネルも収益化された後は、活動資金として活用することを予定しているため、みなさんの視聴やチャンネル登録が活動の後押しとなります!

などなど…。
みなさんにとっては小さく見える一歩が、未来につながる一歩になります。
以下の対談をぜひご覧いただき、課題の解決と目的の実現に向けて一緒に取り組む仲間が増えると、私も嬉しいです!



人生の目的を真っ直ぐに伝え続ける姿勢

インドへ渡った後、誰かと出会うたびに「なぜインドに来たのか」を直接伝え続けてきたという福岡さん。
結び手を設立する際にも、その思いに共感する方たちが、それぞれの形でサポートしてくださったそうです。

インタビューの中でも、各地で活動を始めるにあたって、村の人たちの理解や協力を得られるまで足繁く訪問し、自らの思いを丁寧に伝えるエピソードが印象的でした。

真っ直ぐに伝え続けることが、人の心を動かす。
結び手の活動がここまで拡大してきた背景には、そんな福岡さんの姿勢があるのではないかと感じます。

「外部環境が原因で努力できない人をゼロにする」という揺るぎない思い

初めてお話を伺ったときから、福岡さんの思いは一切変わっていません。
前回は結び手の設立前にお話を伺いましたが、グアテマラでの出会いからその当時までのお話はもちろん、今回伺った結び手の設立や今に至るまでのお話でも、「今の自分は人生の目的に真摯に向き合えているのか」を常に自分に投げかけながら、行動を積み重ねてこられたと感じます。

揺るぎない思いを持ったうえで、絶えず考え、絶えず行動して発信する…そんな福岡さんのお姿に、私自身も心を動かされ、「何か力になれないだろうか」と思う気持ちがずっとありました。
これからも心より応援しています!

今回ご紹介した福岡さんが運営されている結び手の活動やプロダクト、結び手への寄付については、下記をぜひご覧ください!

▼NPO法人結び手 公式HP

*寄付については以下へお願いいたします(銀行振込)*
クレジットカード決済の場合はこちらへ

楽天銀行 第三営業支店(253)
口座番号 7310378 普通
NPO法人 結び手
エヌピ-オ-ホウジン ムスビテ

▼NPO法人結び手 各種SNS

Instagram | X | YouTube | note

▼女性たちがつくっているプロダクト(Swipe!)

▼対談で紹介されていた日焼け止め × ラッピング袋について




ぺく|"らしさ”探求インタビュアー
起業・複業系キャリアの方を中心に自分軸で生きる人たちを追いかけるインタビュアー。さまざまなエピソードから“自分らしさ”を見つけ出し、言葉にするインタビューが好評です!
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