【連載小説】「心の雛・続」あとがき
すっかり北海道は冬がやってきました。
朝晩はマイナスの気温になることが多くなり、雪が積もったり溶けたりの繰り返し。氷が水たまりの中にできているのを見つけて、子供たちはその水の中に手を突っ込み、うすごおりをそおっと持ち上げて目を輝かせています。もちろん素手です。強いなぁと感嘆します。
さて、連載小説「心の雛・続」の公開が無事終わりました!
全8話、約30,000文字というお話を読んでいただき、また、温かいコメントもいただき、たくさんたくさん励まされた11月でした!
✨️🌱☘🍀✨️
書くかどうか最後までずっと悩んでおりましたが私。
この「心の雛・続」の更新の途中でぶっ倒れておりました。
思い返せば前作「心の雛」でも体調不良になっていました…。
心と体は繋がっている、と心の雛シリーズでは書きながら実感し、主人公の奥野心先生のモデルとなったカイロプラクティックの先生ともお話をして、日々の心と体のメンテナンスを大事にしてきました。
どちらかが崩れても健康になるのは難しい。結局はバランス、なので。
倒れたきっかけは子供のこと。
長男9歳が、学校で悪いことしました。
そのことを担任の先生から電話で伝えられて発覚し、本人とも話をするうちに、熱が出てしまいました。仕事がありますから解熱剤を飲んで朝には下げていましたが、毎晩夜になるとまた熱が。体はぐったりなのに眠れることはなく、夜な夜な後悔ばかりしていました。
「心の雛・続」でも罪を償う話が出てきます。書いた時期と今は全く違うけれど、今度は空想のお話などではなく、現実のこと。しかも自分がしたことではなく、子供がやってしまった出来事。
連日の学校からの電話と警察の事情聴取、校長先生交えての面談、諸々が重なって私は、学校からの電話が来るとパニックを起こすようになりました。電話に出ることができないのでそれは夫に任せ、私はまず体調をどうにかするべく、11月は自身への問いかけを日々やっていた月になりました。
人として、大事なこと。
どんな理由があっても、誰かを傷つけることをしてはならない。
痛いことをしてはいけない。
心に対しても、体に対しても。
どうしてそれが分からなかったのか。
私が今まで伝えてきたと思っていた、約9年間は、一体何だったのか。
長男は小学3年生で、恐竜、深海生物、危険生物、理科ダマンが大好き。愛読書は図鑑です。シンカリオンを片手に見えない敵と日々戦っています。
「闇の中から出てきたおれは…お前たちに…この世界最強の技、◯◯△△□□をもって、お前たちを…天国に導いてやる…!!!!!」
と真面目に言っています。これは↑ついさっき、言ってました。
なぜこんな出来事が起こったのか。とはいえ、してしまったことは許されることではありません。学校に日程調整等をお願いして謝罪をしてきました。相手のお子さんと、親御さんと。先生たち。
許されることはないのです。ただ、それぞれの親が子から聞いている当時の状況が、まったく食い違っていたことが分かりました。
では何が真実なのか。
残念なことに、真実は監視カメラもありませんので誰も分からない。
ひとつずつひとつずつ、やるべきことをやり、子供への声掛けも見直して、学校への取り組み方やなぜ勉強をする必要があるかなど、家族会議もして、私の体調も少しずつ上向きになりました。
1年分泣いた気がします。そこからまた、どう平穏な状態にバランスを整えていくかどうか、今試練として自分に課しているところです。

親であってもそうでなくても、人は歳をとり、いつかは衰えますね。
子供たち、お店のスタッフさん、関わりの深いお客様、年齢が自分より若い方たちにはいつかお世話になる時がくるはずです。
そんな時に彼らが大変な思いをしなくてもすむように。
できることは今この瞬間からやらないと。
伝え方が間違っていてうまく伝わっていなかったのだとしたら。
今この瞬間に違う方法を試して、諦めないで伝えていかないと。
30代の若輩者がおばあちゃんになった時のことを考えるのは気が早いと言いますか、変なのだろうとは思っています。
でも割とその感覚で、仕事なり、育児なり、人と会ったりしています。
自分が衰えた時のこと、死んだ後のこと。
何を次の世代に残せるのか。
そんな気持ちを込めて「心の雛・続」では、心先生にハーブの世話の仕方を妖精たちに伝えてもらいました。
前作では、まだ精神的に未熟だった雛が前を向けるようになったところでおしまいとしましたが、続編では雛が心先生を支え、その心先生は雛と他の妖精たちを支えていく、そういう繋がりの広がりを意識しました。
私達は一人で生きているわけではないはずで。
たくさんの優しさを誰かに繋げていく。
どうか一人でも、心先生と雛の優しさを、感じていただけたら幸いです。

noteの世界は本当に自由ですね。
親にも、友人にも、どんなに近しい人にだって、言えないことはあります。
もし小説を書くことが生業なら。
編集者や出版者さんたちの自分ではない方に見てもらえる利点があります。
誤字脱字とか、意味不明な部分とか、チェックされる。
でもビジネスですから、ニーズにも応えなくてはなりません。
自分の本当に言いたいことを、自由には、書けないこともあるかも。
noteは自由。
誰かを不快な気持ちにさせるような言葉は控えた方がいいかと思いますが、想像の赴くままに、ゆったりと言葉を駆使して、のびのび書ける。
次はどんなお話にしましょうか。
長男が悪いことをして、その親の私は、お話を考えていいのでしょうか。
9年間かけても大切なことひとつすら子供に伝えられていなかった私は、笑ってもいいのでしょうか。
noteという場所で、楽しく過ごしても、いいのでしょうか。
そんなことを思いながら。
…あとがき? これはあとがきか?
あとがきも2,000文字を超えました。このあたりでおしまいにいたします。

願わくば、少しずつ連載小説を公開していって、
マガジンを増やし、本棚に自分の書いたものが並んでいく。
(前も似たようなことを書いたでしょうか?)
どうか来年も、楽しくnoteを続けていけますように。
たくさんの言葉たちにパワーをいただきながら
また一歩ずつ前を向いていきます。
たくさんの優しさに、深く感謝を申し上げます。
最後に
「心の雛」「心の雛・続」のトップイラストをたくさん使わせていただきましたふうちゃん様。いつも可愛くて繊細なイラストをありがとうございます!
本作を通して、少しでも多くの方が少しでも生きやすくなる一助となれば、何よりの幸せと思っております。
笑顔溢れる社会になりますように。
I thank you from the bottom of my heart.
連載小説「心の雛」マガジンへのリンクはこちら
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