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Take-51 映画『サンダーボルツ*(2025)』は面白かったのか?

【この映画のキャッチコピー】
「最強じゃない ヒーローじゃない ──でもやるしかない」

【作品の年代・舞台設定】
 年代は2027年4月以降、マレーシア〜ニューヨーク

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)』が2023年の設定なので、それから4年後となります。前作『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド(2024)』の年代がサムたちに届いたホワイトハウスへの招待状の日付から2027年4月16日。『サンダーボルツ*』ではレッドハルクの名も出る通りその直後あたりからスタート、またTVシリーズでいうと『デアデビル:ボーン・アゲイン』の後になるようです。

 また、最後、ポストクレジットの場面は映画本編から14ヶ月後となっております──もちろん内容は伏せます。

映画『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』のワンシーン、ホワイトハウスからの招待状による日付
まべそく

 舞台はエレーナがCIA長官ヴァルの依頼で、非人道的な人体実験を行っていた研究施設を破壊するシーンがマレーシア。それ以外はニューヨークですね。

【原題】
『Thunderbolts*』または……

 映画本編でその意味が提示されてますが、いまはまだネタバレになるので伏せます。

【上映時間】127分

映画『サンダーボルツ*』のワンシーン
映画.com

𓃠皆さま、よき映画ライフをお過ごしでしょうか?
 N市の野良猫、ペイザンヌです。

「“いま”解決してしまうか? それとも一生引きずっていくか?……」
 この言葉は劇中からの台詞ですが、“心の闇”をテーマとした今作は常日頃から自分の頭の中にあるものとカチッとハマり、仮に単体の作品として観てもかなり面白かったですね!

 なんなら個人的にはフェーズ4以降『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(2023)』に次いで好きな作品かもしれません。

 今回のヴィランは誰もが日常にフト襲われる「Void(虚無)」と言っていいほどで、その内側の空虚さをフローレンス・ピューがとてもよく出しておりました。

映画『サンダーボルツ*』のワンシーン
映画『サンダーボルツ*』のエレーナ映画.com

 結局のところ誰もが皆、孤独で──けれど皆が孤独だからこそ“not Alone”なんだよという「ザ・禅問答ループ」の隙間に、少しだけ光が差すというのか……

 実はボクが気に入ったのはそういった綺麗事だけでなく、フローレンス・ピュー演ずるエレーナが劇中で言った「とにかく(今だけは協力して)さっさと脱出しようぜ、その後はおまえが誰に殺されようと知ったこっちゃねぇ」──
 そんなシニカルな部分もw

 でも人間なんて現実でも人生の中において瞬間的な付き合い多いし、そんなもんかもな🙄──なんて😂

 もちろん、これは決してネガティブな発言というわけでなくて、言い方を変えれば「いつ離れ離れになるかもわからないから、こうして一緒に何かやってるうちは(仕事でも、恋愛、友人関係でも)いがみ合ってないで協力し合おうぜ」──という意味も含めてです。

 ボクは「情けは人の為ならず」という言葉が好きで(情けをかけることは人のためにならない! という意味ではないですよ😅情けをかけることは人のためにするんじゃなく巡り巡って自分のためだよ──という意味です。結構間違って捉えてる人が多いということわざなので、念の為)、考えれば考えるほど深い言葉だなと思っております。

 それに、その精神の方が人間として正直なんですよね😸「おまえのためを思って言ってるんたからな」──そんな言葉ほど嘘くさいものはありませんからねw
 自分のためでいいんすよ。自分のために人に優しくする。コレ正解。

映画『サンダーボルツ*』のワンシーンのボブ(セントリー)
『サンダーボルツ*』のボブ(セントリー)映画.com

 おっと閑話休題。映画では、自分自身かな〜りダウンしてるのにボブ(セントリー)を励まそうとするエレーナ、あれもまた結局は“自分を励ますための言葉”でもあるわけで、また、だからこそ紛れもない本心であり、人の心も動かすのでしょう。

 現実でも人と喋ったり、励ましたり、または愚痴をこぼしたりしてても「あ、ボクってこんなこと思ってたんだな……」なんて初めて気付くことがありますからね😁
 こういうことは意外とバカにできず、ボクはけっこうこれで新しい「気づき」があったことが何度もあります。無意識からの助言というのか、ちょうど前回『雪子a.k.a』は面白かったのか?の感想の時に書いた“現実での会話も結局ラップバトルみたいなもの”──というのにかなりリンクしております。
 というより、それこそがコミュニケーションというものの意義だとボクは常々思っている方です。

 人を助ける、励ますってことは結局自分自身のためでもある──そういった意味のWinWinってことです。

 今回、『サンダーボルツ*』では超人血清を打ってる者もいるけど前作の『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド(2024)』にせよ、ここフェーズ5の終盤にきて主人公たちの悩みが、より身近なものになってきてる気がします😀
 大富豪でも、はたまた超天才でもスーパーヒーローでもない、身近な者の悩みに……

映画『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』映画.com
映画『サンダーボルツ*』のワンシーン
映画.com

 ちなみに、詳しい方には釈迦に説法てすが、今作がMCUにおけるフェーズ5の最後の作品となり、7月公開の『ファンタスティック4(2025)』からはいよいよフェーズ6に突入します。そのみ『アベンジャーズ/ドゥームズ・デイ』へと繋がり、いわゆる「マルチバース・サーガ」の最終章となりますね。

 タイトルの『サンダーボルツ』に隠された、ミスした人を守ってやれるような人──
 これこそが今回の“ヒーローの定義”だったかもしれませんね😌

 タイトルといえば……おっと、これはどこまで語っていいのか測りかねるので伏せますが、公式よりの「とある発表」もあり、“公式がネタバレ”論争が広がりましたが、ボクは「へぇ〜面白いな」と思いましたね。
 これが本当なら映画史上でも初めての出来事になると思われますからね😸

 他の方々の感想などもXでかなり目を通しましたが、なかなかの好発進、満足度高めなのが伝わってきました。当然「否」の意見もあるわけですが、そちらは「とある登場人物をないがしろにしている」といったものや、バトルシーン、VFXの技術的なこと──これがかなり占めていたように思えます。

 もちろんその辺りの満足度も映画には大切だと思いますが、個人的に、ボクはそこまで重視していない方なんですよね😅
 このエッセイでは何度も言ってますが、ボクはストーリー重視で、他はまあ付加価値くらいに思っているくらいです。その辺りの価値観の違いかと思われます😌

「とあるキャラをないがしろにしてる」ことについてですが、これもシリーズ全体を「通して」考えるならそうかもですが、この作品「単体」においてはとことんフローレンス・ピューを中心に寄せたストーリーとして輪郭がくっきりした気すらしました。(もちろんわざわざ“あの人”を出す必要性があったのかは疑問なんですがね😅)

映画『サンダーボルツ*』のワンシーン
映画.com

 そんなことを書くとコアなMCUファンから怒られちゃいそうですが😅まあアメリカのドラマシリーズなんてシーズンが変わると前回主役級の人が突然いなくなったり主役交代することなんて、日常茶飯事でしたからね😂もう慣れた……という方が近いかもしれません。

 そう、そう意味においては「単体でも楽しめる」作品ではなかったか……とボクは思ってますね〜

 いやいやキャラがわからないとやっぱ「コイツ誰?🤔」みたいになるよ!──と言われるかもですが、アベンジャーズとは全く関係ない映画だとイメージしながら観てもですよ、「あ〜この人は幼い頃特殊訓練を受けた殺し屋みたいなことしてんだな…」とか「この人はその頃一緒にいた旧友なのかもな」とか「この人は彼女を養子として育ててたんだな」、はたまた「この人はヒーローになり損ねた人なのかな」などなどが台詞の節々で感じ取れれば、全く単体としても楽しめるわけで。

 たとえばシリーズ作品ではない『アーガイル(2024)』や『ブレット・トレイン(2022)』などを観てたとしても、登場人物の過去や、突然出てきた人と主人公の関係性とか──それくらいは頭の中で常に予想しながら、推測しながら観てるわけですからね😁

 それ以上に深く楽しみたい方はシリーズを全制覇すればいいだけの話。『マーベルズ(2023)』や『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022)』などを観た時の方が、より「えらい不親切だな」と思いましたので😅

映画『マーベルズ』のワンシーン
映画『マーベルズ』映画.com
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のワンシーン
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』映画.com

 ぽっと知らずに入ってしまったお婆ちゃんでもそれなりに楽しめる──それくらいの作りにはしてやってくれよと前々から思ってましたので、今回はその辺もぜんぜん、及第点だった気がします😌

  逆に言えばホントになんっにも知らない人が観たとしてですよ? 一番「この人ダレ?😅」なのはバッキーかもしれんな……と少し思ってるくらいですw

映画『サンダーボルツ*』のワンシーン
映画.com

 今回初登場で『アベンジャーズ/ドゥームズ・デイ(2026予定)』でもキーマンとなりそうなボブ(セントリー)。こちらを演じていたのは『トップガン/マーヴェリック(2022)』でロバート・“ボブ”・フロイド海軍大尉を演じていた(こちらもボブですね)ルイス・ブルマン
 どうやら『トップガン3(公開日未定)』には出演の可能性は薄いとのことですが、こちらで忙しくなりそうですね。

映画『トップガン/マーヴェリック』のワンシーン、ボブを演ずるルイス・ブルマン
RIVER
映画『サンダーボルツ*』のワンシーン
映画.cnm

 ダメダメとチートの二面性を持つ彼を見てるとアニメ『ダンダダン』の二期の主要エピソードとなる邪視とジジの関係性などを思い出したりもしますね😸

アニメ『ダンダダン』第二期のヴィラン“邪視”(ジジ)
コラボカフェ

 最後に、予告でも使われてたイメージソング、スターシップの「愛は止まらない(Nothing's Gonna Stop Us Now)」──この曲をきちんと本編クレジットでも使ってくれてたことも好感度二割増しですね😺
 この曲は映画『マネキン(1987)』の主題歌でもあり、80年代を代表する名曲でもありますね。

映画『マネキン』のポスター
映画『マネキン』note

 こちらも下に貼っておきますので、ぜひ、映画を思い出しながらフルで視聴してみてくださいませ♫
 では、また次回に!


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