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Take-55 映画『28年後…(2025)』は面白かったのか?

【この映画のキャッチコピー】
「人間が、人間ではなくなる。」

【原題】
『28 Years Later』

【上映時間】115分

映画『28年後…』のワンシーン
映画.com

𓃠皆さま、よき映画ライフをお過ごしでしょうか?
 N市の野良猫、ペイザンヌです。

 さて本作『28年後…』は『28日後…(2002)』『28週後…(2007)』に続く3部作の3作目ですが……

 え?😲『28年後…』これ自体も3部作なん⁉️😂
 するってぇと次作・続編の邦題は
『28年後…の28日後』とか
『28年後…の28日後…のそのまた28週後』
とかになんのかね?
 (-_-;)ああヤヤコシイ😵‍💫
(※そんなこたありません。次作のタイトルの原題は
28 Years Later: The Bone Temple』と発表されております😸)

 このThe Bone Templeとはつまり「骨の寺院」……今作を観た人はわかると思われますが「アレ」のことなんでしょうかね、たぶん。

 ボクはグロ苦手ですが、ホラーなれど今回は『サブスタンス』の時ほど抵抗なくすんなりと足を運べたのはなぜだろう😂w(現在上映中、邦画『ドールハウス』に至ってはもうムリす😨)

 おそらく今回は「ホラー映画」という括りより、ゾンビという「モンスター映画」としての括りが大きかっただろうから……でしょうね😹

 クレイブン・ザ・ハンター(アーロン・テイラー・ジョンソン)vs教皇選挙ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)……そして『イエスタデイ(2019)』以来、久々のダニー・ボイル監督!

 てゆーか『28年後…』の予告を見たとき「あれ? TVドラマ『LOST(2004〜2010)』のジョン・ロックが出てるやんけ!😲」と思ってたけど😅まさかコレがレイフ・ファインズだったとはw😂

映画『28年後…』のワンシーン。レイフ・ファインズ
『28年後…』のレイフ・ファインズ映画.com
TVドラマ『LOST』のジョン・ロック
ドラマ『LOST』のジョン・ロック:僕が選ぶ『LOST』の好きなキャラ嫌いなキャラ

 さて、劇場へすんなり足を運べてしまった直感は正しく、ホラー・グロ苦手なペイザンヌでも“余裕で観れます”

 つまり……良くも悪くも「それがどういう意味かわかるよな?🫵」──て感じです😂

 そしてそして、実はボク、2作目の『28週後…』を観てないんですよ😅
 観てなくても全然、余裕で大丈夫でした──「これも意味わかるよな?🫵」て感じです😸
 なんなら一作目の「28日後…」を観なくとも大丈夫なのではないか、くらい😂

 ただ、つい先日、冒頭に上げた『28年後…』の次回作(やっぱややこしいなw)に、一作目で主人公を演じたキリアン・マーフィが出演決定(嬉!)という報が入りましたからね。てきることなら次作までには全作観ておきたいところですね。

 キリアン・マーフィーといえば、『28年後…』の初報の際は⬇️このゾンビがキリアンなのではないか?──という説がXではよく流れてたのを思い出しますね😂
 まあ「人間役」とは書かれてませんので、「ひょっとしたら……?」なんてこともあり得るのかもしれませんが😸

映画『28年後…』のワンシーン
映画.com

 さて見終わった後ですが、冒頭に述べた通り、本作『28年後…』からまた「新たな3部作のスタート」──このことを先に知っておいて良かったスよ。それを知らなきゃ「😂ちょ待てや!」となるとこでしたからね(-_-;)

 それくらい放り出された感というか「俺たちの戦いはここから始まるんだ!」感というか、ありていに言うと見事“消化不良”で終わったな──と😅

 なもんで、本来なら1本の映画における40分くらいまでの展開を2時間に「薄められた」気もしないでもなく🙄しかもなんか途中でブツ切られれたような😂

「本作でようやく全体の物語の準備ができた」という感じなので続編は少し面白くなりそう😸──とも言えますし「そんな引っ張らんでも」──とも言えます😂

 シリーズの作品は『2』が一番面白くなることも多いのでこれは期待できるのではないかと。今回のラストからすると次作は倍の『56年後…』とは言わずとも「あの登場人物たち」がもう少し成長した10年後くらいにはなってそうな予感もしますね😺

 こちらはもっと先の話かと思いきや来年の頭くらいにはもう公開が予定されてることなので、要チェックですな。

 目を覆うようなグロさはなかったものの、予告を観れば聴くことができますが主人公親子が本土へと向かう途中で流れていた「ブーツ」の歌がやけに不気味でヨキです✨️
(※予告は一番⬇️に貼ってあります)

 こちらは1915年、テイラー・ホームズによって録音されたラドヤード・キップリングの詩「Boots」の朗読が、使用されているそうです。

 無機質な声から次代に感情が高まるような叫びになってくる発声はゾッとする怖さがあり、そしてなんともクセになるので、まだの方はコレだけでも聴いてみてください😸
 この「Boots」は実際に兵士などのトレーニング用BGMとしてよく使用されていたらしいです。
へぇ〜。

 また、クリストファー・アーク(Christopher Ake)による、曲としての「Boots」もあるみたいですが、こちらは落ちてないのか、今のところ見つかりませんでした。

 なので、どちらかってと今回は「目」よりも「耳が怖がれた😨」感があり、声フェチ音フェチのボクとしては耳がかなり満足🙄👂️
 アンプにエレキのコード挿す時のような音やエコーのかかったドラム音とか……そこはさすがダニー・ボイルやなと!
😤👍️
トレイン・スポッティング(1996)』や『スラムドッグ$ミリオネア(2008)』──音楽の使い方は定評のある監督さんですからね。
 
 ゾンビたちから逃れた人たちが共に暮らす外世界から隔たれたコミュニティが舞台──というのも、特殊なコミュニケーションや新たに作られた倫理観、宗教観といったものが潜んでそうで、日本でもよく見られる田舎集落のような不気味さが少しありますよね。
 ときおり仮面姿の男や子供が描いたような絵──なども挟み込まれ不気味さを増して良いです! 近年でいうなら日本の漫画原作のドラマ『ガンニバル』のような住民たちの得体のしれなさを少し感じます。

映画『28年後…』のワンシーン
映画.com
映画『28年後…』のワンシーン
映画.com

 子供が成長するとまるで通過儀礼のように本土へと渡り「ゾンビ狩り」をさせる父親。「どうだ気持ちいいだろう?」やら「この匂いが好きになってくる」などといったことを“教育している”というのは、相手がいくらゾンビとはいえむしろ人間の方が「狂った世界」に近づきつつあるように思えてきます。

 その辺り、ロメロ時代のゾンビでも時々扱われていた「戦争時の普通ではない狂気」や「その際、敵は人間にあらず」といったようなテーマをほんのり感じます(まだ今回は匂わす程度って感じですかね)。

 これは特に『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世記(1990)』という作品のラストシーンで顕著に描かれております。ボクがゾンビ映画というジャンルを好きになったのはこのラストシーンを見たからかもしれません。捕まえたゾンビたちを吊るし上げてまるで射的のようにして楽しむ軍の兵士たちに向ける女性主人公の顔のアップで終わるのですが、ははぁ、ゾンビという素材はこういう風にも扱えるものだったのだな……と衝撃を受けたのを覚えております🙄

U-watch

 この『28年後…』のキャッチコピー「人間が、人間ではなくなる。」というのは、ひょっとするとゾンビではなく彼ら人間自身のことを示しているのかもしれませんやね。

 今回、「俊足」や「アルファ」といった様々な異名を持つゾンビが出てきますが、父親は本土へ渡るとまず動きの鈍い“スローロー”と呼ばれるゾンビから撃ってみるよう息子に指示します。この“スローロー”、ボクはつい伊藤潤二先生の漫画『うずまき』に出てくるヒトマイマイを思い出してしまいました。ヌメヌメさがなかなかのものでしたね😂

『うずまき』/伊藤潤二──のヒトマイマイ

 モンスターの潜む生活に馴染んでしまった中、親子で立ち向かう──といえば、今作は「ゾンビもの」というより、どこか『クワイエット・プレイス(2018)』、それも二作目の『クワイエット・プレイス2/破られた沈黙(2020)』ぽい雰囲気があったなと😅廃電車の中でのバトル・シーンを観ながら思い浮かべておりました。

(⚠️この先少しネタバレに触れております。イヤな方はここで引き返して、観た後に読んでくださいね♪)

映画『クワイエット・プレイス2/破られた沈黙』の廃電車のシーン
『クワイエット・プレイス2/破られた沈黙』廃電車のシーン映画.com

 その廃電車の中で起きたあの出来事は「ああ、ついにゾンビまで出産させてしまったか」といったような、まるで『ブレードランナー2049(2017)』でレプリカントが子供を出産した場面を観た時と同じ感慨深さだったかもしれません😸
 とはいえ、それに至っては映画化もされた日本のゾンビ漫画の金字塔『アイ・アム・ア・ヒーロー(2015)』の方が先でもあり、あちらでは子宮口から覗く胎内の赤ん坊ゾンビの顔や、はたまたゾンビ化した赤ん坊に足首を噛まれる衝撃のシーンなどもあったわけで😅

漫画『アイ・アム・ア・ヒーロー』赤ん坊ゾンビに噛まれるシーン
『アイ・アム・ア・ヒーロー』/花沢健吾

 あの赤ん坊が次作からのキーパーソンとなるのは間違いないでしょうし、ひょっとすれば人間とゾンビを繋ぐ存在(あんま繋がりたくはないけどw)、はたまたレイジウィルスの抗体を作り出すカギとなるのかもしれませんやね。

 さて、おまけながら映画数学の時間です
 今回は「28」という数字です
 1+2+3+4+5+6+7=28
 「28」という数字は「完全数」という数字だそうです。
 月の満ち欠けは28日。
 生理周期も28日。
 受精から出生までの期間は280日。
 人間の歯の数、28本。
 頭蓋骨の骨、28本。
 月日と曜日は28年で1周──28年後のカレンダーは今年と同じ。

 いやだから何? と言われましても😂

 まあ「28」というなんとなく中途半端な数字、さすがにタイトルにもなってるくらいなのでテキトーに付けたというよりは何かしら意味があって付けたはず……と思う方が妥当ですよね🙄

 また、ちょっとした人間の思い上がりやミスから28日、28週、28年……といつになっても「落とした影がなかなか消えることがない」というのは放射性物質汚染といったものもボクなどはイメージしてしまいましたが、皆さまはどう考えられたでしょうか?
 
 たとえば福島第一原発事故で放出された放射性物質──ヨウ素131はすでにほとんど消失しましたが、セシウム134などは永遠に消失することはありません。ただ、セシウム134などには放射線を出す能力が半減する「半減期」というものがあり、それがまさに「30年」なんですね。前述したヨウ素131はこの半減期に入るのがわずか「8日」ですが、セシウム134は「30年」かかります。ウラン238においてはなんと「45億年」😲!(“消失”ではなく“半減期”に入るのが──ですからね😂)

 まあ、あくまでそれはボクの中のイメージであって、ダニー・ボイル監督による本作のインスピレーションは⬇️こちらが理由だったそうです。

20年が経過し、再び終末世界を描く上でヒントなったのが、2020年に起きたイギリスのEU離脱だった。「ブレグジットによって、世界各国の立場が変わっていくような感覚を受けました。イギリスには背を向け、目を向けなくなり、“イギリスなんてどうでもいい”という感覚でした」

シネマトゥデイ

 ちなみに未成年の前で全裸のゾンビを撮影するのは法に触れることを知らなかった監督、性器のついた全裸に見える衣装を着せて事なきを得たそうですが、そのまま撮影してたら刑務所行きだった──と語っておりますね😹

 では、また次回に!


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