予約取れなくても諦めるな!サグラダファミリアドタバタ潜入記!
スペイン旅の大メイン、サグラダファミリア。
予約必須のため、普段行き当たりばったりの私も、ここだけは旅行が決まってすぐに予約をとっていた。
しかし、1週間前に日にちが間違っていたことが判明。
なんとかもう一度予約をするも、今度は遅刻?
計画性の無さすぎる女は、果たして無事に塔に登れるのか。
そんなドタバタ劇を予約の方法と裏技(?)とともにお届けします。
予約必須!サグラダファミリアのチケット4種類
どのブログやパンフレットにも書いてあるが、サグラダファミリアは予約必須。
特に塔に登れるチケットは早めに完売してしまうため、1ヶ月前には押さえておくのが安心だ。
3月初旬に訪れた私の場合、3週間前でも、時間によってはポツポツと埋まっていた。
チケットの予約は、公式サイトからできる。
個人旅行(Individual)で選べるチケットの種類は主に4つ。
(値段は2026年3月時点。実際に訪れた1年前から、2€ずつ値上がりしていた。)
① Sagrada Família(26€)
一番シンプルな、聖堂内部のみの入場チケット。
② Sagrada Família with guided tour(30€)
ガイドさんと一緒に回るツアー形式。英語含む全6言語で日本語はなし。
③ Sagrada Família with tower(36€)
聖堂内部 + 「塔」に登れるチケット。塔は生誕のファサードと、受難のファサードのどちらかを選択。
④ Sagrada Família with guided tour and tower(40€)
ガイドさん+塔への入場もセットになったフルコース。こちらもガイドは全6言語から選べる。
全てのチケットに、アプリで聞ける日本語のオーディオガイドがつく。
ポイントごとに結構しっかり解説してくれるので、聞きたいことが山ほどある!という人以外はリアルガイドさんなしでも十分だと思う。
聖堂内部だけでも見所は盛りだくさんだが、せっかく行くのだから、私はどうしても塔に登りたかった。
最後のイエスの塔が建設中と聞いていたので、高いところに行けば行くほど、建設中が味わえると思ったからだ。
行く前の私は、サグラダファミリア=建設中であること、が一番の売りだと思っていた。
登れる塔は「生誕の塔」と「受難の塔」のどちらかを予約の段階で選ぶ。
レビューや体験記など色々調べたが、特段どちらが人気ということもなく、それぞれ良さがあるようだ。
ガウディ自身が存命時に建設した塔であること、隙間から海が見えることなどが決め手になって、生誕の塔を選んだ。
この時の私は、計画的にチケットをゲットしたことに、ほくほくとした達成感を抱いていた。
日付間違い!?1週間前滑り込み予約できるか!
安心していたが、自分の不注意さを舐めていた。
出発1週間前、行くところの目星をつけておこうとガイドブックとカレンダーを開く。
改めてチケットの時間を確認すると……あれ?
予約日が、帰国日とかぶっている……?
え、
やだやだやだやだやだ、嘘嘘嘘嘘、どうしよ、むりむりむり
ひとりの部屋でパニックになり、何度も日程表とチケットを見直す。
無情にも、チケットの日にちが変わることはなかった。
サグラダファミリアに行かなければスペインに行く意味がない。
この際お金などどうでもいい。どうか、どうかまだ空いていてくれ。
祈るような気持ちで再度公式ホームページを開いた。
サイトを開くと、バルセロナ滞在中に行ける時間帯のチケットが残りわずかだが残っていた。
しかし、聖堂内だけのチケットで、塔付きのものは全滅。
それでもやっぱり塔に登りたかった私は、そこでも足掻く。
目をつけたのは、ガイド付きのツアー。なんとそちらは、塔付きのものも残っていた!
しかし、唯一多少は理解できそうな英語は完売。
残されていたのは、スペイン語とカタルーニャ語。1mmも分からない……。
でも私には、日本語のオーディオガイダンスがある!
ガイドさんには申し訳ないが、日本語オーディオを聴きながら集団の一番後ろからついていこうと決め、今度こそ無事塔への入場券(スペイン語ガイド付き)をゲットしたのだった。
ガイド代4€は少しもったいないけれど、行けないよりはずっとマシだ。
チケットが取れてホッとしたところで、損失は4€どころではないことに改めて気がつく。
日付を間違えた分34€を合わせて、38€。
当時のレートで6000円越えをそのままドブに捨てたと考えるとさすがにダメージは大きい。
サイトを見ても、予約完了メールを見ても、変更払い戻しは不可とはっきりと書いてある。
諦めの悪い私は、ダメもとでメールで問い合わせてみた。
どうしても行きたかったため、もうすでに別のチケットも取ったことをアピール。
ネットの情報を参考にしながら、すぐに対応してもらえるよう、予約番号とクレカの下4桁もつけた。

するとどうだろう、その日のうちに返答があり、1ラリーもなくあっさり返金が認められた。

無理だと諦めていたのに、こんなに柔軟に対応してくれるなんて。
ありがとうサグラダファミリア!ありがとうスペイン!
ここで得た教訓は自分が悪かったとしても、諦めないこと。
それよりもっと大事なことは間違えないことだが。
今回はたまたまスタッフが良心的だっただけかもしれないので、これから予約する人は返金可能と思って慢心せず、確実に日付、時間を確認してほしい。
いよいよ当日!だがしかし、遅刻寸前……?
唯一チケットが取れたのは、マドリードから移動してきた日の時間帯
入場時間は15:30でツアーの開始は15:45から。
ホテルに荷物を置き、大急ぎでサグラダファミリアに到着したのは、ちょうど15:30だった。
ここで私の前にまたもや立ちはだかるのが、長蛇の列。
荷物検査を抜けてチケットを見せる時にはすでに遅刻。
入れるかどうかドキドキしたが、無事に関門を突破した。
人の流れに沿って階段を登っていくと、ドーンと目の前に巨大な建物が立ちはだかる。
どうやらサグラダファミリアへ侵入することには成功したらしい。
この巨大で、荘厳な建築物に一瞬目を奪われそうになるが、そんなことをしている暇はない。
ガイドツアーの仲間たちを探さなければ。
しかし、ツアーの集合場所もイマイチよく分からない。
公式アプリのマップによると、生誕の塔の前が集合場所のようだが、それらしき人たちは見当たらない。
時々ガイドさんが引き連れている集団がいるものの、それが私が属しているグループなのか知る術もないのだ。
そうこうしているうちに、ツアー開始の15:45は過ぎてしまった。
ガイドを聞けないのは問題ないけど、塔に行けなくなるのだけは避けたい。
遅れてでもいいので、集団に追いつかなければ。
スタッフのお姉さんをようやく見つけ、チケットを見せながら英語で尋ねる。
「その時間は、もう出発しちゃってるよ」
ですよね……。もう、私は、合流できないんでしょうか、と不安になっているところに続けて、
「あなた、スペイン語分からないでしょう」
と言われ、ぎくっとする。
そりゃ、スペインで英語で聞いてるんだから、自然に考えればそうだろう。
少し気まずい思いでヘラっと笑いながら頷くと、
「オーディオガイダンス聴きながら、自由に見ていいわ。塔もその時間になったら行けば登れるから」
と親切に教えてくれた。
私の企みも不安もお姉さんには全部お見通しだったのだ。
それを聞いてホッと一息。
ようやく心置きなく、サグラダファミリアの鑑賞をスタートした。
こんな経験から分かったことは、サグラダファミリアは入ってしまえばこっちのもん。
塔への予約も、ガイドのありなしに関わらず、時間さえ守っていれば入れるようだ。
しかも、滞在時間に制限はなく、一度入れば、閉館時間まで何時間でもいられる。
予約時に、入場の時間と、塔の時間、それぞれ決める必要があるが、塔に登る前でも後でも、聖堂内は自由に見学できる。入場時間直後しか塔の予約が取れなかったとしても、教会内をゆっくり見れないかも、と心配する必要もない。
予定調和が苦手な人にとってありがたい、柔軟システムだった。
もし希望の時間で予約ができない人がいたら、+4€課金して、ガイドつきのツアーを探してみるのはいかがだろうか。
ようやく観光パート
とまあ色々あったが、その甲斐あってみられたサグラダファミリアの中の様子も記録しておく。
生誕の塔からスタート
イエス・キリストの誕生時のストーリーが、この彫刻にギュギュっと詰まっている。
ミッション系の幼稚園に通っていた私。
年長の時にイエス様の生誕劇をやったため、簡単なストーリーは知っている。
左下の3人の博士とか、右下の羊飼いとか、生まれたイエス様のそばにロバがいることとか。
知ってる!という人物やストーリーが全てこの面に表現されていて面白かった。

ちなみに私がやったのは、大天使ガブリエル。聖母マリアへ、神の子を産むことを告げる大役だ。
幼稚園の先生たちは通称ガブちゃんと呼んでいた。
両手を掲げて「その子をイエスと名づけなさい」と堂々と言ったセリフは今でも覚えている。
このガブちゃんは両手をあげていなかったけれど、久々に出会ったようで親近感があった。
聖堂内部
中に足を踏み入れると、ステンドグラスがぐるりと教会を囲む。
暖色から寒色まで鮮やかに色を変え、見る面によって全く違う光を見せてくれた。


木に見立てた柱の一本一本も太さや形が違うらしい。
着工が始まったのは、1882年。PCや電卓もない時代に、こんな複雑なものどうやって設計したんだろう。普通に意味が分からない。

照明もあるにはあるのだが、雨が降っていて外は暗かったにも関わらず、太陽光を最大限取り入れるような作りになっていた。
受難の塔
お次は反対側の受難の塔へ。こちらは、十字架に磔にされたイエスの死を表す塔。

裏切り者のユダがイエスにキスしていたり、数字の組み合わせがイエスの享年の33になっていたりと、細かい仕掛けがたくさんあった。
ここまでは幼稚園で詳しく習わなかったが、聖書の内容をよく知っていれば、もっと楽しめるだろう。
生誕の塔と比べると全体的にすっきりとしたデザイン。
二つの写真を見比べた母が、生誕の方は古くて石が溶けてるんじゃない?と言っていたが、そういうものなのだろうか。(真相は分からず)
でも、色味の違いは確実に完成からの月日を表していて、ここは古いんだな、新しいんだなとはっきり分かるのが面白かった。
さあ、塔に登るぞ!
決死の思いで勝ち取った塔。
再予約した時には生誕の塔は売り切れで、結局登ったのは受難の塔だった。
エレベーターで上ったあと、塔の隙間から隣の塔を間近でみたり、景色を楽しんだりして、下っていく。




生誕の塔には登れなかったが、彫刻や外壁を間近でみられるので、多分どっちでも楽しめると思う。
苦労してでもいく価値あり!!
結局たっぷり2時間半ほど滞在して、サグラダファミリアを後にした。
これだけ苦労して行く価値があった。
建築中であることに謎にこだわりを持っていたが、完成後でもきっと価値のあるものだと思う。
前もってしっかり日時を確認しておけば難しいことは何もないので、ガウディの最高傑作を一目みたい人はぜひ訪れてみてほしい。
私はまた、ミスをしてもなんとかなる成功体験をしてしまったため、同じ失敗を繰り返す未来しか見えない。
