日本人が「access to...」と書いてしまう、本当の理由。
「インターネットにアクセスする」を英作文するとき、つい
"access to the internet"
と書いていませんか? 実はこれ、文法的には間違いです。
1. access は「他動詞」しかない
英語の動詞には、
・主語が一人で完結する動作を表す「自動詞」
・相手(目的語)を必要とする「他動詞」
があります。
access は「他動詞」のみ。
つまり、直後に「何に」という言葉が絶対に必要です。この「何に」が目的語になるというわけです。
(○) We accessed the Internet site.
(×) We accessed to the Internet site.
「〜に」という日本語に引きずられて to を入れてしまうのが、日本人が陥る罠です。

2. 比較でわかる approach の柔軟性
一方、似た意味の approach は「自動詞」と「他動詞」の両方の顔を合わせ持っています。
自動詞の approach: 「(何かが)やってくる」という主語の動作に注目。
Christmas is approaching.(クリスマスが近づいている) ※この場合、誰に近づくかは重要ではないので目的語は不要です。クリスマスが自分で、不特定多数の人々にやってくるイメージ。
他動詞の approach: 「〜に近づく」と対象を特定する。
A typhoon is approaching Japan. 台風が日本という対象に近づいてくるというイメージ。

3. 英英辞典が教える「something」の存在
Merriam-Websterを見ると、access の定義にはこうあります。
“to be able to use, enter, or get near (something)”
この (something) こそが、他動詞の証拠です。「何か」を前提とした動作、それが access なのです。
access をおわかりいただいたでしょうか?
同じ「近づく」という意味でも、accessとapproachが使い方が異なります。
少しややこしかったですか?
