「焼き物は翻訳である」編



尾道の炭火焼き店で、じっくり焼き上がる一尾の魚。
ユズの観測は、炎を見つめるところから始まる。
「火は料理を作っているんじゃない。」
直火という野生。
串が姿勢を整え、塩が素材の輪郭を際立たせる。
人は自然を支配したのではなく、味わえる形へと丁寧に翻訳してきた。
そしてユズは結論を導く。
「焼き物とは、野生を人間語へ翻訳する文化技術。」
にゃんたんはいつものように現実へ引き戻す。
「要するに、炭火で焼くと美味い。」
ピースくんは満面の笑顔で、
「野生語、おかわりワン!」
今日もユズ・ロジカは、一皿の料理の中に、人と自然が積み重ねてきた知恵を見つけていた。
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