指差呼称の有効性と、道の駅常総のお話
10月に入って朝晩は大分涼しくなってきましたが、季節の急な変化に対して衰え気味の体感が追い付かず…ちょっとだけ?体調不良のコンサルタント山本です。
今回は仕事関係の、指差呼称(シサコショウ、ユビサシコショウ)のお話をしようと思います。
指差呼称は、例えば横断歩道を渡る時、右、左、正面と目視しながら指差しをして安全を確認する行動です。電車、バスの運転士や駅員が信号や車両の出発確認で指差をして「ヨシ!」声を出して指差呼称をしているのを見たことがあるかと思います。
製造現場では、例えば起動スイッチ等を押した後、「スイッチオン、ヨシ!」と指差しして、確実に押したことを確認する行動です。私も手順書に盛り込んだりして、現場の指導をしたりしていました。
このように、行動に間違いがないか、または周辺に異常がないかを、指を差した箇所を目視で再確認すること。指差呼称の目的は、仕事においては作業ミス、確認ミスを防ぎ労働災害を未然に防ぐことです。
既に労働社会に浸透している指差呼称は、科学的にも事故のリスクを低減することが実証されています。
1994年に報告された鉄道総合技術研究所による指差呼称の実験によると、何もせずに作業を行った場合は100回中2.38回誤りが発生しました。一方、指差呼称を行ってからの作業では誤りの発生回数は0.38回と、指差呼称のありなしで、誤りの発生率が約6分の1以下に低減することが確認できています。従って、指差呼称は単なる動作ではなく、実際に安全性を向上させる効果的な手段であることを示していることが証明されています。
また、指差呼称は作業者の意識を集中させ、確認作業に緊張感を持たせる効果もあります。特に単純作業では声を出した指差呼称によって油断を防ぎ、指差呼称をしている周囲にも影響を与えて安全意識を高めます。
これは指差し方向に視力、聴力など五感を積極的に使うことで脳が活性化し、緊張感を与えて確認精度が向上するということが言えます。
しかし、指差呼称は毎日の繰り返し、ワンパターンの作業になるため、現場になかなか定着しにくいこと、そしてワンパターンは無意識の行動(俗に言う赤みそ行動)にもなりがちです。それは主に下記3点の理由が考えられます。
(1)恥ずかしさがあること
指差呼称は当たり前のことを声に出しながら動作を行うので、とくに新しく導入された現場では「恥ずかしい」と感じる人が多いようです。これは職場の雰囲気や文化が、指差呼称の実行に対し抵抗感を生んでしまうのです。
こうした心理的障壁を取り除くためには、職場全体での意識改革は必要です。特に、上司や先輩が積極的に指差呼称を実施し、模範を示すことで、徐々に現場に浸透させることです。
また、指差呼称を実践しやすい環境を作るために、ポスターや動画などで具体的な実施例等、定期的な教育をして、恥ずかしさを感じにくい風土を醸成することも有効です。
(2)意味がない、面倒であること
指差呼称は意味がない、こんなので効果が出ない、と誤解されることがあります。特に毎日同じ作業を繰り返していると効果を実感しにくく、毎日やっても意味がないと誤解されがちです。しかし、上述のとおり指差呼称の効果は科学的に証明されており、意識的な確認動作によってミスの発生率が大幅に低下することが分かっています。
また、指差呼称は、軽微な操作、単純な操作に対しては必要ない、いちいち面倒だ、と省略されがちです。これは特に熟練者ほど「自分は間違えない」という過信が生まれやすく、指差呼称を軽視し怠りがちな傾向がみられます。
そのため管理者は、指差呼称を実施することの重要性を繰り返し教育し、ミスのリスクを従業員に理解してもらうことが必要です。
(3)同じ確認でワンパターン(形骸)化になってしまうこと
毎日同じ作業で同じ指差呼称をして、事故が起きなければ明日も大丈夫だと思い込んで、指を差しても五感で確認をしない、緊張感が発生しない、形骸的な指差呼称になってしまう傾向があります。
これも従業員へのリスク教育、指差呼称の重要性を安全衛生会議等で定期的に教育して、形骸化を防止することが必要です。
ところで、自分ネタですが(笑)…私の自宅の近場には、2023年4月にオープンした道の駅常総があります。圏央道の常総ICを降りてすぐの場所で、テレビで何度も紹介されているため休日はもちろん、平日も大変混んでいる施設です。年間入場者数は300万人を超えるということでした。
ファイナンス 2025年9月号 No.718


駐車場の正面にレストラン、土産物を販売の棟があり、メロンパンが特に有名でいつも長い行列ができています。
屋外はメロン等茨城名産の果物、つぼ焼き芋、その他ケータリング販売あり、とにかくいつも混雑しています。
正面右側の建屋は本屋のTSUTAYAや、地元で有名なベーカリーショップやスタバその他。そしてHONDAの自動運転実証施設。更に右側には昨年末にオープンした温泉施設があります。ここはサウナが有名です。
このようにたくさんの施設や店舗が複合していて、とても充実した道の駅です。
そしてこの施設は、2015年の常総の水害の教訓を生かした避難施設にもなっていることです。
地域の活性化だけではなく、水害の教訓を生かして避難施設とし、更に将来の高齢化やインフラ課題を見据えた自動運転実証実験施設もあり、市としても推しの施設なのです。
ついでに、道の駅から少し離れたところにはこれまた有名な天井栽培のイチゴ農園があって、旬の時期にはイチゴ食べ放題をしています。道の駅からは実証実験を兼ねた自動運転車が農園と往復しています。
こんな素敵な道の駅常総ですが…私は混むの並ぶのが苦手なので…TSUTAYA以外はあまり足を運びません。それでも天気が良い日にバイクで行けば渋滞はほぼ関係ないので、主にバイクで行っています。バイクに乗ったり弄ったりは、自己紹介のとおり私の趣味でもあります。
この土曜日も、雨が降る前の午前中にバイクのバッテリー充電がてらに行ってみました。この日も広い四輪の駐車場は、ほぼ満車でした。

ちなみに乗ってきたバイクは、排気量順で言えば我が家のセカンドバイクで、カワサキのエストレヤと言います。排気量は250ccです。
もう30年以上前のこのバイクを、とある理由で6年前に一桁万円と超お安く、ただし値段なりのボロの不動状態で入手して、部品調達の組付けの再塗装のパワーアップのと、あちこちを直しながら乗っています。年式も見た目も古いレトロチックなバイクなのですが、なんだかこういうスタイルの機体が似合う年になってしまった訳です。
本当は土曜日の午後から友人とバイクで出かける予定だったのですが、午後から雨予報のために中止をしたので、午前中だけ近所乗りをした次第です。こんな感じで午後から雨の土曜日はのんびり過ごして、日曜日からまた介護で移動です。
本題に戻れば、私も指差呼称は安全の基本行動の一つとして、仕事はもちろん、プライベート、例えば車に乗っているときや火気を使用しているときに使ったりしています。さすがにバイクに乗ってる時は両手がふさがってるので出来ませんが…
指差呼称をしないよりもした方が、事故の確率が1/6に減少する。ちょっとひと手間で事故防止ならこんなに安価なリスク対策は他にありませんよね。
皆さんも週末はゆっくり過ごして、来週からまた仕事その他、頑張りましょう。
ご安全に♪
