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読書の秋。ということで私が、小説にのめり込むようになったきっかけの1冊を紹介したい。
その1冊とは「仮面山荘殺人事件」という東野圭吾ミステリーズの1冊である。
もともとミステリ好きではあったのだが、ドラマや映画を見るだけで小説には手を出してこない人生を送っていた。
なぜこの本を読んだのか、それは弟が理由である。
ある日、弟が学校で読む小説が欲しいとなんとはなしに手に取った1冊がこの小説だった。
そんな些細なきっかけから始まったのである。
弟が読了した後に、これもまたなんとはなしに「私も読んでみたい。」とふと興味を持ち、読み始めた。
普段スマートフォンやテレビゲームに夢中の毎日を送ってきた故に、それらと比べると小説という文字の羅列は幾分か地味に感じてしまうのが事実だ。
だがそうはいかなかった。久方ぶりの小説、小さい文字が列を成し何頁にも渡り文章を展開していく。なぜか頁をめくる手が止まらなかったのを覚えている。
東野圭吾さんのトリックに驚きを隠せず、寝る間も惜しんで読み込んだ程どハマりしたのである。
それほど東野さんのトリックが私を動かしてくれたのだ。
そこからミステリ、というより密室殺人のミステリが好きになった。至極単純だが、密室ゆえになぜ殺人が起きるのか、この問いはいつまでも私を動かす理由である。そんなわけで今日まで沢山の密室殺人を読了してきたが、それでもやはり一番は「仮面山荘殺人事件」。一番最初に読んだ密室殺人ということもあるのだろうが、私はこの結末に驚きを隠せなかった。やはり、このトリックが私の中では驚きを超越するものであったと同時に、私が小説へ手を伸ばすきっかけを作ってくれたということもあり、一番なのである。
自分用に語ったとはいえ、もしも誰かの目に止まることがあったときのため、内容は勿論伏せよう。
ぜひとも、初見で読んでその驚きを体験してほしい。
もしかしたら、私以外のミステリ好きにはそうでもないと感じるのかもしれない、そうだとしても私は小説を読むという行為へ立ち帰らせてくれたこの小説を、トリックを推奨せずにはいられないのだ。
皆様も是非とも東野圭吾さんの「仮面山荘殺人事件」を手に取ってほしい。
