あの日、私の景色は変わった。――あの日の選択【ちび創作大賞】
1. 憧れは、銀色に輝いていた(はずだった)
中・高一貫校での私の青春時代は、
マジで部活一色だった限界看護師★カヤンPAですっ!!
今回は
『フルートに憧れて入部した私が、顧問にいきなりクラリネットを渡され、人生が思わぬ方向へ転がっていった6年間の話』
を書いていこうと思います✨
小学生の頃から、あの銀色にきらめく横笛にガチ恋😍
お姫様みたいで華やかで、いつだって合奏の主役じゃん!?
あっちに行きたかったの!!!
なのにだよ!!!
顧問に言われたのは――
「はい、あなたはクラリネットね」
って、おいぉいぉいぉい!!!
希望、一ミリも聞かれてないが?????
じゃんけんで負けたわけでもない。
理由も何も知らされてない。
私の銀色の憧れ、秒で強制終了ーーー!!!
はい、これが私の「不条理すぎる6年戦争」の開幕です。
あざした!!!
2. マウスピース、運指、そして降臨した推し先輩
最初はね、もう嫌で嫌で仕方がなかったわけ。
入部してしばらくは、楽器すら触らせてもらえないの、
ヤバくない!?
手渡されたのは「マウスピース」っていう頭の部分だけ。
毎日毎日、トイレの鏡の前に立って、
ただ息を吹き込んで「ピーーー!!!(鼓膜破壊)」って
音を鳴らすだけの虚無の基礎練習😶
唇は痛いし、
リードはすぐ割れて財布にダメージ。
なんで私こんなことやってんの????
先輩たちも超厳しいし、
やっと楽器つけてもひたすらロングトーン(地獄)
先輩に教則本を1冊だけ渡されて、
同級生と「ドってどれ…?レはこれ…?」って、
暗号解読しながら曲を練習できるようになったのは、
もう夏休みに入る頃。遅っっっ!!!
でもね、
そんな不貞腐れてた私の心を、一瞬でぶち抜いた人がいたの。
3年生のトップを吹いていた、
パートリーダ兼コンサートマスターのO先輩。
先輩が吹くクラリネット、マジで別次元。
私の知ってる地味で黒い楽器から出る音じゃないの。
優しくて、
切なくて、
キラキラ輝いてて。
ぶっちゃけフルートより輝いてた✨
「え、クラリネットって、こんなにエモい音鳴るの……!?」
私の「憧れ」の矢印が、フルートからO先輩の音色へ、
カチッと動いた瞬間でした。
3. 「クラリネットなんて、選ぶんじゃなかった」からの大逆転オバケ
だけどさぁ!!!
そこからが怒涛の「選ばれない暗黒期」スタート!!!
中2の夏。
「今年こそコンクール頑張るぞ!」って意気込んでたのに、
「クラリネットは人数多いから、中学生は全員メンバー外にしまーす☆」
は??????
出られないコンクールの曲を、別教室でひたすら居残り練習する毎日。
悔しいっていうか、
もう、ただただつまんねぇ!!!!
でも中3に上がる春には、大チャンス到来!!!
唯一の激ムズパート「E♭クラリネット(エスクラ)」を任されたの。
高3の先輩の後任に、ってことで。
なのに、本物の楽器は先輩が使ってるから回ってこない。
手元にあるのは普通のB♭管。
「じゃ、移調(キーを頭の中で瞬時に書き換え)して演奏してね」っていう鬼の無茶振り。
おい正気か???😨
でもね、舐められたくなかったの。
こちとら幼少期のスパルタピアノ教室で培った絶対的な音楽の力とプライドがあるわけよ。
音楽に妥協なんて、そんなの私が絶対許さねぇ!!!
感覚を秒で掴んでソッコーで転調に慣れた。
どうしても出せない超高音はオクターブ下げたけど、どんな高い音だって
「絶対に外さない!!!」
って練習に明け暮れた結果――。
「B♭クラでエスクラパートを無双するオバケ」が爆誕しました✨

これだけやれば、今年こそ即一軍でしょ!?
って思うじゃん?
この年は、他校から高校進学の先輩たちが大量入部した年だったの。
またしても、メンバー発表の席で私の名前は呼ばれなかった。
理由は
まだ「中学生だから」
だけどね。
翌年、高校生になっても先輩たちが大渋滞しててさ。
それでも「今年のメンバーは実力で選ぶ」って顧問が言ってたから、望みは捨ててなかったの。
なのに、その顧問が突然の謎の退職。
後任の顧問の選出基準は、まさかの「学年順」に。
高1の私、強制終了。
コンクールが全てじゃないなんて分かってる。
でも納得いかない。
「あの先輩より私の方が絶対に上手いのに……!!!」
悔しくて、
「クラリネットなんて、やらなければよかった」って、
初めて部活を辞める文字が頭をよぎった。

4. 3rdパートの反逆、そして支配へ
そんな絶望のどん底だった高校1年の夏、
音大生になったO先輩が、教育実習生として部活に戻ってきたの!!!
先輩は、コンクールに出られない「2軍メンバー」の指導を買って出てくれて、私を見つけてこう言ってくれたの。
「カヤンPA、すごく上手くなったね!」
うわあああああん!!!😫💦
誰も私の努力なんて見てくれてないと思ってた暗闇の中で、
大好きなO先輩だけが気づいてくれた。
2軍の演奏で任された、初めてのコンマス(コンサートマスター)の席。
外で披露することのない演奏だったけど、私の音がみんなを引っ張っていく。
合奏の本当の楽しさが、胸にブスッと突き刺さった。
そして高校2年、
ようやく掴み取ったコンクールメンバーの席!!!
なのに、先輩たちの忖度で決められたパート割りは、
1年生3人と私で構成された「3rdパート」へポイ。
それだけじゃない。
パート練習から「今日は1・2番だけでやるから(お前らいらねーから)」ってハブられる始末。
怒りで頭が沸騰してパァンなるわ!!!!!
でもね、私は腐らなかった。
音楽に妥協は許さないからね👿
「3rdは、バンドの心臓で土台だ。低い音だからって、小さな音(p)だからって、ナメられてたまるかコラァ!!!」
ハブられたならそれで結構!!!
同学年の多かった他の中低音パートや、パーカッションの親友の力を借りながら、自主的に「リズム強化特訓(スパルタ)」をぶちかましてやったわ!!!
結果、コンクールの順位はダメだった。
でもね、
審査員からの講評用紙に、こう書かれてたの。
「木管中低音の厚みとテンポ感が、非常に良かった」
よっしゃあああああ!!!
3rdパートからバンド全体を完全支配して、
先輩たちに自分の音楽で一矢報いてやったぜ!!!
ザマァ見ろ!!!(超晴れ晴れ)
アニメやドラマでしか見ないと思ってたハイタッチ、
一緒に特訓したパーカッションの親友とリアルでバチンッ!!!って交わしたよね。最高!!!
5. あの日の選択は、私のものではなかった
高校3年。
私は、かつてO先輩がいた場所――
パートリーダー兼コンサートマスターに上り詰めた。
そこからはもう、怒涛のノンストップ!!!
市の選抜バンドオーディションに合格して、海の向こうのシドニーでの親善演奏へ。
そこでもマーチングで私の「高音無双」が認められて、自己肯定感が大爆発。
やりたかったことを全部詰め込んで大激走して迎えた、最後の定期演奏会。
引退の日、
高2のときに同じ3rdだった後輩から、一通の手紙をもらったの。
先輩がいつも
「そんな貧弱な音はナメられる。p(ピアノ)でもちゃんと吹き切らなきゃダメ!」
という言葉が、今でも忘れられません。
……えっ、うそ
私そんな偉そうなこと言ってた!?
でも、それこそが私の6年間の生き様、そのものだった。
いつだって私は「選ばれない側」だった。
端っこに追いやられて、
小さな音でひっそり吹くのが正しい、
そんなポジションばっかり。
だけどさ、
そこで小さくまとまって、
ナメられたら終わりなんだよ!!!
芯を通して、
堂々と吹き切るからこそ、
音楽の土台として美しく響くの!!!
翌年、その後輩が私のいたコンマス席についたと聞いた。
私の音は、ちゃんと繋がってたんだ。
あの頃の顧問が何を考えて私をクラリネットにしたのか、今となってはもう分かんない。
私のこんな未来を見抜いていたのか、
ただの人数の都合だったのか。
本人に聞いてみないと分かんないし、
ぶっちゃけ、そこまで見抜いていたとも思えない🙄
ただ一つ確かなのは、
あの日、私には
クラリネットという選択肢はなかったってこと。
フルートしか見えていなかったからね。
だから、あの日の選択は私のものではない。
顧問の先生の選択だった。
フルートだったら、違う景色をみていたのかもしれない。
少なくとも――
O先輩と同じコンマス席に立つことや、シドニーへ行くこともなかった。
クラリネットだったから、
私はあの歪な3rdパートからバンドをひっくり返すことができたし、合奏の面白さを肌で感じることができたんだ。
人生、自分で選べることばかりじゃない。
むしろ、選ぶしかなかった不本意な道の方が多いかもしれない。
あの日の選択は、自分のものではなかった。
でも、外から与えられたその一本を、
自分の楽器(相棒)にすることだけは、私が選び続けたの。
あの日、黒くて地味な木管楽器を渡された中学一年生の私へ。
心配しなくていいよ!!!
その一本は、あなたが恋をしていた銀色の楽器じゃない。
でもね、
その黒い一本が
あなたにしか見られない、
めちゃくちゃ美しい景色まで連れていってくれるからねーーー!!!!
編集後記
本記事は、noteで見つけた『ちび創作大賞』への参加記事として執筆しました。
テーマは前回と同じ『あの日の選択』にしました。
本当は別のテーマを考えていたんですけど、
なんか思いついちゃったら書かずにはいられなくなっちゃった🙃💦
今回はいつもの私で書いたので、
前回の記事から来られた方はギャップも楽しんでいただければと思います😅
企画ページ:
ちび創作大賞開幕!オールジャンルOK 賞金ありイベントマガジン運営者とVOIDさんとPolloAIによる大作戦! ChatGPTのヨシダ|カワムラ|AI擬人化漫画 | ChatGPTのヨシダ
テーマ『あの日の選択』紹介記事:
人生を変えた「あの日の選択」を吐き出せ―俺が審査員としてお前の剥き出しの魂を待ってるぜ|ヨシダのちび創作大賞|創作イベント|人生の転機|VOID_404|審査員メッセージ||VOID_404 | AI実践コラムライター@note収益化戦略📈🔥 | フォロバ100
以上、
音楽に妥協は許さないけど、暑さには勝てないカヤンPAでした!!
みんな、水分摂取はこまめにしようね!!!!!

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