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パルメイラス現地観戦🇧🇷2020年代の南米を支配する名門。サンパウロ都心の近代的スタジアム|2026年3月

 サンパウロ州のサッカークラブ、SEパルメイラス(パルメイラス)の試合観戦に行ってきました。

この記事は長いので(約7,700字)、興味のある部分だけサクッとご覧ください
・そもそもパルメイラスってどんなクラブ?どのスタジアム?
 →「クラブ情報」「スタジアム情報」
・チケットはどうやって取ったの?
 →「チケット購入」
・スタジアムにはどうやって行ったの?
 →「スタジアムアクセス・周辺施設」
・試合の雰囲気を知りたい
・ブラジルのスタジアムって実際どんな感じ?
 →「スタジアム内観・試合感想」
・端的に言ってオススメなの?治安大丈夫?
 → 目次の下に5段階評価でまとめてます!


各種5段階評価
■アクセス :★★★★★
 最寄駅からスタジアムまでは約1.5 km歩きますが、サンパウロ中心エリアにあるスタジアムなのでアクセスは非常に良好です。
■観やすさ :★★★★★
 陸上トラックが無く、ピッチとの距離感も良いので上層でも非常に観やすいです。屋根付きのため、悪天候の日でも安心して観戦できます。
■治安   :★★★★
 スタジアム内部は、試合前後を含め危険を感じることはなく、観戦位置以外のエリアで何かトラブルが起きている様子もありませんでした。
※どのクラブでも共通ですが、対戦カードや試合展開によっては、危うい雰囲気になる可能性はあります
■雰囲気  :★★★★
 全周屋根付きのため、サポーターのチャントがよく反響します。一方で、声を出す熱狂的なサポーターの数は、近隣のビッグクラブよりも少ないかも?と感じました。南米の"狂気"を期待すると、少し上品に感じるかもしれません。
※観戦した試合は強力なライバル関係があるカードではなかったので、参考程度にお考え下さい
■旅行者向け:★★★★★
 ブラジル屈指の近代的スタジアム、サンパウロ中心部からのアクセスも抜群。観光旅程にも組み込みやすい、非常にオススメのスタジアムです。

クラブ情報

 パルメイラスはコリンチャンス、サンパウロ、サントスと並ぶ、サンパウロ州の4大クラブの1つです。一方で、

日本開催のクラブW杯(2005-08, 11, 12, 15, 16)での成績
 サンパウロ:2005年優勝
 サントス:2011年準優勝
 コリンチャンス:2012年優勝

 と、他の3つのクラブが2005年以降の日本開催のクラブW杯に出場し、結果を残した一方で、パルメイラスは日本開催があった期間(2005〜2016年)に出場がありませんでした。そのため、3つのクラブと比べると、日本での知名度は一段落ちる印象もあります。

 しかしながら、パルメイラスの近年の充実ぶりは目覚ましく、2020年以降は

サンパウロ州リーグ - 7年連続決勝進出、優勝5回
 優勝:2020, 2022, 2023, 2024, 2026
 準優勝:2021, 2025
ブラジル全国リーグ - 5年連続3位以上、優勝2回
 優勝:2022, 2023
 準優勝:2024, 2025
 3位:2021
リベルタドーレス杯 - 6大会中5大会でベスト4以上、優勝2回
 優勝:2020, 2021
 準優勝:2025
 ベスト4:2022, 2023

 と、ほぼ毎年すべての大会でタイトル争いに絡んでいます。
 南米のサッカーファンに「現在の南米No.1クラブは?」と聞いたら、ほとんどの人がパルメイラスかフラメンゴ(リオデジャネイロ州のクラブ)と答えるはずです

 実際に、CONMEBOL(南米サッカー連盟)が2025年12月に集計・発表したクラブランキングでも、パルメイラスが1位に輝いています。

CONMEBOL公式サイトより。パルメイラスが1位、フラメンゴが2位

スタジアム情報

アリアンツ・パルケ / アレーナ・パレストラ・イターリア
Allianz Parque / Arena Palestra Itália 
2014年開場、収容人数約44,000人

 2026年5月4日より、アリアンツ・パルケ(Allianz Parque)はネーミングライツ契約の変更に伴い、「ヌバンク・パルケ(Nubank Parque)」へ名称変更されました
 ただし、本記事は2026年3月の観戦について記載しているため、本文中では「アリアンツ・パルケ」の名称を使用します。

 開場以来、パルメイラスがホームスタジアムとして使用しています。
 サッカーでの使用に限らず、ショーやコンサートも積極的に開催する多目的アリーナとして建設されました。そのため、パルメイラスの試合が無い日でも頻繁にイベントが開催されており、スタジアム周辺がよく賑わっています。

 アリアンツ・パルケはサンパウロ中心部の西側、アーグァ・ブランカ地区(Água Branca)に位置しています。電車+徒歩で行く場合、最寄駅からは約1.5 km歩きます。いくつか横断歩道も渡りますが、都心部にあるので非常にアクセスしやすく、観光旅程にも組み込みやすいスタジアムです

アーグァ・ブランカ地区(Água Branca)の位置。
サッカーボールのアイコンがスタジアムの場所です

チケット購入

 パルメイラスの公式チケット販売サイト「Ingressos Palmeiras」から購入しました。チケット購入には会員登録が必要です。

公式チケット販売サイト「Ingressos Palmeiras」

 また、パルメイラスのホームゲームは顔認証による入場を導入している(紙チケットやQRコードによる入場ではない)ため、手続きの途中に顔認証登録も行うことになります

①会員登録

 「Ingressos Palmeiras」のデフォルトの表示言語はポルトガル語ですが、右上の「Português」タブをクリックすると、英語もしくはスペイン語を選択できます。

英語表示が用意されているのは、ブラジルのクラブでは稀です。素晴らしい!

 英語表示にしたあと、「CREATE ACCOUNT」をクリックして登録画面に進みます。

 「CREATE ACCOUNT」をクリックすると、CPFの入力を求められます。CPFはブラジル連邦国税庁が管理する納税者番号のことで、ブラジル居住者の方であれば取得済だと思いますのでご自身のCPFを入力して「NEXT」と進みます。
 CPFを取得していない方は、下の「Non CPF holders, enter your document number.」をクリックして、ご自身のパスポート番号を入力します。

CPFが無い方でも会員登録可能なのでご安心ください

 次の画面で、氏名や生年月日、住所等を入力します。

 この先、顔認証登録などを経て、会員登録が無事済めば準備OKです。

 画面に沿って手続きすると、無料会員として登録されます。無料会員でもチケット購入まで進める一方で、(当然ですが)チケットは有料会員から販売されていき、無料会員は数日遅れて購入可能になります。
 コリンチャンス戦などの人気カード、優勝争い終盤戦などの重要試合であれば、有料会員の販売期間内で完売してしまうリスクはあります。
 仮に有料プランの購入を希望される場合、まず無料会員として一度登録・ログインしたあと、有料プラン選択ページから希望のプランを購入するステップになります。

 パルメイラスの場合、CPFがなくても会員登録・チケット購入は可能ですが、短期旅行であっても、CPFがあると何かとハードルが低い(CPFがないと進まない手続きがちょいちょいある)のがブラジルです。
 日本在住の方でも、在日本ブラジル領事館・総領事館を介してCPFの申請ができるようですので、渡航まで時間がある方は、事前の取得を検討されても良いと思います。

②チケット販売スケジュールの把握

 Jリーグのように試合の1〜2ヶ月前から販売開始、というスケジュール感ではありません。だいたい試合開催日の1〜2週間前くらいに、その試合の販売スケジュールがパルメイラスの公式HPにて告知されます

 私が今回行った試合の販売スケジュールは、試合4日前の3/11 16:33(現地時間)にアナウンスがありました。

公式HPのチケット販売概要アナウンス

 行きたい試合が決まっていたら、開催日の2週間前くらいから公式HPをチェックし、乗り遅れが無いよう心掛けておくと良いと思います。

 ポルトガル語の説明は省略しますが、今回の告知では、3/14(試合前日、、、)の午前10時から一般販売(無料会員も買えるフェーズ)が開始される、と書いてありました

ニュースリリースのサムネイル画像にも、「VENDA GERAL 14.03 10H00」と書かれています

③狙う座席の選定

 パルメイラスはサポーターが多く、一般販売に乗り遅れると希望の座席が買えない場合があります。今回観戦した試合は約35,000人の動員でした。
 座席選びを間違うと、せっかくの観戦体験が台無しになるので、事前の吟味が重要です。これは他のビッグクラブの試合に行く場合も同様です。

 そのようなスタジアムの場合、私はサポーター席が映ったYouTube動画をなるべく事前にチェックし、どのエリアが最適と思われるかを判断しています。YouTubeで「Palmeiras Torcedores」などのワードで検索すると、試合中のサポーター・客席を映した動画が複数出てきます。

 パルメイラスのホームゲームの基本的な席種区分は、アリアンツ・パルケの公式HPから確認できます。

パルメイラスのホームゲームの基本的な席種区分。
アリアンツ・パルケ公式HP内「Mapa de acesso」より

 チケット価格は試合により変動しますが、先ほども見た販売スケジュール告知アナウンスページの下部にその試合の価格表が記載されています。
 画像で示されているのは有料会員の割引価格表です。無料会員の場合、画像の下の赤枠部分を参照します

例えば、「Central Leste」の場合は200レアルです。
※すぐ右の半額の数字は、60歳以上の方のみ購入可能な半額チケット「meia-entrada」の価格です

 「安全に観れることが一番。その上で試合がよく見える席が良い」
 という価値観の私は、この試合では「Superior Oeste(西スタンド上層 = 席種区分の淡黄緑、501〜507のエリア)」を買うことにしました

 なお、アリアンツ・パルケでは、西スタンドはメインスタンドに相当します。

 結果的に今回のSuperior Oesteでの観戦は、危険を感じる場面は全くありませんでした。
 ただし、対戦相手や試合展開によっては、同じ場所でも危うい雰囲気になることもあると思います。

 熱狂的なサポーターは「Gol Norte(北ゴール裏下層)」に陣取ります。よほどの猛者でない限り初観戦でここは避けるべきでしょう。
 一方で、「Superior Norte(北ゴール裏上層)」および「Superior Sul(南ゴール裏上層)」は、ゴール裏の座席ですが空席が多く、落ち着いて観戦するサポーターが多い印象でした。

④チケット購入

 Superior Oesteは座席指定が可能です。空いていた中で良さそうな座席(ピッチ中央付近で、ブロック端の通路に接した席)を選んで購入しました。

 海外サッカー観戦あるあるだと思いますが、チケット購入時に日本発行のカードが弾かれる場合があります。ブラジル・南米で問題なく使えることが確認できているカードを事前に確保しておくと安心です。
 決済システム側で弾かれている場合は厳しいですが、他のスタジアムでは、カード会社に連絡した後に再決済したところ、通った経験もあります。是非行きたい試合がある場合には試してみると良いと思います。

 入場は顔認証システムを採用しているので、何も持っていかなくてもゲートを通過できます。ただし、万が一顔認証システムでエラーが起き、スムーズに入場できなかった場合に備え、身分証明書(パスポートなど)や購入を証明するもの(購入完了画面のスクショなど)は出せるようにしておいた方が安心かと思います。
 今回、筆者はスムーズに顔認証を通過できました。

スタジアムアクセス・周辺施設

 最寄駅から徒歩圏内の距離にあるスタジアムなので、電車で行きました。アリアンツ・パルケの最寄駅は「Palmeiras - Barra Funda」駅です。

「Palmeiras - Barra Funda」駅構内。6路線が乗り入れるターミナル駅なので広いです

 日本人が多く住んでいるエリアの「Paraíso」駅から向かう場合、Linha 1(青線)に乗って「」駅まで行き(4駅7分)、そこからLinha 3(赤線)に乗ります(5駅11分)。
 駅には日本と同じように路線図が掲示されているので、行き先と路線図を確認しながら乗っていけばそこまで難しくはないと思います。

「Paraíso」駅から「Palmeiras - Barra Funda」駅までの路線図

 路線図の全体像は、下記サイトの「Mapa de Rede」から確認できます。

 今回私が購入したSuperior Oeste(メインスタンド上層)の入場口は「Portão A」です。「Palmeiras - Barra Funda」駅から向かう場合はスタジアム裏側の位置になるので、約1.5 kmと少し歩きます。

「Palmeiras - Barra Funda」から、スタジアムの「Portão A」までの徒歩経路

 道中、車線数が多く交通量も多い道路を数回横断します。横断歩道や信号はあるものの、運転が荒い車もいるので左右確認は徹底し、くれぐれも事故に遭わないようお気をつけください

 駅とスタジアムの中間地点には、ショッピングモール「Shopping West Plaza」があります。キックオフ直前の電車は混雑するので、試合の2〜4時間前くらいに駅に到着しておいて、カフェやレストラン等に入って時間調整するのもオススメです。

 このショッピングモールにはパルメイラスのオフィシャルグッズショップ「Palmeiras Store」もあるので、クラブシャツを購入してからスタジアムに向かうのもアリです。私もここでTシャツを1枚買いました。

オフィシャルグッズショップ「Palmeiras Store」。エンブレムが目印です

 今回私はキックオフ1時間半前の17時頃に「Palmeiras - Barra Funda」駅に到着しましたが、電車はそれほど混んでいませんでした。ショッピングモールでTシャツを買ってすぐにスタジアムへ向かい、17時半過ぎに入場口に着きました。

スタジアム周辺は住宅街。試合日は一般道路を通行止めにして入場の動線としているようです
左側のビルのアートたち、お世辞にも趣味が良いとは思えません。笑

 入場口「Portão A」に到着しました。キックオフ約50分前にスタジアムに到着しましたが、ゲートが混んでいることもなく、スムーズに入場できました。

オシャレな銀色のギザギザの外装。期待が高まります

スタジアム内観・試合感想

 コンコースを抜けた先、メインスタンド上層(Superior Oeste)からの眺めです。ピッチ全体をよく見渡せます。アリアンツ・パルケは全周屋根付きスタジアムなので、雨の日でも安心して観戦できます

キックオフ45分前、まだ着席している人はまばらです。
写真の正面、北ゴール裏下層(Gol Norte)のバックスタンド寄りに応援中心部は陣取ります

 スタンド頭上には照明機材や音響機材がたくさん設置されていて、ショーやコンサート会場としても名高いスタジアムのこだわりを感じました。
 一方で、コンコースや座席は少し汚れ・劣化が目立っているように思いました。2014年開場の新しいスタジアムですが、イベント開催が非常に多いため、使用頻度にメンテナンスが追いついていない可能性があります。

 キックオフ15分前、北ゴール裏ではビッグフラッグが掲出されました。歴代のエンブレムでしょうか?円弧状のスタンドにピッタリ合っています。

イタリア系移民によって創設された歴史を持つパルメイラス。
「ITALIA」と書かれたエンブレムもありますね
ブラジルリーグは毎試合、選手入場時に国歌が流れます

 今回はメインスタンド上層(Superior Oeste)の中央ブロック付近で観戦しましたが、少し誤算だったのは、このエリアの観客が試合中もほぼ総立ちで応援していたこと。座ると試合が見えないので、私も終始立ち上がって観戦しました。数ブロック隣(南側)の観客は座っている人がほとんどでした。

 私は立ち上がっての観戦は全然アリなのですが、90分間立つのが辛い方には微妙な観戦体験になってしまうかもしれません。スタジアムを見渡した感じ、南ゴール裏上層(Superior Sul)の空席がかなり多く、ほとんどのサポーターが座って観戦していました。座ってゆっくり試合を見たい方の場合、Superior Oesteの南側を取るか、Superior Sulを購入するのが良いと思います。

南ゴール裏(Gol Sul / Superior Sul)の様子。
キックオフ10分前の写真ですが、上層(Superior Sul)の空席状況は試合中もこんな感じでした。
写真左のコーナー付近上層には、アウェイのミラソウサポーター(黄色)が集まっています

 試合は拮抗した展開でしたが、前半26分にパルメイラスのアルゼンチン代表FWフラコ・ロペスが強烈なミドルシュートを決めて先制。その後は互いにチャンスを作るものの得点は生まれず、パルメイラスがリードを守りきり1-0で勝利しました。
 アウェイのミラソウには元Jリーガーが3人ベンチに入っていましたが、この試合での途中出場はありませんでした。

 帰りは行きと同一の経路で帰路に着きました。20時半過ぎなので既に日は暮れていますが、道路沿いのお店の光と街灯で道中は明るく、サポーターの流れに乗って歩いたため危険を感じることはありませんでした。

試合情報

観戦日
2026/03/15(日) 18:30KO(現地時間)
大会
2026ブラジル全国リーグ1部 第6節
(Campeonato Brasileiro de 2026 - Série A)
対戦カード/結果
パルメイラス 1-0 ミラソウ
スタジアム
アリアンツ・パルケ
(Allianz Parque)
@サンパウロ州サンパウロ
(São Paulo - SP)

メンバー入りした元Jリーガー
■パルメイラス

 無し
■ミラソウ
 #5 ユーリ・ララ(2019栃木SC、2023-25横浜FC)- 出場無し
 #17 エヴェルトン・ガウディーノ(2024-25FC東京 ※期限付き移籍中)- 出場無し
 #23 アレックス・ムラーリャ(2013湘南、2018新潟)- 出場無し


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