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サクラの手記(2) 10.Dec.2025 『マルテの手記』リルケから

今、リルケ(1875–1926)の『マルテの手記』 (Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge)松永美穂訳を読んでいる。
遥か昔、ドイツ語の勉強のために、『リルケ詩集』の独和対訳の小さな本を読んだ。確か、郁文堂だった。それに収録されていたリルケの詩が素晴らしく、それ(その詩)を探すために、Kindle unlimitedにサブスクした。『マルテの手記』は、初めて読んだ。そのスタイル(松永美穂訳)を真似たのが、『サクラの手記』である。ミーハーだけど、こんなスタイルの物書きもあるんだ!と、少し感動もした。『マルテの手記』に。詩集も手当たり次第読んでいるが、探しているリルケの詩とは未だ出会ってない。ひょっとしたら、預けている荷物の中に、その対訳本は埋もれているかもしれない。
リルケを真似て、メモ、覚書き、書きなぐり、日記の断片、駄文、等、さしあたり読者を意識せずに書く。その書きなぐりから、新しい発見があるかもしれない。一種の実験である。

こんな痛みは、生まれて初めてかもしれない!歩く度に、左足股関節と左足に激痛が走る!まともには歩けない!よかった、日本に帰国してからで!
思えば、この一ヶ月ほど、無理していた。サパ(ベトナム)で、腰に異変を感じたが、ストレッチで治そうとした。痛みがあっても、3000mをこえる山に上がった。ケーブルカーとはいえ、標高が高い山の山頂付近の寒冷地の坂道を歩いた。痛みを抑えながら。翌日、ぎっくり腰状態になった。ホテルのスタッフが、湿布薬をくれた。それでも、サパの坂の多い道を歩いた。4-5日で、ぎっくり腰状態は消えた。腰の痛みは消えていなかった。騙し騙し、なんとか凌いだ。夜行バス、早朝の飛行機、フィリピン入管のトラブル、連れあいの怪我、長時間の救急病院付き添い、フィリピンのセブ空港セキュリティ警察の取り調べ、成田帰国・・。考えると、腰の不調はずっと続いていた。痛みは、体が悲鳴を挙げて、訴えていること。それに、耳をかさなかった罰なのだろう。サパの寒冷地から、突然フィリピンの高温多湿に移動し、さらに、そこから、日本の寒冷地に戻った。このことも、影響が大きい。体にとっては、強いストレス!要するに、耐えに耐えた腰が、これ以上我慢できずに爆発したのだろう。
あ、そうそう!クサンチッペ(連れあい)が、帰国してすぐに、念のため病院に行って再検査したところ、左手首下腕にヒビが入っていた。フィリピンセブの大学病院では骨折もヒビも入ってないとの最終診断だったが・・。さもありなんという感想だった。一応、フィリピンの関係機関にも報告しておいた。
その4日後、こんどは、私の腰、左足が暴れ出した。肝心のcancer & DM  の現状を知りたく、主治医のいる病院に行った。cancer & DM  の状態は、良好だった。ほっとした!腰痛については、姿勢のアンバランスを指摘された。病院は、かなり離れているので、一日掛りだった。乗り換えの時、だんだんと痛みが酷くなってきた。歩く時の一歩一歩に激痛が走る。耐えられない痛さだった。生汗が出てきた。何かが神経に触っているのだろう。這々の体で部屋に辿り着いた。ベッドに横になっても痛みは続いた。痛みで眠れない程。翌朝、痛みで、胃もやられてきているのが分かった。それで、クサンチッペと同じ病院に行った。骨には異常がないことが分かった。神経がダメージを受けているようで、左足に麻痺があるので、正常には歩けない。しかし、病院で出してもらった薬、セレコキシブ(消炎鎮痛剤)、レバミピド(胃粘膜保護剤)、タリージェ(神経障害性疼痛緩和薬)が効いてきて、次第に激しい痛みは緩和してきた。さすが、病院の薬。寝ている時の痛みも随分緩和されてきた。左側に寝返りがうてる程に回復してきた。
翌日、今日は、左足をまだ曲げられないが、なんとか右足は正常なので、歩ける状態に回復した。フィリピンセブの空港警察に取り調べられた  reikiも使って神経の麻痺を治療している。肝心のcancer & DM が、経過良好なので、精神的には余裕で治療している。ほんとに、限界ギリギリだったのだろう。よく耐えてくれた。帰国してからの発症でよかった。保険の心配がいらないから。サパやセブで、この激痛がきたら、もっと大変なことになっていた。よくぞ、耐えてくださった。
シニアの海外非定住生活の大きな問題点のひとつ。「これからどうするか!」思案のしどころだ。それを分からせるための帰国だったのだろう。少し離れて状況を見てみると、何かに守られているという気がする。
今回の教訓は、痛みが少しでもある時には、体を労ってあげないといけないということ。精神的痛みは肉体的痛みに繋がり、肉体的痛みは精神的痛みに繋がる。もう若くない。若い時程無理はきかない。年齢の自覚は、なによりも私に必要なことなのだろう。ヒュブリス(傲慢)の自分への戒めも自覚しないといけない。自信過剰は、どんな時にも忘れてはいけない。

10.Dec.2025
TODAY after 5.67 billion years

写真は、ファンシーパン山   3143m  Sapa, Vietnam からの眺め

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