SAKURA の手記(1) 8.Dec.2025
「これから、どうするんですか?」
唐突に訊かれた。さし当たり目の前の仕事の段取りについて説明して、ごまかした。本当の質問は、そんなことじゃないと分かっていたけど。おそらく、誰も理解しないだろう。だって、自分でも分かってないんだから。取りあえず、「古典ギリシャ文典」を持ち帰った。そうだ。原点から外れ過ぎてるから、不安のなか、ああ訊かれたんだと思ったから。一眼レフカメラも、と思ったけど。さし当たり、止めた。取りあえず、自分の羅針盤を整えないと。

あまりにも、外れ過ぎたのかもしれない。思えば、生まれて間もなく、ヨチヨチ歩きの時から外れっぱなしかもしれない。一度、軌道を外れると、おそらく、正規の軌道には戻れないのかもしれない。だからといって、正規の軌道を進んでいるひと(他者)を批判するのはやめよう。嫉妬してると誤解されるから。
だって、正規の軌道自体の「正規」性を問うてるんだから、自分が正規の軌道を歩んでい(ると思ってい)たら、それを問えないじゃない?だから、宿命なんでしょ。それはそれでいい。何度も何度も、自分に言い聞かせて納得したじゃない。それでも、唐突に、そこを衝かれると、一瞬ドギマギしてしまう。まだまだ自分は、未熟なんでしょ。
精神年齢と肉体年齢とのギャップが大きいのだろう。肉体の経年変化(劣化)は、ごまかしようがない。シニアが海外長期滞在するのは、非シニアのそれとは天地の差ほど違う。医療であり、医療保険である。長期滞在ビザは、どの国も、受け入れを基本嫌がる。まぁ、客観的に考えたら、当然だろう。・・ということ以前に、自分の覚悟が問われているのだろう。自分の目標が問われているのだろう。そこで何をするのか?具体性が問われている。

1€=¥180!時代が来るとは!
絶対的マネーフェティシズム世界(これについても再吟味しなくては!)では、ヨーロッパ志向の日本人にとっては、相当の覚悟が要求される!それに見合うだけの目標と、それを達成しうる読みというか手応えというか、確信・自信がないといけないのだろう。
これらを再確認するために、一時帰国を余儀なくされたと言っていい。
ただ、こんなカタストロフ時代だと、シニア、非シニアなんて言ってる場合ではない。人生の残り時間なんて、統計上では有意味だろうけど、実存的には等値だろう。そのひとらしく生きていないのなら、長生きしても何の意味も意義もない。そのひとらしく生きて、線香花火のような人生を駆け抜けたのなら、その人生の方が、よっぽど意味も意義も大いにある。
わたしも、問いたい。
「これから、どうするんですか?」
8.Dec.2025
TODAY after 5.67 billion years

