偏差値23の息子、初めての全国統一小学生テストを受ける【小1・6月】
前回、新小1の息子・タツオが初めての模試(ワセアカチャレンジテスト)で偏差値23.1(542人中540位)を叩き出した話を書きました。
▼前回の話はこちら
今回はその続き、6月の全国統一小学生テスト編です。
偏差値23を受けて、やったこと
前回の敗因は学力以前の問題、「テストのやり方がわからない」でした。なので対策も勉強の詰め込みではなく、テストのやり方を教えることに絞りました。週1〜2回、次のことを言い聞かせながら準備しました。
・名前はしっかり書こう
・時間を意識してドリルを解いてみる
・国語のドリルをやらせてみる——記述解答の練習ゼロだったため
・計算は時間が余ったらもう一回。見直しの習慣
・「タツオができない問題は、他の子にとっても難しいよ」という声かけ
一つだけ、教えようとしてやめたことがあります。「難しい問題は飛ばせ」です。テスト戦術としては正しいのですが、この学年だと難しい問題は基本的に後ろに配置されているはずで、今はまだ捨てる技術より考え抜く経験の段階だと思い直しました。
そしてもう一つ、これは効きました。
「220点を超えたら、ゲームを買ってあげる」
ご褒美作戦には賛否あると思いますが、タツオは「テストを受けたい」と前向きになりました。220点という設定は、偏差値60がだいたいそのくらいの点数になるだろうという私の予想からの逆算です。
当日
全国統一小学生テストはワセアカの校舎でも受けられるので、前回と同じ会場へ。さすが全統小、チャレンジテストのときよりずっと多くの子どもたちがいました。それでも小1は少数派だったと思います。
テストを終えたタツオの感想は——
「頑張ったけど、220いくかは微妙。最後が難しかった」
……前回の感想は「間違えたところを消していたら、すぐ時間になっちゃった」でした。テストの中身を語れるようになっただけでも、進歩です。
結果
2教科偏差値:56.1(算数55.6/国語55.6)
合計点:215点
前回の23.1から、56.1。

220点には5点届かず。ゲームはまた次の機会に。
答案の振り返り:算数
正答率の高い問題はほとんど落としておらず、苦手がむしろ明確に出ました。
・立体図形の構成(円柱は丸2つと長方形1つ、のような展開図系)——ここが全滅。本人は問題の意味は分かっていて、自信を持って間違えた様子です
・最後のアルゴリズム的な問題——こちらは問題の理解自体が難しかったようです
時間は余ったとのこと(これも前回からの大きな変化です)。
図形は発達とともに追いつくと見ていますが、父である私も苦労した分野なので、先日のWAIS-IVで判明した凹(知覚推理)を引き継いでいるのかもしれません。
答案の振り返り:国語
国語も以前と比べれば実力は発揮できた答案でしたが、簡単な問題の取りこぼしがいくつかあり、シンプルに「書き取りが苦手」という面が見えました。
前回のチャレンジテストでひらがなの書きが全滅した、あの課題の続きです。読める・分かるに対して、書くことがまだ追いついていない。
その象徴が——鏡文字。「めくる」の「く」が反転して「め>る」になっていて、これで7点落としていました。この7点があれば220点は超えていたんですよね。本人には「もったいなかったよ」とだけ伝えました(笑)。
もっとも、鏡文字も書き取りも、成長とともに直ってくるものだと思います。そこまで心配はしていませんが、「読めるから書けるだろう」が通用しないのは前回学んだばかりなので、書く練習は日常に少し足していくつもりです。
おまけ:AIにも分析させてみた
WAIS-IVのときに味をしめたので、今回もAI(Claude)に帳票と経緯を読ませて、第三者として分析してもらいました。要点は2つ。
その1:「自信を持って間違えた」への処方箋。 図形問題を自信満々に間違えるのは、不注意でも理解不足でもなく、頭の中の立体イメージがまだ実物の経験と結びついていない状態。この段階の対策はドリルの反復ではなく、積み木・折り紙・工作などの実物操作だそうです。
その2:早生まれ補正。 小1の模試は、学齢期の中で生まれ月の影響が最も大きい時期。早生まれのタツオの偏差値56は、額面より上に読んでよい、とのこと。
考察:23→56は「学力が上がった」のではない
3ヶ月で33ポイント上昇——と書くと劇的ですが、これは学力の急伸ではありません。前回ゼロだった「テストのやり方」が入り、元々の位置がようやく計測されただけ、というのが正確な理解だと思います。低学年模試の読み方についての私の考えは、前回の記事に書いています。
▼低学年の模試は「参考にならない」のか
今の段階の模試は、あくまで立ち位置の確認と場慣れが目的。細かいテクニックを教える必要はまだないと考えています。これからも定期的に受けて、定点観測を続けます。
それで、タツオはというと
ゲームを逃してガッカリしていたタツオですが、しばらくして「次のテストはいつ?」と聞いてきました。
悔しかったのか、今度こそゲームが獲れると踏んだのか。何にせよやる気は出てきたようなので、次は2回目のワセアカチャレンジテストを受けてもらうことにしました。
偏差値23から始まった記録、続きます。
中受の先輩方、2032年組の皆さん、よろしくお願いします🐉
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