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ESAT-J 過去問の使い方①|令和7年度 本試験

ESAT-J の過去問は、東京都が無料で公開しています。問題も、解答例も、採点基準も、PDF で全部読めます。

ただ、この解答例には 少しやっかいなところがあります。

今回、サイトに過去問の解説ページを作るために、令和7年度の資料を最初から読み直しました。正直、最初は読みにくかったです。英語が間違っている解答例が並んでいて、見慣れない記号が書かれている。これを何の説明もなく渡されたら、中学生は戸惑うと思います。

読み方の前提を 4 つ知っていると、読む前の心の準備ができると思いますので、それを最初に紹介します。

令和7年度 本試験の公式資料 です。 こちらをお手元にご用意ください

 2 つ目の「各パートにおける解答例と採点のポイント」には、実際の受験者の解答をもとにしたレベル別の解答例に、採点者がどこを見たかのコメントが付いています。「どこまでできれば、どう評価されるか」これだけ具体的に載っている資料は、私が探した範囲では他に見つかりませんでした。

解答例の読み方 4つ

1. 解答例には、わざと誤りが残されています。

実際の受験者の解答をもとに作られていて、「誤りがあっても、できていることが評価される」ことを見せるための資料です。正しいお手本が並んでいるわけではありません。赤字は誤りや、正しい表現への直しです。

2. 「…」は、話が止まって間があいた印です。

うまく言えずに詰まった箇所も、そのまま書かれています。

3. [ ]は、採点者が聞き取りにくかった発音です。

4. A2.2 や A1.3 は、英語力のレベルの物差しです。

上から A2.2 → A2.1 → A1.3 → A1.2 → A1.1 → PreA1 の順。PDF には CEFR-J という物差しの名前で出てきます。成績表のグレード(A〜F)とは別の物差しなので、「上と下で何が違うか」を見るために使えば十分だと思います。

この 4 つ、PDF に説明がないわけではありません。記号の凡例は資料の冒頭にありますし、レベル記号も CEFR-J という名前は書かれています。ただ、どれも小さな注記で、初めて読む中学生がその意味を正確に理解するのは難しいと思いますので、先にこの 4 つの読み方があることを知っておくと、全体をスムーズに読めると思います。

令和7年度 本試験の中身

  • Part A(音読 2 問) 留学生を紹介する動画の原稿と、ボランティア部の地域活動を紹介する動画の原稿。準備 30 秒、録音 30 秒。

  • Part B(会話 5 問) ニュージーランド留学中に、友達と科学博物館のイベントのパンフレットを見ながら話す設定。答える問題 4 問と、自分から質問する問題 1 問。各 15 秒以内。

  • Part C(4 コマのナレーション) 音楽の授業前の出来事を説明する問題。準備 30 秒、解答 40 秒。

  • Part D(意見発表) テーマは「私たちの町についてもっと知るには、何がよい方法ですか」。画面に 3 つのヒント(歴史博物館・図書館・地元の人)が出ます。準備 60 秒、解答 40 秒。

Part D の解答例を並べて読む

読み方さえ分かれば、いちばん面白いのは Part D です。上のレベルから下のレベルまで、解答例を順に並べて読んでみました。

  • 最上位は、意見(I think ...)+ 理由(This is because ...)+ 例(For example, ...)+ 補足(so we can ...)まで積んでいる

  • その下は、意見 + 理由 + 例

  • さらに下は、意見 + 理由だけ

  • そこから下は、理由が分かりにくい → 理由がない → 問題文を読み上げただけ

つまり、意見だけで終わると下位の評価レベル、意見に理由を足すとひとつ上の評価、さらに例を足すとまたひとつ上。言えた部品が 1 つ増えるごとに、評価も 1 段ずつ上がっていました。

ということは、まず理由を 1 つ言えるようになるのが最初のステップです。そこを越えたら例、次に補足。順番がはっきりしているので、練習の目標を立てやすいと思います。

Part ごとの解説

Part A〜D それぞれの評価の分かれ目と、練習のコツは、パパの英語のサイトに全パート分をまとめました。公式 PDF を開きながら読む作りにしてあります。「スライドで見る」ボタンも付けました。

同じ令和7年度には、12月14日の追・再試験もあります。本試験を受けた人には関係のない回に見えますが、問題は同じ形式なので、練習にはそのまま使えます。次の記事で紹介します。


※本記事は、受験をむかえる中3の親としての体験と、自分で調べた情報をもとに執筆しました。情報の整理や校正の補助にAIを使用しています。

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