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気の番人

ガシャン、ゴション。

電車のような音を残して、母は皿を割った。
血塗れになる母の瞼。
眼の中からは、うにょうにょと星の触手が溢れ出てくる。

お母さん。
今日は一緒に宴で魚たちを、たいらげたね。
また
お母さんと深海で再会できて
嬉しい。

お父さんを一緒に無視しちゃったね。
まるで
鏡の中の私がお母さんで、現実のお母さんが私に生まれ変わったかのよう。
お父さんの魂が彷徨ってしまうね
それでも
お母さん
私は死にたい、死にたくなるほど
ゲロ塗れの世の中を腐るほど眼の中に押しやった。
お母さん
生きるって苦しいよ
お母さん
私は眼が一つしかない
宇宙を見渡す
真っ黒な瞳孔が
無限を
観ているんだ。

お母さん

もう死んでもいい?
疲れちゃった
お母さんが笑っている姿を
もっと
もっと
観たいから

宇宙の中で
融けて
永遠に
消え散りたい。

7・31

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