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実家の島バナナ

宮古島の実家に年中あるのが島バナナ。その「島バナナ」の定義にはいろいろあるようだが、沖縄では昔からあって馴染みのあるものを「島〇〇〇」といったりする。島ぞうりもそうだが、バナナも同じような感覚で呼ばれている。もともとはフィリピンから小笠原に伝わり、その後沖縄に移入された果実の短い「モンキーバナナ」を「島バナナ」と呼んでいる。

もちもち感があって皮が黒ずみやすいという特徴があるが、味に深みがあった一般的なバナナよりも美味しいと感じる人が多い。市場や商店などで売られているが、値札をみるとなかなかの値がつけられている高価なバナナでもある。「島バナナ」と親しみのある名前にかかわらずなかなか口にする機会のない貴重なバナナでもある。

その島バナナが島の実家に帰るといつもテーブルに置かれている。サトウキビ畑のそばにバナナの木がたくさんあり、いつも実がなっている。実家の島バナナはときどきJAスーパーに出すことはあってもほとんどが自家用。ときどき人に分けたりもしている。

ボクは基本的に手ぶらで帰省し手ぶらで帰るので島の実家でしか口にすることはない。一般的にはなかなか口にすることができない島バナナが普通にあるという環境はよく考えるととても贅沢な話だと今さらながらに思う。そしてそれは、島の実家でしか口にする機会のない、まさにボクにとっては「島のバナナ」なのである。

FUJIFILM X-S10
XF18-135mmF3.5-5.6R LM OIS WR


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