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命はただ「減る」わけじゃない。牧場で簿記を学んで気づいたこと

日常の中で、ふと立ち止まる問い

「ねえ、死んじゃったらどうなるの?」 保育士時代や子育ての中で、子どもからそんな無邪気な質問を投げかけられ、言葉に詰まった経験はありませんか。 「お空のお星さまになるんだよ」と、どこかで聞いたような綺麗事でその場をやり過ごし、あとから一人でモヤモヤしてしまう。 命の終わりについて、子どもにどう伝えればいいのか、親としても大人としても、本当に難しいですよね。


簿記と牧場、無機質な命のサイクル

簿記3級の勉強をしていて、ハッとさせられたことがあります。 簿記の世界は「増えた」「減った」という、感情を挟まないシンプルなルールで成り立っています。 そしてこれは、牧場という「構造」で生きる経済動物たちの現実と、残酷なまでに同じなのです。 一頭が亡くなれば(減ったら)、そこを掃除し、新しい個体を補充する(増える)。


数字では消せない、動物たちの確かな温もり

牧場というシステムの中では、命は単なる数字の増減として処理されてしまいます。 けれど、残された動物たちのロジックは違います。隣にいた仲間がいなくなると、牛たちはその姿を探すように鳴くことがあるのです。 物理的な空間は元通りになり、帳簿の数字は合っていても、彼らの心の中には、あたたかくて重たい「いのちの感触」が確かに残っている。 失われた命は決してゼロにはならないのだと、彼らの姿が教えてくれました。


割り切れない葛藤から生まれた絵本

毎日、この無機質なシステムの中で働きながら、私自身「これでいいのか」と割り切れない自己嫌悪を抱えることがあります。 だからこそ、この淡々とした現実の厳しさと、決して消えない命の温もりを絵本にしようと思いました。 答えの出ない問いに対して、子どもたち自身が「じんわりとした光」を見つけられるように。 そして何より、命と向き合う自分自身の不完全な心を、優しく肯定したかったのかもしれません。


あなたの「困った質問」教えてください

さて、命について偉そうに語ってしまいましたが、肝心の簿記の勉強していた時は、テキストを開くたびに5分で寝落ちしてしまうという体たらくです。 数字を見るとすぐにまぶたが重くなるのは、どういう構造なんでしょうか…。 ところで、皆さんが最近、子ども(または周りの人)に聞かれて一番困った質問は何ですか? 「どうして空は青いの?」といった素朴な疑問や、「なんでピーマン食べなきゃいけないの?」といった日常の不満など、コメント欄でぜひ教えてくださいね!


絵本扉絵 ラフ

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ぱぐぱぱん 絵本作家×牧場飼育員×保育士 記事をご覧いただき、本当にありがとうございます。noteの「サポート機能」でいただいたご支援は、今後の執筆活動の励みとして、大切に活用させていただきます。もちろん、スキやフォロー、読んでいただけるだけでもとても嬉しいです!これからも良い記事をお届けできるよう頑張ります。

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