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Thank you KING OF THE DARKNESS〜EVIL、新日本プロレスの両者に感謝を〜

はい
はじめまして
突発的なやつです。

普段見ていただいている方はいつもありがとうございます。

タイトルの通りです。

EVILの新日本プロレス退団

ひとりで抱えるには重たいものが多すぎるので文字にして、言葉にして少しでも気持ちを整理したいなと思います。

EVILが退団する事については、彼と関係のある某選手の事もあって、噂されている通りの年齢ならば最後のアメリカ挑戦であると思うためそのチャレンジを応援したいし、彼の顔芸やリアクション、そして受けの良さとスタミナは世界的にも評価されて然るべきものと思っているので成功すると信じています。

じゃあ今回は何について話すのか?
新日本プロレスの対応です。

結論から言いましょう。
新日本プロレスは最善を尽くし、既存選手とEVILの評価を双方上げていったと高評価しています。

その判断を理由をつけて書いていく
それが今回のメイントピックです。


HOUSE OF TORTURE結成までのEVIL

新日本プロレスから見たEVIL、彼が内藤哲也率いるロスインゴベルナブレスデハポン(以下LIJ)にいた頃から非常に高い評価をされてきた選手であると思います。

かつては内藤哲也を下したクリスジェリコに対して挑戦したり、

超人オカダカズチカを葬り去るとEVILが新日本プロレスに突如現れた2010年代後半から試合のクオリティの高さを評価され続けました。

そんな彼の転機は2020年のコロナ禍
石井智宏や小島聡といった当時の彼に近いゴツゴツのファイトスタイルをしていた選手達に負け、内藤、SANADA、鷹木、ヒロムに次ぐLIJ 5番手の男と対戦相手から厳しい言葉を突き付けられる事が増えてきました。
その年に開催されたNEW JAPAN CUPにてイス、金的と手段を選ばぬ攻撃で優勝を奪い、試合後にはバレットクラブに電撃加入

翌日の王座戦でもダーティファイト連発で王座を強奪し、「覇者で王者の三冠王」というフレーズを披露
期待をされ続けてきたEVILがヒールターンをした事で新日本プロレスのトップヒールとなるはずでしたが、その後の内藤との抗争はコロナ禍で歓声もブーイングも出来ない中で同じような攻防を何度も繰り返すことで「観客はEVILのせいで減った」と言われるようになります。
ハイクオリティな試合内容で海外評価が高かったEVILの海外評価が一気に下がったこの時期、EVILはブレずに介入乱入卑劣な攻撃を繰り返します。

更にはEVILに対してはゾッとするほどの"クソリプ"、罵詈雑言や誹謗中傷が浴びせられたのです。

そしてEVILはこの年のメットライフドーム(現ベルーナドーム)大会にて自身のユニット、HOUSE OF TORTUREをバレットクラブ内ユニットとして結成

HOUSE OF TORTURE結成後も誹謗中傷にも近い"クソリプ"が止まることはありません。

そんな彼に転機が訪れたのはこの頃でしょうか。
2023年夏、時のIWGP世界ヘビー級王者であるSANADAとJUST 5 GUYS
そんなSANADAの王者っぷりに納得のいっていないファン達が無風のストーリーで淡々と防衛をするSANADAに対する不満のはけ口としてEVILを担ぎ始めます。

そしてトドメとなったのはこのグッズ発売

両国での戴冠の後、自発的にストーリーを動かしてこなかったSANADAに対して挑戦者の立場でありながらもあの手この手で動き回るEVILに対して少しずつファンの目線が変わりました。
試合は乱入介入ばかりでムカつくけど面白いヤツ
そんな印象を少しずつ持たれ始めたEVIL、そんなイケイケムードを更に加速させる出来事が起こります。

金丸義信、衝撃のHOUSE OF TORTURE加入
金丸がJUST 5 GUYSに対して強く糾弾すると、SANADA及びJ5Gの半ば馴れ合いのような空気に不満を持っていたファンは爆発

試合でもEVILの見せる表情管理が大きく話題を呼び、EVILって実は面白いんじゃね……?

と王者SANADAへの逆風がEVILへの再評価のきっかけとなったのです。

愛されキャラEVIL爆誕

時は経ち、EVILに対しての賛否両論が渦巻く中でEVILは動きます。

東京ドームにてNEVER無差別級王座を戴冠し、新日本プロレスからの別れを告白したタマトンガ
そんなタマの髪の毛を断髪式として奪い去り、

社長権限としてクビを宣告、EVIL自身をNEVER無差別級王者として表示するよう会社スタッフを脅したのでした。

社長に就任した棚橋弘至に対して、闇社長と一部ファンから愛されて呼ばれたEVIL
タマトンガから王座を強奪したEVIL

強奪したベルトに前王者の邪気がついていると清めの儀式も行います。

真っ黒に染め上げたNEVER無差別級王座のベルトを誇示したEVILに対して挑戦するは本隊を担う次代のエース候補、海野翔太

冬の札幌で行なわれた両者の一戦は思わぬ事態を生みます。

北の大地札幌にてプリキュアの如く子供たちからの歓声を集めるEVILの姿が
私自身、WWEの頃から愛していたドルフジグラーことニックネメスの来日とあって気合を入れてかなり良い席で見ていたのですが、複数の男女問わず子供たちが「EVIL!EVIL!」「EVILがんばれ〜!」と劇場版アンパンマンや劇場版プリキュアくらいに応援され、場内に時々笑いが包まれるほどでした。
子供たちの全力応援につられて次第にファンもEVILに歓声を送り、結果的に海野翔太よりも応援されるEVILという構図が出来上がったのです。

そしてその年のドミニオンでは内藤哲也を倒し、史上初のWWE、AEW、IWGPのチャンピオンとなったジョンモクスリーを襲撃し社長として至宝奪還に挑みます。

NEVERで大ウケした黒塗りベルトをIWGPでも再現

AEWの放送スケジュール上、中々来日が出来ないモクスリーに対しても海野翔太を身代わりとして抗争を1人で盛り上げます。

そして次なる標的は新日本プロレスオフィス
棚橋社長を筆頭に新日本プロレスがHOUSE OF TORTUREの介入にNOを突きつける中で木谷オーナーがまたしても失言

そんなオーナーに対して黒スプレー攻撃を敢行
プロレスファンの在り方を決めつけるようなオーナーの失言に不満が溜まっていた会場からは歓声と拍手が飛び交うのでした。

そして試合でも乱入介入ナンデモありな戦いで真っ向から散るEVIL
彼のストーリー構成力が大きく評価される抗争となったのです。
(介入を繰り返す試合内容に海外評価は依然として低評価)

イビはわるものチャンピオン

そんなEVIL、彼にとっても今回の決断を下すにあたっての足音が聞こえ始めた
その時がきました。

引退を表明した棚橋弘至を急襲

棚橋弘至引退ロードの開幕を告げる試合の対戦相手となったのです。

今思うと、なぜこのタイミングでvsEVILだったのか
それはこのタイミングじゃないとEVILが新日本プロレスからいなくなってしまうかもしれない
そう、新日本プロレスと棚橋"社長"の思惑があったのかもしれません。
なぜそう感じるか?
それはこの試合で敗戦した彼の動きが物語っています。

敗北後に「もう出ない」と宣言
かつてジェイホワイトが同じように退団を仄めかした事もあってそれと同じ構って芸かと思われましたが、本当に出てこないのです。

更にはEVILはアメリカにいた姿かたちが似た選手の顔写真を投稿され、

過去に世話になっていたとされる坂井澄江引退試合のメンバーにラインナップされます。

そんな恩人の試合には参加するも、試合後改めて新日本プロレスとの決別を宣言

思うにこの頃からEVILと新日本プロレスの契約延長交渉は上手く進んでいなかったように思います。
しかし新日本プロレスの粘り強い交渉により、彼は再び日本に現れます。

新世代の旗手、辻陽太の壁役になりながらも関係性が疑問視されてきた同じバレットクラブのWAR DOGSとの完全決着という終幕の第一歩が幕を開けたのです。

両国では辻陽太に敗れ、どんたくではバレットクラブの座を奪われながらもデビッドフィンレーのシレイリを粉砕しつつWAR DOGSのベビーターンをアシスト、更には成田蓮のハードコアレスラーとしての評価を存分に高める名抗争を展開
そしてドミニオンではWAR DOGSのBOSS DAWGであるフィンレーを相手に血みどろの戦いを繰り広げながらチェーズオーエンズ、バッドラックファレ改めドンファレ、そして長期欠場明けのDOUKIと戦力増強に成功

自身が去っても土台が揺るがないよう、成田、SHO、DOUKIといった新星を押し上げながら彼らをファレ、裕二郎、オーエンズ、金丸と経験のある選手達でサポートする体制を整えてきたのです。

そしてこの年のG1クライマックス
試合内容は評価されるもAEW中心のスケジュールに批判が集まりがちだった外敵、三団体所属KONOSUKE TAKESHITAと戦い、大量のイーーー!!!チャントを集めながらも惜敗

TAKESHITAを取り巻く環境を更に混沌とし、新時代の混乱を加速させます。
また、そんな彼に残された最後の大仕事
新日本プロレス期待の超大型新人、ウルフアロンです。

東京ドームでのデビュー戦が発表されていたウルフアロン
オリンピック金メダリストとしての肩書き、バラエティでの適正の高さと非常に注目を集めた彼に狙いを定めます。

1vs1の柔道の世界で戦ってきた彼に多人数で襲いかかるというプロレスならではの作戦を見せるHOUSE OF TORTURE
更に彼らにはEVIL、成田、裕二郎、金丸、東郷といったド派手に受ける選手から初見でも怖さが伝わるドンファレがいました。

そんなウルフアロンに向けてEVILは自身のNEVER無差別級のベルトをプロレス界の金メダルと自称してデビュー戦を王座戦、負けたら丸刈りを宣告します。

そして結果は知っての通り
ウルフアロンが坊主頭に黒パンツのヤングライオンスタイルで登場し、ファンの度肝を抜く最高のデビュー戦
各種報道番組でも大々的に取り上げられ、棚橋弘至引退後のニュースターを迎え撃つ悪の大魔王として一躍注目を浴びたのでした。
文字通り家族総出で新星のデビュー戦を最高のものに仕立てあげたのでした。

最後の思い出

定型文ばかり喋るLIJ時代、ブーイングと誹謗中傷ばかり浴びてきたバレットクラブ、HOUSE OF TORTUREのEVIL
そんな彼にとって私たちプロレスファンと作る最後の思い出
それがきっと

粛清の夜の開催だったのでしょう。
シュンスカイウォーカーも武知海青も上谷沙弥も全部自分たちのためのお膳立て

バレットクラブ加入から東郷と共に三人四脚で支え続けてきた高橋裕二郎への感謝と愛と「これからも若い衆を頼む」と告げんばかしの初シングル

約5年間、憎まれ役を続けて自他ともに評価を高め続けてきたEVILへの最高のギフトだったのかもしれません。

新日本プロレスから見たEVIL

EVILの退団に伴い、彼に代わる存在がいるかというとまずいないでしょう
彼のストーリーを作る因縁のつけ方や試合内容、マイクの面白さや撮れ高抜群のリアクションなど部分的に代わりを担える選手はいますが、1人でそれをこなせる選手は世界中見てもまあMJFくらいでしょうか。
そしてEVILの最も替えがきかない部分
それは彼の稼働率の高さです。
彼は試合がほとんどのシリーズで組まれ、目立った欠場も一部のBOSJやジュニアタッグリーグ(介入皆勤賞などあったため)、そして先述した契約延長交渉期間中のNEW BEGINNINGシリーズくらいです。
そのくらい彼は目立った怪我もないのが非常に替えがきかない存在であったことを示しています。
ただ、新日本プロレスも彼の退団について準備が出来ていない訳ではないでしょう
前年のG1で試合内容の評価を高めた成田蓮、田舎モンマイクで観客から認知を集めたSHOとEVILが担ってきた役割を分担できる層はあります。

HOUSE OF TORTUREはなぜEVIL追放という道を選ばなかったのか?

ヒールユニットといえば当時のエース格(AJスタイルズ)やリーダー格(ジェイホワイト)を追放する事で他団体へ送り出すケースが多いです。
ヒールユニットの最大手、HOUSE OF TORTUREがなぜそれをしなかったか?
それはこれまで見せてきた彼らの絆によるものでしょう。
HOUSE OF TORTUREは時に過保護と呼べるほどメンバーの試合に介入をしまくります。
家族と称されるほど絆があるメンバーで、二重スパイ作戦をとろうとしたGoA以外にオフィシャルでの追放者は出ていません。
そんな彼らがひとたび誰かを追放した時、仲間達はその人に背中を預ける事が出来るでしょうか?
「次は自分の番かもしれない」
そう、不安が出てくると連携もうまくいきません
家族の絆を大事にしてきたEVIL達HOUSE OF TORTUREだからこそ、EVILの追放は行わなかった
そして稀代の天才大悪党EVILにとっても自身が湿っぽい雰囲気で退団し、別れを惜しまれる事を良しとしなかったでしょう
いつまでも新日本プロレスファン達に覚えられる巨悪として彼はこの日本を去った
そう私は考えています。

まとめ

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
気になるのは彼の行き先でしょうか。
AEWはトニーカーンのHOUSE OF TORTURE及びEVILへの評価が低いこともあり、十中八九ないでしょう
そしてそうなるとWWE
彼は噂される人物であるならば英語でのコミュニケーションも可能で、彼のタフさと顔芸は世界どこでも通用するものだと思うので大悪党のまま参戦することに意味があるから今回の退団なのかもしれません。
2月になったらEVILがどこに現れるか要注目です。

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